2015年9月25日金曜日

シルバーウィークはバイク三昧、3DAYSRAIDE!!


好天に恵まれたシルバーウィークは、MTBのビッグイベント”SDA王滝”と、スペシャライズド企画のチャレンジロングライド”ETA 3DAYSRIDE”を走ってました!

”ETA 3DAYSRIDE”は、スペシャライズド・コンセプトストアであるラビットストリート江坂店から厚木のスペシャライズド・ラウンジまでを結ぶ600kmを3日間で走り切るチャレンジライドです。

今回、自分は初日をSDA王滝をMTBで120km走り、その後二日間をETAに合流するという複合”3DAYSRIDE”となりました。

本気で走るとかなりハードな3日間になること間違い無しで、2週間後に控えるコナ、アイアンマン・ハワイに疲れを残しかねません。
そこで、3DAYRIDEは疲労を溜めないように、いかに軽い強度でスピードを出して、疲れないようにフィニッシュするかという効率を高めた走り方で乗り切ることにしました。
この体力/スピードの効率は、アイアンマンのバイクパートでも重要ですから、良い練習ともなります。


DAY1 SDA王滝120km



初日はSDA王滝120km、走行データはこちらを参照してもらうとして、ざっとレースレポートをば。





好天に恵まれた秋の王滝は、気持よく走れましたが、6時スタートで早く、放射冷却もあり、気温の高まりは遅く、肌寒い中での走行となりました。

上りペースをおさえていたのもあるでしょう、普段よりも寒い感じで、アームカバーをしていて調度良いくらい。

下りはここ最近の雨で、水の流れもあり全体的にウエット基調です。
序盤の20km前後の下りで、今回唯一のトラブル、前輪スリップで落車してしまいました。。。
MTBでの落車は数年ぶりというか、かなり久しぶりでしたが、幸いに擦り傷多数ではあるものの傷は浅く、走行に支障はそうはなかったです。治りも良く、すでにスイムも再開出来ています。

©うさみたかみつ

それ以外には大きなトピックもなく、淡々と距離を重ねていきました。
いかに心拍数が上がらにように、上りをこなせるかを主体にしていましたが、下りでの路面のガレ具合からくる体の疲労はそれなりにはありました。

やはりフルサスバイクの優位性が高く、HTであえて負担を追うのはマニック過ぎますねぇ。


自分が今回乗ったのは、生粋のXCOレースバイク、S-WORKS EPIC WC 2016モデルです!
レスポンスの速さ、走りの軽さはまさにHTのそれで、クイックでスピーディな走りはHTと同様ですが、大きなギャップ、荒れた路面でのグリップ確保、振動疲労の低減は、フルサスならではの大きなメリットを得られます。
HTとフルサスのいいとこ取りであり、さらにハンドリングも切れがあり、バイクコントロール自体も楽しめるのもEPICの美点です。
ギア比もフロントが30Tになったこともあり、120kmラストの最長登坂でもギア比には余裕がありました。
ダブルボトルに、チューブ&ボンベとツールはバイクと一体化したストレージで持参できるので、王滝ならではの更に予備を持つチューブはサドルバッグにて対応しています。


補給は、ダブルボトルにトップスピードのミネラルタブを溶かした水を。
カロリーは、パワージェルを8本分とフラスコに入れて携行、トップスピードはスタート前と後半にしゃっきりするために投入しました。


こんな絶景の中を、この時にしか走れない大自然の中を満喫できるのは王滝の魅力ならではですね!
ダートをこれでもか!というスケールで走れるのも王滝ならでは。
毎年通い続けても、毎回に違った魅力を発見できるのいいですね!

©うさみたかみつ

自分自身がどう挑むか?そのテーマを、取り組みを変えるだけでも、毎回楽しめてもいます。
速さ、タイムが全てでなないのもSDA王滝が毎回多くのライダーを惹きつけるポイントですね!



DAY2 愛知県小牧市~長野県茅野市 210kmライド


速さ、タイムが重要ではないのは、こちらのチャレンジライド”ETA 3DAYSRIDE”でも同様です!
王滝から、車で小牧市に移動して、翌朝、本隊と合流してロードに乗り換えて進みます。


距離が長いので、朝のスタートはこちらも早く、薄暗い中で準備していきます。


自分は、最新鋭のS-WROKS VENGE ViASで走りました!
バリバリのレーサーですが、サドル後部のSWATマウントなどを使えば、ダブルボトルに加えて、トリプルボトルも空気抵抗に悪影響をあたえないで、設置可能です。
タイヤとホイールで衝撃をいなしてくれるので、毎日長距離乗っても、多少硬さは感じますが、振動疲労は全く気になりませんでした。


長丁場なので、距離や時間、ペース配分をPOLAR V650でチェックしながら進みました。
地図表示も可能なので、知らない土地での現在位置確認、距離感を知るにも大変役に立ちました。


このようにエアロマウント装備なので、一体化したレイアウトも見やすく最高に良い感じです!


この日は、明るいうちに210kmフィニッシュ、ブリックランもおまけにつけれて、楽々な走りが出来ました。


DAY3 長野県茅野市~神奈川県厚木市 190kmライド


いよいよ3日目、抑えて走っていても、それなりに疲れが溜まってきてはいます。
特に連日上りが多いので、大殿筋を中心にお尻が筋肉痛です。


スタートから序盤は足が重いこともあり、軽いギアでのスピン中心でリカバリーライド的に進みます。
途中の写真スポットで立ち寄り、楽しめるのも気持ちの楽なライドならではですね~♪


最終日のメインはこの旧道の峠を越えること!!
疲れた体でも、姿勢の保ち方、ペダリングの股関節からの脚の動き、そして力の伝達を体全体で調和させると、するすると坂を上ることが出来ます。
決して、体力があるから、でなく、体力/スピード効率が高いから、こういった連日の長距離ライドを余裕をもってこなすことが可能となります。

機材的には、体力/スピード効率をViASは確実に高めてくれますね。
レーサーでなくても、ある程度路面振動を逃がす乗り方が出来るサイクリストならばこのViASは快速ツアラーとして、非常に強力な相棒となってくれるでしょうね!


タイムが問題ない、といっても、バイクの持つ性能を愉しむのも、チャレンジライドの愉しみの一つです!
坂やスピードが乗せるところでは、しっかりとペダルパワーを高めて、その瞬間を満喫しました~♪

さらに、時間は関係ないとはいえ、日没、太陽と追い駆けっこ、競争はしました。


そして日没に勝った!!
3日間のグランドフィニッシュシーンです。

やりきった充実感、ほんと仕事も、立場も超えて、一緒にチャレンジライドを走るだけで生まれる一体感は他に得難いものがありますね~~


この模様は雑誌「サイクルスポーツ」にも詳細レポートが掲載されます!!
こちらの次号もお楽しみに~♪