2010年5月31日月曜日

SDA王滝を走ってみて

昨日のSDA王滝を走ってみて、今日思うこと。

背中の疲労、とくに上背部、肩甲骨周りの疲労が大きいです。

ロードライドと違い、下りはもとより上りも路面状況に合わせて、
ボディアクション、バイクコントロールをしながら走ることになりますので、
その負担、あるいは衝撃吸収のための負担が出ています。

ペダリングもただ適当に漕いでいるだけでは進んでくれませんので、
集中力もかなり使いますので、頭脳にもかなりの疲労感が残ります。

ロードよりもMTBの方がアバウトな感じがしますが、
実際はMTBの方が繊細で高度な操作を求められます。

ヨーロッパのロード選手は、冬の間の練習にシクロクロスを取り入れて、バイクスキルを向上させていますし、モータースポーツの世界では2輪でも4輪でも、オンロードの早い選手はダート出身だったりします。

自分的には、
オンロードが荒れたらオフロード、
究極にスムーズなオフロードがオンロード、
と、いうことで、状況は違うながらも全くの別物とは思っていません。
むしろ同一のものとして、特に基本は全く一緒で、ロードが基本ならば、
発展がオフロードと言えますが、オンロードだけだと誰でも走るだけならば出来ますので、
その基本が出来ているのかor出来ていないのかすら分からないのです。
しかし、オフロードに入ると、基本ができていないことが一瞬で露呈してしまいます。

ぜひ、高度なMTBライドにも、ロードバイクの向上のためにも、是非MTBにもトライしてほしいですね。

今回のMTB100kmは、ロード300km相当の疲労感ですから、3倍のエフォートって感じです。


さて、昨日は終わってみれば4着でした。


スタートは最後尾から、のんびり走り始めまして、より多くの方と走る時間を共有出来れば、と思いました。
しかし、今回はゆっくり走るではありません、自分なりに一生懸命はしりました。

多くの皆さんが頑張って走る中で、ゆっくりしていては失礼に当たると思ったから、
みなが一生懸命に走っているから、自分も!

と、言う事で、最後尾から多くの人と抜きつ、抜かれつ、はたまた声をかけないながら、
頑張ってみました。

秋の王滝のルートは反時計回りで、春の今回は時計回りに回ってきます。
このルートは上りは厳しく、下りは緩やかで、常に漕いでいかないといけないようになっていて、
さらに、先週までに結構雨が振り続いて、路面が濁流で荒れていました。

当日は最高の天気だったのですが、これがきいてかなりタフな、走りごたえ十分でした。

ですから、一生懸命にタフなコースを走破したフィニッシュでは、とても嬉しかったですね!




こんな感じで、晴天だったのに泥だらけです。
アイウエアにも泥が飛んで付着しています。

ハイドレーションに入れた3リットル弱の水分もほとんど飲みました。
パワージェルもフラスコに入れた8個分も飲みきりました。
さらに、VESPAもハイパーも飲んで、一口羊羹も一つ摂りました。

装備は、スペアチューブx2+パッチ、
Co2ボンベx2+携帯ポンプ、
スペアのリアエンドに、携帯ツール、チェーンのコマに、ガムテープも持っていました。

途中で、スローパンクになりましたが、慌てず騒がず、チューブ交換で対応しました。



今日バイクを洗車&チェックをしていたら、あちこちにその厳しさの足跡が残っていました。
タイヤのサイドにも傷が入っていて、ガレた岩でこすったりしていたのでしょうね。

SPECIALIZEDの’Control’というケーシング(タイヤ下地)の強いタイヤを履いていたので、
サイドカットにも強く、無事完走出来てよかったです。


これがスローパンクの痕ですかね。
トレッドパターンもすごく摩耗しています。


POLAR RS800CXでの走行ログです。
バイクにセンサーを付けなくても、速度が出るGPSセンサーは便利ですね。
路面振動で、スピードセンサーがずれてしまうとも当然ありません。

最初のクライミングパートは、追い越しをしていく時にラインを外して、
抜けるときに一気にいきますので、少しオーバーペース気味でしたね、
そのため半分を過ぎた頃からペースダウンしてしまっています。
まあ、トレーニングをしていないという要因もありますが。

しかし、下りはかなり楽しく走れたので、ご機嫌でしたよ。
下るために登る、といった感じでペースを楽しく刻みました。

スタンプジャンパーFSRのライドフィールのなせる技ですよ、
楽しく、速く、は!



MTBのタフな状況を楽しめるという要素は、アスファルトの上では、
コンクリートジャングルでの日常では到底味わうことの出来ない
映画のような非日常の世界です。

秋のSDA王滝も一生懸命に走ろうかな、そのためのトレーニングを開始しようかな、
という思いがフツフツと湧いてきました~