2011年12月21日水曜日

トライアスリートのTTバイクフィッティング

最近はめっきりトライアスロンに向けた生活を送っています。

それに伴い、仕事にもその流れが繋がってきています。

今日の BG FITには SHIV TTのお客様がいらっしゃいました。

トライアスロンのショートに参戦していて、来年はロングにチャレンジ!と、今の自分と似たスタンスの方でした。

SHIV TTはタイムトライアルに向けて作られているので、深く遠いDHバーポジションが特徴的ですが、ロングのトライアスロン、アイアンマンで5時間、6時間をランへのダメージなく走り切るには、純TTポジションでは体への負担が高すぎます。

自分では1時間、3~400Wのペダリングパワーをかけて乗るTTと、5~6時間200~250Wで乗るアイアンマン、パワーが変わればポジションが変わりますし、変えるべきです。

また、補給をしないでゴール直後にオールアウトする追い込みをするTTと、そのあとにフルマラソンへと駆け出さなければならないアイアンマンではまして大違いです。

従来のTTバイクではそのミスマッチから、多くのトップ選手たちでさえ、ベストなフィッティングではないTTバイクをそのもてる筋力、持久力、スキル、強烈な体幹でのフォームで乗りこなしていた、と考えたほうがいいのではないかと。

そうでない一般のアスリートであれば、自分の体に無理のないフィッティングを実現したほうが結果的に速く走れます。

幸いに、今回のお客様はパッドを高く、そして特注ステーで手前にセットできたので、股関節の柔軟性、首の可動域に対して無理の負担のない、フィッティングが実現できました。

そして、面白い事に、頭の位置はDHバーを高くセットしたにも関わらず、同じ高さ保ったままで前面投影面積、エアロ効果は変わらず、ペダリングをしやすくなるという改善効果もあり、確実に速く走れることでしょう。





今、コンセプトストアに展示、そしてエアロポジションを固定ローラー台で体感できる S-Works SHIV Di2 が皆様をお待ちしています!






Shiv TTの全てが省かれた潔さ、スパルタンさとは裏腹に、至れり尽くせりの快適性を獲得していて、長時間の一人旅をベストライディングへと導いてくれることでしょう。

UCIルール無視のエアロ形状、補給の取りやすい内蔵ウォーターバッグは大きなトピックですが、このDHバー周りが、アスリートにとって最高の走りを提供する重要な部分と言えます。

DHバーの長さ、ハッドの幅、高さ、前後という位置をとても大きな範囲に、簡単に調整できますので、誰にとっても体に合わせた乗りやすいフィティングを実現できます。

まさに BG FITを提供するSPECIALIZEDの真骨頂ともいうべき、フィッティングさえもトータルインテグレーションされたバイクなのです。



トライアスリートの皆さんも、どんどんこのSHIVを御覧いただき、そしてBG FITを体験してください!


PS
DHバー周りはフィッティングしやすい構成のものがオススメですよ~