2009年10月13日火曜日

Jシリーズ最終戦

先週末はMTBジャパンシリーズ最終戦のサポートで、石川県白山瀬女高原に行ってました。

2000年から始まった、ここでの大会にはずっと選手として訪れ、そして走り、
数々の思い出もあります。

今回はチームサポートということで、女子エリートRie選手のアシストの傍ら、
多くの頑張る人たちと接する機会があり、現役時代と変わらずにレース会場は
とても有意義かつ濃厚な時間を過ごせます。

濃厚と言えば、金曜日早朝に訪れた、金沢の市場、
そこでの朝食は、水産会社の販売店舗の軒下で食べた海鮮丼!


取れ立て、新鮮なネタをその場でさばいて盛りつけてくれて、
これが何の飾りっけもないながらも、超ウマい!!

そして、レースの方も、海鮮丼に負けないくらい、各クラス濃厚に盛り上がっていました!

はじめてのJシリーズにレース参戦する人、
クラス優勝にかけて準備をしてきた人、今季最高順位を目指す人、
レースを楽しむためにDH選手がXCに挑んだりと、前向きな盛り上がりの陰には、
これがラストレースとなり静かな闘志を燃やす人々も。。。

そして、エリートは女子はぶっちぎり優勝ながらアジア選手権に向けて、
来年のアジア大会でのメダル、そして世界クラスへの走りのパフォーマンスへ
近づくためにペダリングを弛めないRie選手には、観る人から感嘆の声が聞かれました。

男子エリートは現役時代に競り合った辻浦選手が主役でレースをリード、チームメイトの
山本幸平選手が追いかけ、抜きつ抜かれつの迫真の展開でしたが、スローパンクにより
辻浦が後退してしまい、幸平の独走優勝となりました。

レースを観ていると、辻浦のスマートなバイクテクニック、とくにギャップをこなしてく
高速下りでは、そこに何もないかのように、静かに通過していく様は心を奪われます。

対して、登りもグリグリグリ、ゴーッと音を立てて通過していく幸平の追い込み、パワーは
対局的ながら、やはり引きつけられます。

見た目のスタイルではない、走りのスタイルを持ち得る選手こそ一流であり、彼らはそうであり、
そうでない選手は見習うべきところが多くあると思います。

本質的な部分をどれだけ磨けるか、それが試されるのが、レースなのだと感じた、
石川遠征でした。