大盛り上がりだった野辺山シクロクロスを大満喫してきました!
シクロクロスバイク、クラックスは事前に洗車、注油、増し締めをして、準備万端。
会場となるのは、滝沢牧場。観光農場としても立派なところで、現役時代はシーナックキャビンでの合宿中には、トレーニング後にソフトクリームを食べに来ていました。
土曜日の朝はまだ準備中ですが、ここでシクロクロスのレースが出来るなんて素敵です。
そこにスペシャライズドがドーンとブース展開。
ロードレースも、MTBも、トライアスロンも、そしてシクロクロスも、すべてのサイクリストのためのブランドであることを目指すスペシャライズドとしては、この素晴らしきイベントを協賛せずにはいられません。
このスペシャルボトルがそれです!
素晴らしきデザインを見事に具現化しています。
当然の如く大人気となりまして、エントラントのみが入手できたレアアイテムとなりました。
アメリカでも近年人気急騰中のシクロクロス、そのUSチャンピオン タッド・ウェル選手もクラックを愛用しています。
この野辺山シクロクロスはそのUSのショーナイズされたシクロクロスムードを上手く演出していて、クラックスがとても馴染んでいます。
前日の試走も楽しくこなしました。
コースがジェットコースターのように、コーナー、コーナー、またコーナーでとても楽しい!
立体交差がまさにUSテイストです。
シケインももちろんありますが、難行な担ぎは無し。
コースは何度も選手が通過するところを繰り返し見られる巧みなレイアウトにもなっていて、走って楽しい、見て楽しい、ととても良い感じ。
タイヤはこのシクロクロスニュータイヤ、トレーサーが最高にマッチしていました。
コーナリング性能、硬い路面、軟弱な路面、どこでもいけます!
クラックス純正タイヤとしては、WOでしかもワイヤービードなので、決して軽量ではありませんが、
それでも走行性能は高く、これがケブラービードなら、あるいはチューブラーならば、物凄い構成のであろうことは必定です。
チューブラーならば、2.0気圧前後で使うシクロクロスタイヤですが、WOだとリム打ちパンクのリクスが高まりますので、3.0気圧前後での使用になるでしょう。
今回のコースでは、カフェエリアにはいる階段だけが危険箇所でしたので、前輪の抜重をしっかりおこなえばパンクはしないので、試走では空気圧を3.5気圧から2.8気圧まで試して見ましたが、自分の体重68kgでは、コーナーでのヨレとペダリングの時の僅かな遅れを感じるので、結局、レースでは3.3気圧まで高めて使いました。
そして、いよいよレースデイ!
前日ののんびりムードとは打って変わった、人、人、人!お祭りムードが高まります。
各クラスごとにドンドンスタートが切られていきます。
オープニングレースの優勝を飾ったのはクラックスライダーでした!
見ていてもキレのある走りは、巧みな乗りこなしで、さらにパワフルなペダリングは後続を全く寄せ付けませんでじたね。
そして、スペシャライズドジャパンスタッフのDJも、3位入賞!ポディウムゲット!!
彼は若かりし頃、USでロード選手をやっていて、シクロクロスも冬に行なっていたので、古きその時の感覚が蘇ったのでしょう。
そして、自分は40歳以上のマスタークラスにエントリー!
こちらは、1990年代のレース仲間とともに、クラス内仲間レースを展開。
特に大盛り上がりの関西クロスで今もバリバリ走っているビンちゃんは強敵です。
ちなみに、レース画像はプロカメラマンのkeitujiさんや、rienagaさんから拝借しています。
ありがとうございます!
いよいよスタート!
自分は2000年から12年ぶりとなるので、様子見をしようとビンチャンをマーク。
しかし、「え、ココで?!」と思うような場所で、1分前スタートのC3にすぐに追いついてしまい、アッという間に混走状態に。。。
右に左に交わしていきますが、遠慮も混じり、渋滞と落車に巻き込まれます。そこからは、誰が誰やらな感じで、コースというコースでラインを外して難しい走りを強いられます。
微妙に、トップとビンちゃんから離されます。
しかし、2周目後半になるとバラけてマイペースで走れるようになってきました。
十数年ぶりのクロスとはいえ、オフロードライディングは慣れていますので、コーナリングセクションでスピードを上げビンちゃんを追います。
そして、芝地と舗装路でさらに加速してビンちゃんをとらえます!
が、ここであやうくリバース的に、こみ上げるものが少々。。。
1300mの高地で、ここ最近にはない追い込みをいきなりしたので、
そして昨晩大量摂取した日本酒のせいもあり(旧知の方たちとの楽しい語らいが01時まで続いていたもので、つい)、ここでクラクラしてそれ以上のペースアップは無理に。
ここで1位は諦め、ビンちゃんとの抜きつ抜かれつの接戦を楽しみます。
シクロクロスといえば、シケイン越えです。
ダブルだったので、バイクを持ち上げたまま通過します。
クラックスはディスクであり、軽量レーサーよりは重いですが、前後の重量バランスがよく、中心点を掴めばひょいと軽く綺麗に持ち上げることが出来ます。
そして、チェーンが外れないようにバイクを優しく地面において、ダメージがないようにフワッとサドルに飛び乗ります。
ポラールでログした走行データです。
僅か30分ですが、赤い線の心拍は、LTをはるかに越え、180bpmまで達します。
クロスではスピードメータはドロなどのリスクもあり付けませんが、このように軽量なGPSセンサをポケットに入れておけばスピードと位置情報を残すことができます。
追い込み、テクニックを、集中力を最高に発揮して走った30分、それでも走行距離は僅かに 8.2km!
しかし、この笑顔です!!!
残念ながらビンちゃんが遅い人に絡まれてしまい落車、
競り合いでゴールは出来ませんでしたが、ともに楽しいチェイスをした時間を楽しめたことは間違いないです。
短時間でも、短い時間でも、体力、技術、集中力を総動員して、
楽し苦、走れるのがシクロクロスです。
結果はこのとおりのマスタークラス2位!
久々のクロスとしてはまずまずでしょうか。
18万円のクラックスで獲得できた順位ですから、性能のコストパフォーマンスが非常に高いことを裏付けます。
なにせ速いライダーはカーボンバイクにカーボンホイール、チューブラーのなかでの健闘といってもよいでしょうし、その基本性の高さはそれらのバイクにも負けていないってことです、最新の技術で設計されたシクロクロスバイクですからね。
苦しさの骨頂ともいうべきシクロクロスは、多くの人にとって、自分にとっても、自転車の競技の苦しく難しい部分を凝縮したような古くからのものですが、この野辺山シクロクロスは、今の感性を、最新の技術でそれを形にして、伝え広めることで、この盛り上がりを実現しています。
会場には、それこそ、自分が競技を始めたばかりの頃の90年代以来の知り合いも多く訪れ共に盛り上がり、あるいはここ数年、始めたばかりの方も、それと同様にお盛り上がり楽しめました。
古き好きテイスト、本質を、今に活かす。
いつでも、どこでも、楽しみ、楽しみあう、そのための工夫をすれば、バイクのイベントはまだまだ、もっともっと楽しくなれることを、この野辺山シクロクロスは証明してくれました!
PS. 野辺山シクロクロスは、レイザーラモンHGさんも楽しんでいましたよ(笑)
あ、実際はシングルスピードクラスに参加したコスプレイヤーです~