2013年4月29日月曜日

トライアスロン宮古島(デュアスロン)レースレポート

ようやく時間がとれたので、宮古島レポートをまとめました。
おもうままに徒然と書いていたらレース同様に長文に(苦笑
それでも、バイクパートの中などに参考になる記述もあるかと思いますので、
ぜひご参照ください~




トライアスロン宮古島(デュアスロン)レースレポート

4時前に興奮交じりとともに起床して、朝食を済ませてスタート会場へ。緊張感は心地よく、体調も良好。SHIVチャレンジチームのCHAKOさんと冗談交じりの会話もしつつ、スタート前の準備をすませます。
メイストーム大西さんの手によりウエットスーツをバッチリ着合わせてもらい、これでスイムが速くなると喜び勇んで、トランジッションの荷物を預けて準備万端でスイムスタートエリアへと向かいました。


しかし、昨晩から強風波浪注意報が出ていて、状況はあまり好転せず結局、スイム中止でデュアスロンへと変更になりました。
誰しも泳ぎたいのは当然ですが、事故を未然に防ぐための措置としては致し方なしと、気持ちを切り替えていきます。前日に、パワーバー直線対策セッションで気持ちよく泳げたからいいか、と自分も前向きに捉えるようにしました。また、相対的にスイムの苦手な自分にはプラスになり、第一ランの遅れを最小限に抑えれればバイクラップを取って上位に食い込むことも出来るかもしれないと、集中しなおしました。

装備を切り替える必要がありますが、第一ラン用のシューズはホテルに置き忘れてきたので、預けた荷物からシューズを受け取ろうと思ったら、既にその取り扱いに混乱をきたしていたので、スペシャライズドのスタッフからシューズを借りて走ることにしました。普段履かないシューズでも
まあなんとかなるさ、と試し走りとウォーミングアップを兼ねて軽くジョグ。そこで偶然に八尾さんとお会いして、デュアスロンのペース配分のコツを聞きました。
ペースは抑えていくこと、脚の筋肉の張ってバイクに影響したり、運動強度が高くなりすぎてそれ以降の負担が大きいというアドバイスを頂き、それを踏まえて焦らずマイペースでいこうと決めました。

目標設定は、スイム0:55、バイク4:05、ラン3:30、トータル8:30で20位以内でした。スイムがランになった分時間は短くなることでしょうが、どこまで自己目標に近づけるか、またIMケアンズに向けた課題抽出としても、現状ベストを尽くしたいところです。



第一ランパート 6.7km

バイクの得意な自分はそこでのベストタイムを狙い攻めていく(もちろんトライアスロンだから、フルマラソンを考慮した上での最高ペース)のが、良いレースのために必須です。バイクでの追い越しの際とエイドでの減速の落車などの障害、そこでのタイムロスを少なくするためには、なるべくよい順位でバイクにトランジットしたいところです。
スタート位置は程々遠慮しつつも、周りの選手がどんなペースで走るのか分からないのですが、なるべく前に並ぶようにしました。心地よい緊張感の中、初めてのロングデュアスロンがスタート!

無理なく抑えて、とは言え、遅れは最小限に、と思いつつ、直後は周りにつられて少しペースは速めっぽく入りました。苦しいと感じる手前でバラけ始めたので、ややキツイと思うペースで走ります、
体感的には概ね4分15秒、フルマラソンレースペースぐらいでしょうか。

中盤にはだんだんペースが安定して集団が形成されてきたので、そこで一定ペースで走りました。
風が強く、なるべく速い方の後ろにつかせてもらうようにするが、追い越していく速い選手に付いて行きジャンプアップを図るもちぎられたりをしつつ、後半には良いペースの5人くらいの小集団が出来上がりました。そこには藤原裕司さんがいて、嬉しくなりました。自分がトライスロン・ジャパンを熱心に読んでいた90年代前半にはトップ選手として活躍、紙面でいつも取り上げられていた憧れの方ですから、こうして一緒に走れる日が来るなんてと感慨深かったです。

トランジッションエリアに入ると、まだまだ手際の悪い自分は周りの選手の動向をトレースしながら、追従していきます。スイムエリアのラックからバッグをピックアップし走り、バイクエリアに入る前にランシューズを脱いでバッグに入れ預けてさらに走って、SHIVの元に駆け寄ります。



バイクパート


ヘルメットを被り、バイクを押して乗車ラインを越えたらすぐさまバイクに飛び乗ります。シューズはトライアスロン用のS-Worksトライヴェントを愛用しているので、ペダルに装着したままに簡単に履けます。少し漕いで速度に乗せてバイクが安定してからダイヤルを回してホールドを高めてから、おもむろに加速していきました。

ここからは自分の見せ場!とばかりに、気持ちを高めて、SHIVを走らせます。ギャラリーも多く気分が高まります。オーバーペースに気をつけるために、POLAR KEOパワーを活用してました。
トレーニングで得られたデータからランに影響のない300wを上限として、追い越しの時でも上り坂でも30秒以上超えないように心がけました。脚で感じる主観的なパワーも概ね分かりますが、メーターをあえて見ることで冷静さを保つという意味合いもあります。


前半はついついアドレナリンの誘惑に負けてテンションマックスで行ってしまうのを避けなければなりませんし、逆に中盤から後半にかけては中だるみを避けるために250wを下回らないように努力目標としても活用ました。結果的に、レース後のパワーデータをみるとそれでもすこしオーバー気味にかけていた瞬間もあります。全体のパワー推移は良かったのですが、もう少し入りを抑えたほうがよかったかもしれません

強風という条件下での走行になるので、優先すべきはパワーよりもバイクコントロール、安全かつ横風でブレないように心がけます。そしてスピード、向かい風では姿勢を低く一定に保ちつつ、エアロバーを強く握りしめないようにリラックスを心がけるますし、追い風では速やかにトップスピードに乗せることを意識しました。これに細かなアップダウンがくり返されるので、上りでは速度を活かして、一定のリズムとパワーでシフトダウンのタイミングを狙うことで一気に登り切るようにすると体力負担少なくスピードを得られます。追い風のときは登り切る瞬間にはダンシングを入れて加速してから、エアロフォームに移ること素早く速度に乗せて、向かい風の上りではシッティングでやり過ごすと風の抵抗も考慮した上で実践します。向かい風の下りではバイクの安定のために少しケイデンスを低くして、グーッとトルクを掛けたり、追い風の下りでは逆にギアが回りきって不安定になる時があったので、そこでは脚を休めるなどのメリハリもつけました。

レースではテクニックを駆使視して、なるべく低いパワー、体の負担で、できるだけスピードを得るかという工夫をして、トレーニングではできるだけ高いパワーを出す努力をする、というある意味反対のアプローチが必要になるのです。


そんなセルフコントロールをしながら、強風の中でも軽快にSHIVを走らせ、ドンドン前走者を追い越していきます。中心街に入るまでに数十人をドンドン抜いていき、そこから池間に向かっては少し間隔が開きながらも視界の先に走る選手を一人、また一人と抜き去っていきます。
厳しい向かい風の中、池間大橋に到達すると、橋の上は激しい斜め横風になり、バイクを安定させるのが一苦労です。さすがにバトンホイールの自分は前輪がとられるので橋の継ぎ目での風の変化で横に持っていかれるので、ベースバーを保持してできるだけ低い姿勢を保ちます。ロードバイクのドロップをもつイメージというとわかりやすいでしょうか。

池間島を回る間に、強豪選手を抜いていくようになり、大分順位が上がっていることが想像できました。池間大橋からの戻りは追い風でガンガンスピードに乗ります。平坦でも50km/h超を維持して走る区間もありますが、さすがにトップのギア比が足りなくて休みつつバランスをとってスピードを維持するに止めます。

小刻みなアップダウンが延々と続きますが、追い風区間ではスピードを殺さぬように、ギアチェンジをしてケイデンスを合わせていけば、数漕ぎで乗り越えて行けます。ここでは、体の緊張を解いてリフレッシュするために、登り切るときにダンシングもいれました。がんばるというよりも、体重を利用した休みつつ巡航するダンシングです。背中や肩のストレッチにもなり気持ちが良いものです。



東平安名崎までにかなりの選手を抜きました。途中でLUMINA応援団の声援を受けて元気をもらうと共に、11位と現在の順位を聞きます。かなり抜いてきた感じがあるのにまだ11位、みんな速いなぁと思いつつ、自分の一つの目標である松丸選手を追う。松丸選手は、2007年まで一緒のスポンサーでイベントなどを一緒に過ごし、バイク能力の極めて高いアスリートだと知っているので、トライアスロンを始めたら、いつか一緒に走りたいなぁと思っていたのでした。
東平安名崎までも10、9、8、7と一人抜くたびにカウントダウンをしていきました。松丸選手を確認できたのは、灯台の岬往復路でした。外国選手3人、そして松丸選手、とすれ違い位置からタイム差を推測すると、3~4分差くらいでしょうか。100kmまでに追いつけるかも、と思いペースを保ちます。
しかし、この岬往復道路の風もめちゃめちゃ強かった!前輪バトンな自分はホイールがねじれるかと思うほど横風にあおられて、立て直すのに一苦労でした。コナも風が強かったのですがアベレージ的に均一に強かったのにたいして、このような瞬間的な強風度合い、追い風向かい風の差は宮古島のほうが強烈でしたね。

そこから来間島までのコーナーの続くワインディングでは楽しく走り、60km/h超の下りもあり気持ちよくペースを保ちます。が、その後右折してからの激坂は強烈でした。370wかけても15kmしかでない坂で、もちろんインナーにしました。しかし、ここにも盛大な応援を繰り広げてくれていてい感じに走り抜け、前方松丸選手と30秒くらいの差とのこと。
来間大橋ではいよいよ松丸選手との差が詰まって目前に迫ります。橋を抜け、東急リゾート付近で松丸選手に追いつき、追い越しました。ここまでの選手は見えたと思ったらすぐに追いつけていたのですが、松丸選手は背中が見えてからなかなか追いつけなかったので流石に速い。バイクが日本人で一番強いと評されるわけです。これで4位まで上がりました。

1周回105km終えて残すは50km、しっかりと羊羹など補給も摂取します。しかし、自分では確実に摂っていたと思っていた補給も実際は足りなかったことが、約4時間後に身をもって3位の選手との差はわりと大きいのか存在が全く感じられません。目先の目標がないとモチベーションが下がって向かい風の中でペースもマッタリしがちなので、ペダリングセクションでは250wを下回らないように一定ペースを保つようにしました。力を抜いてリラックスを心がけ、気持ちよいと感じられるリズムを刻むことに集中します。辛いと思ったら、本当に辛くなってしまうので、脚の動き、フォームの安定に意識を向けました。
そして2度目の池間大橋では遠くに3位の選手を目視できました。おお!ここでまたヤル気スイッチが入ります。そして島に入っての短い上りで追いつき、追い越しました。先頭外国選手3人パックで走っていたことで、オーバーペースでいったのかもしれませんね。さも辛そうな感じでした。

池間が終わればあとは追い風で戻れるはずと、パワージェルなども摂り、気持ちよく残りの距離を消化して行きます。残りが20km、10kmと減るたびに安堵とともに嬉しくなりました。残り3km程度、5分間くらいはバイクに備えて少しリラックスしてランの準備をしてトランジッションに向かいました。



ランパート


トランジッション2では下見もしていなかったので導線が分からずに少し右往左往してしまいました。バイクはどこに?ギアバックはどこ?袋が固く縛られ開かない!必要ないのに更衣室に入っちゃった(それも開いていないし)と、ロスもありましたが、まぁ、ランはマイペースに徹して、多くの選手に抜かれる覚悟が出来ていたので、苦笑しながら駆け出しました。
バイクでも都度都度とっていたトップスピードとオリゴノールをすぐのフィードで水をもらって流し込みます。さらに、最初のトイレ表示の出ていたガソリンスタンドで用も足して、準備万端。マイペースに乗せていきます。想定していた3時間30分で上がるためには、キロ5分弱を維持と決めていて、前半は快調でした。風が強くバイザーがあおられるので、エイドの少年にお礼代わりに被せてプレゼントしました、喜んでくれたかな。
街中を抜けて、郊外に進みます。おもったよりもアップダウンが繰り返されるコースで上りも下りも一定負荷で走るのは難しいコースで、タイムは想定よりも少しかかってしまうだろうと考え、自分の走ったアイアンマン、セントジョージとコナもアップダウンがあったので、きついけど飽きずにいいやとも思いました。
この頃、フラスコに入れたパワージェルがやけに美味しく感じられて、グビグビ飲んでしまっていました。後方からは池間で抜いた選手が辛そうながらも抜いていきます。この先、歩いてしまっていたので、体調不良かバイクのオーバーペースがたたってしまったのか。そして松丸選手も快調に抜いていきます。ランも力強く流石!と思い、頑張れ!と応援して、あっという間に遠ざかる背中を見送ります。そして河原選手の軽快なランスピードは圧巻でした!音もなく近づき、おお!思うまに一気に離れていきます。時速5kmくらいの差があるのではないか、バイクの速度差のような体感です。
その後も、予定通りどんどん抜かれていきます。自分が走れていないのでは、と思うほどに皆さん圧倒的な速度差で抜いていきます。めったにない機会ですから、トップ選手のレースを観察する良い機会ですから、なるべく多くの選手を記憶に残せるようにします。谷選手と藤原選手に抜かれたときは、直線の長いスパンで背中を、走り方をみることが出来ました。皆さんそれぞれ、百人百様といっていいいほど、走り方が違います。見た目の違い、腕の振り方、足の運び、ほんとうにそれぞれなんですね。でも真ん中がぶれていない、腰が落ちていない、など姿勢に関しては共通項もありそうでした。末端は自由で、真ん中が大事なんだな、などど思いつつ折り返しまでは軽快に走りれました。ここまで10位と上出来でしたが、しかし、ここからが大変辛い復路が待っていたのでした。

フラスコに入れたパワージェルx4で走りきれるはずだったのに、それは往路だけですでに飲みきってしまっています。そして足取りは重くなってきますし、なにより集中力が切れ始め、視界が狭く、軽くチカチカしてきました。やばい、エネルギー切れだ…


急坂では気持ちは走っていても歩く程度の速度しか出ません。西内選手、続けて数人に抜かれてしまいますが、もう他人を気にする余裕もありませんでした。このままではゴールすら危うい状況に陥ったのです。フラフラで応援にはもはや苦笑い程度の反応しか出来ませんが、それでも前に進んでいくとエイドが見えます。おお、とそこまでなんとか辿り着きます。とても多くの品揃えがある中から、エネルギーになりそうなものを見渡し探します。そこには、黒く光り輝く黒糖がありました。これだ!とわしづかみにして、コーラで流し込みます。おおお!と精気が湧き出てきます。
ヨシっと走り出すとペースも幾分上がりこれならばゴールが出来そうだ、と一安心しました。すると順位を気にする余裕が出てきました。さっき何人に抜かれたっけか、13位くらいかなぁ、往路で7人に抜かれたから復路で7人に抜かれたら17位か、当初の目標順位20位は達成できそうだから、このままいきたい、と思って走り続けます。復路は折り返しに向かう多くのアスリートとすれ違っていきますので、知り合いのアスリートも増えてきたこともあり、お互いに応援の声を掛け合いながら進んでいけるのでとても励みになりました。


しかし、またエネルギーの低下がやってきました。視界が狭くなり、ペースを保つのが難しくなります。そこでエイドの黒糖コーラでしのぎ復活、結局ゴールまでのエイドで救われつつペースの上げ下げもありながらもどんどん街に近づいていけました。30km前後の区間は個人的に一番きつかったです。すれ違うアスリートも減り、後続から数名に抜かれ、力を全く感じられませんでした。
が、そのあと街に入るところで、応援団が盛り上げてくれて笑顔回復、35kmを越えてカウントダウンしていけると嬉しくなりました。ペースは残り5kmの中心街通過の頃にようやく上がった感じがしました、ゴールまでは上り基調ですが気持ち盛り上げて絶対速度は低いながらもラストスパート。
陸上競技場が見えたときには、ふぅぅとほっとして、トラックに入ったらおおおっと嬉しさがこみ上げ、応援の皆さんの待っていてくれるゴールへ!



ラインをくぐると開放感から疲れがどーっと押し寄せてきますが、合わせて湧き上がる達成感、充実感は何度味わってもいいものです。この瞬間を知っているからこそ、またそれを求めて長い道のりに挑むのことでしょう。


リザルト
総合17位 40-44歳男子2位
総合記録 8:19:59 バイクラップ(第一ラン込)4:38:50 3位 ランラップ 3:41:09 80位



2013年4月28日日曜日

宮古島から返っても忙しく。。。


宮古島から無事に帰ってきても忙しく、あっという間にGWに突入してしまいました。
現地にもPCを持って行きましたが、時間がとれずにブログのアップもままなりませんでした。

今日中には、レースレポートをアップしたいと思いますので、まずは、
下記リンクの THE BIKE JOURNAL を御覧ください。

自分のレポートは端折りたくなるほど、よくまとめてもらっています。





















[インタビュー:竹谷賢二が宮古島トライアスロンを語る]

スペシャライズド契約アドバイザーの竹谷賢二さんが宮古島トライアスロンに出場し、バイクラップ日本人1位、総合17位の成績でゴールした。初出場の宮古島トライアスロンの印象をゴールして2日しか経っていない本人に聞いた。



2013年4月17日水曜日

オラ、ワクワクしてきたぞ!

宮古島に向けて、最後の朝スイムで調整と、バイクなどパッキング、
宮古島返ってからの仕事の打ち合わせ、企画準備などしながら、
慌ただしく過ごしていました。

明日は朝4:30に家を発ちます。


トライアスロンを始めたからには出たいと思っていた、宮古島。
ようやくそこに立てます。

2011年の大会のボトルを愛知の先輩アスリートに頂きました。
その時は遠い場所だと思っていました。

去年、トライアスロンデビューしてからIM70.3、IM、IM70.3、IMコナと
4回出場しましたので、これが5回めのトライスロンです。

2年生アスリートのシーズン開幕は宮古島で、頑張ってきます。


自分は、レース中は脳内BGMで、リズムを取ってバイク、ランをしています。
スイムは無我夢中で波と潮に翻弄されえいるので、コチラのリズムでは泳げません。。。

今年はスイムもリズミカルに泳ぎたい、とは思っています、
そのためにこの冬はだいぶ泳ぎましたし。

自分テーマはこの曲で、成功を夢見て!
Over Night Success

バイクはこの曲で戦闘モード!
Tonight Is What It Means To Be Young

半分過ぎたらこれで飛ぶように加速!
Mighty Wings


そしてランはコレで燃えていきます!
Playing with the boys

半分過ぎたら辛くても、天国はここさとばかりに!
Heaven Is a Place on Earth 

ゴール間際は自分を祝いたい!
celebrate the day

これら脳内BGMで泳ぎのリズム、バイクのケイデンス、ランのピッチ、
そして力の抑揚をつけて、気持ちもノリノリでゴールを目指していきます。

音楽を聴いていたら、ブログを書いていてもレースのイメージが沸き上がってきます。


なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ!

2013年4月16日火曜日

宮古島に向けてニュータイヤ装着とバイク整備

今日は朝スイム、バイク&ランと軽く調整メニューで刺激入れ。
体も回復してきて、良い感じに動けています。

今はもう、やり過ぎ注意ですから気持ちよく動けるペースと、
物足りないくらいの時間が本番に向けてはちょうどいいのです。

そして午後は、事務仕事をしていると、ピンポーンとお届け物が。

開封してみると宮古島に向けたバイクアイテムが!


左は ヴァイタルパックといってフレームに装着して、
補給食などを入れるように用います。

そして右は、レース用のニュータイヤ、S-Worksターボ24Cです。


ヴァイタルパックはこのようにトップチューブ上にステアリングコラムと合わせて
固定して使います。

パネルのしっかりとした作りで、フラップはマグネットでホールドされていますので、
慣れれば目視することなく、簡単に開閉出来ます。

上面はメッシュ仕様なので、中身の確認はわざわざ開けなくても一目瞭然です。



SHIVの場合はコラム後部にハイドレーションシステムが搭載されているので、
上記の位置には装着出来ません。

自分はハイドレーションシステムを活用しますので、シートポストを利用してつける
ことも検討しています。

携行する補給食の量次第でしょうか。


そしてニュータイヤの交換も行いました。


COMPETITION/SPEED という表記が示す通り、レース専用を謳うタイヤになっています。

特徴的なのは24Cというサイズです。
25Cの乗り心地やグリップと23Cの質量の軽さのいいとこ取りをした
太さ設定になっています。



実際に決戦エアロホイールに装着してみました。
トレッドは丸みが強い形状でサイドまでパターンが回り込み、コーナリングでの扱いやすさを
印象づけます。
またホイールと段差が無く一体感があり、エアロ効果も狙っているのでしょう。

センターには極小のヤスリ目というか、ドットパターンがあり、グリップと転がり抵抗低減を
両立してくれそうです。

宮古島では雨も予想されていますから心強い感じがします。



コンパウンドには、新しいグリップトンというものが採用されています。
低転がり抵抗とグリップのバランスがどうなのか楽しみです。

耐パンク性を高める、ブラックベルトという素材もセンター内部に入っています。



装着するとこのようなイメージです。

もともとSPECIALIZEDターボ23Cもサイズ表記以上に太い感じだったので、
24Cとなっても余り見た目の違和感は感じないですね。

明日のテストライドが楽しみです!


そして、勢いづいてバイクも整備しました。

各部の増し締め、ブレーキシューの交換、そして変速調整です。
リアの変速が、電動なのにいまいち決まりません。

ん?ディレーラーハンガーが曲がったかな、とチェックしてみました。


すると、交換式のディレーラーハンガーが緩んでいました!

大きなトラブルになる前に、対処できてよかったです。

皆さんも、レース&イベント前、あるいはシーズン開幕の今、バイクの整備を
ショップなどでしっかりとしておきましょう!








2013年4月15日月曜日

ロードバイクでの古くて新しい”大人の”楽しみ方

こちら紹介していました、ルーベでの未舗装路を含むライドを、昨日の晴天のもと
ガタガタ、ブルブルを楽しんできました!


【満員御礼!】Roubaixで走るロード未体験ゾーン


厚木市のSPECIALIZEDラウンジに集合して、そこから厚木市の田舎町、河川敷沿いのダートや
苔むした林道、路面のひび割れた旧道、畦道など、を繋いで走り、その景色と空気、そして
あらゆる路面でのバイクコントロールを、冒険心とチャレンジ精神で楽しむというものです。

これって、子供の頃に、自転車を手に入れて、真っ先にやった、知らないところに走りに行く、
土の上、砂利道を走る、と似ていますよね。

そう、誰もが持つであろう原体験に似た、古き楽しみを、今の機材と、そして大人の感覚で
楽しもうというものなのです。



バイクはSPECIALIZEDのテストバイクを借りるので、個人装備だけを持参します。
ヘルメット、シューズ&ペダル(今回は道案内も兼ねるため停まることも多いのでMTB用にします)、
ポジション出しのためのステム、ボトル。
そして、最近お気に入りの調光レンズのSMITH、
メーターがなくても距離と速度がわかるRC3GPSを。
暑い明日は宮古島の補給テストも兼ねて、パワージェル、
一口羊羹、ういろう、オリゴノールスポーツを持っていきます。

後はライディングウエアとアフターのシャワー用のタオルをバックパックに詰めれば、
準備万端です。


この荷物一つ背負い、手ぶらでのバイクライドはとても新鮮でした。

新宿駅にて参加される方々と集合して、ロマンスカーでビュンと移動します。
渋滞知らずの快適さは、お金を少し自由にできるようになった大人の特権でしょうか。

車中では、走る内容やテクニックなどレクチャーなど、語らっていたらあっという間に到着です。



ラウンジには最新モデルのルーベSL4が各自に合わせたサイズでスタンバイされていました。

チェックインしたら、それぞれバイクを受け取り、ペダルサドルなどセットアップします。

タイヤの空気圧は、悪路を走るのでグリップと乗り心地の向上のため、普段よりも僅かに
低圧にします。

自分は7・0気圧で乗ることが多いですが、今回は6.5気圧で乗りました。

25Cというわずかに太いタイヤはエアボリュームがあるので、抜群の乗り心地を
提供してくれます。


ライドは市の中心部から、アップも兼ねてゆっくりと安全第一で乗り出します。

そしてまずは河川敷のダートに突入!

路面から伝わる振動、滑る感覚から、子供の時のワクワクを呼び起こされるので、
皆さん、最初の緊張も吹っ飛び、難しいセクションでの練習などもしつつ、
バイクをコントロールすることを楽しんでいます。

下り、コーナー、ブレーキ、路面のいなし方、力で抑えこむのではなく、
むしろその力をいかに逃がしてあげるか、を伝授したりもしました。

力尽くでバイクに乗ることもよりも、必要な力はかけて、必要のない力は積極的に
逃がすことで、むしろ悪路でのバイクは安定します。

路面の凹凸に対しては、路面に合わせたリズムで漕ぐ、なども伝えて、
海での泳ぎと似ていますよね、と参加されたトライアスリートの方と話もしましたが、
自分はバイクでは出来ても、海では上手く出来ないんですけどね(苦笑

それら区間の楽しく通りすぎてしまい、写真にとっていませんでした。。。

ルーベSL4の安定性と、タイヤの安心感を身を持って感じとられたことでしょう。


さて、その後は林道の峠を越えていきます。
ダートだけでなく、様々な道を通りますが、基本的に車があまり通らない道を繋いでいきます。
その分スピードは出せませんが、あえて斜度の急な坂を通ったりして、変化も楽しみます。

上りでもルーベSL4走行性能も堪能しています。

試乗車とは思えないほどに、皆さん乗りこなしていました。



女性アスリートも軽快に走りきりました!
IRONMANフランクフルトにエントリーとのことで、そのバイクコースには
石畳もあるそうです!

その攻略に今回のライドの経験が大いに役に立つことでしょう。

まずは、習うより慣れる、これもまた大事ですから。

さらに習ったことも活かしてもらえればバッチリですね。


アドベンチャー的に装備のこの方は普段はMTBをバリバリ乗られているそうで、
ダートテクニックが極めて高かったです。

その上、往復80km自走での参加ということで、このライド60kmと合わせて、
まさに朝から晩までハードに乗り込まれていましたね。



新車のルーベSL4プロを持ち込んで頂いた方もいまして、
愛車でバリバリ走りを楽しんでいました。
こうやってあらゆるとことを走ると、その性能に信頼感がますでしょうし、
たとえ小傷がついたとしても愛着が深まる印となることでしょう。



上の方と同じショップ、GRACEEからもうお一方も参加、
こちらはSワークス ルーベSL4の性能を絶賛されていましたので、
かなり似合っていますので、次の愛車はきっとSPECIALIZEDですね(笑



随所で後続を待ちながら、ライド、バイク、そしてタイヤの談義に花を咲かせました。

コーナーでのグリップや扱いやすさ、乗り心地の良さ、普段と違うわりとシビアな状況で
おもいっきり乗ることで、その性能を存分に体感されたようです。

とくにルーベSL4の乗り心地は、誰もが絶賛!

また、太めのタイヤのグリップの良さはコーナリングの多い、サーキットでも
有利ではないかという現実的な評価もありました。



同行したSPECIALIZEDジャパンのスタッフも、思う存分に楽しんでいました。

こんな爽やかな笑顔で仕事なんてイイですね~



バイクは全てルーベSL4で統一されていたので、チーム走行のようで一体感があって
気分も良かったです。

ダートでは小石がコンコンとフレームに当たる音もしましたが、MTBではもっと凄まじい
状況で乗られていますので、どちらも得意なSPECIALIZEDでは耐久性も考慮した作りなので、
問題ないですね。

他人と競いあう、それだけではなく、自分だけのルートを自由に走る、
そんな楽しみ方も合っていいと思います。

もちろん他人に迷惑をかけない、自分の技量を過信しない、アクシデントに対処できる、
ということは云うまでもありません。



たとえタフなバイク、タイヤでも、こんなに太い釣り針状の針金には太刀打ち出来ませんでした。

こんなトラブルにも余裕を持って対処出来るようになりたいですね、
でなければ綺麗な舗装路しか道を選べなくなってしまいますから。



修理中もこの笑顔です!

備えあれば憂いなし、バイクを乗りこなす能力には、不慮のトラブルにも対応できる能力も
含まれます。

今回のライドでは、パンクは想定内でしたので、気持ちに余裕を持って、
にこやかに対処します。
上り区間だったので、後続の皆さんには良い休憩タイムととなりましたし(苦笑


後半は、またダートですか、という声も上がりつつ、
もう残りは舗装路だけですよ、というと安心された方もいらっしゃいました。

60kmという距離ですが、悪路と上りのコンビネーションで、かなりハードなライドと
なりました。



そんなこんなで、全員無事に完走しました!
やりきった充実感に溢れていますね~

その後はシャワーを浴びて、汗やほこりを流してサッパリ、
汚いままでは帰れませんよね、大人として(笑



悪路を走ると、ルーベ+25Cでもかなりの振動を受けますので、
ボトルの中のドリンクは、細かくゆすられて泡立ってしまいました。

さながら、ビールのようですね~

南風の強い一日だったようですが、山域でのライドだったので、風は気にならず、
むしろ日差しで発汗が多かったと感じます。

そこで。。。



帰りのロマンスカーでは、大人のドリンク、ビールで乾きと疲れを癒します♪
駅で厚木の地ビールを買って車中で、今日のライドを振り返りながら、プハーッと乾杯です。
ビール2本を飲みきる間もなく、新宿まではアッという間に到着、
極めて快適で、時間と快適をお金で買う、まさに大人感覚です(笑


新宿発、厚木バイクライド、子供の頃の原体験を呼び起こしつつ、
大人の今の楽しみを追加する、まさに”大人の遠足”を満喫した一日でした。

皆さんも、速さ、距離、獲得標高、レースにトレーニング、それ以外にも、
ロードバイクの自由な楽しみ方をドンドン追求していってくださいね~

2013年4月12日金曜日

SHIVでのレース装備と給水プラン

決戦ホイールが決まったところで、今度は補給の装備をセットしてみました。

標準装備されていますが、水、エネルギードリンク、エイドで受け取るボトルなど
レースではそれ以外にも携行出来るようにしていきます。

また、スペアチューブ(またはタイヤ)、エアカートリッジ、さらには
パワージェル、パワーバーなどの補給食も携行する方法を検討します。



そのレース装備を装備したSHIVです。

見えずらいですが、エアロバーには補給食を入れるバッグを装着しています。

フレームにはチューブとエアカートリッジをテープで装着、
実際には現地で調達しますので会場で装着します。




エイドでもらうバイクボトルは、サドル後方にボトルケージをタイラップで工夫して
十分に固定しています。
水が入っていて重くても、振動でも落ちないように十分注意します。

また、ブレーキや下り、コーナリングなど後方に荷重を移すときの
ボディアクションに邪魔にならないようにもしています。

ボトルは一時的にここに入れておき、ハイドレーションバッグが少なくなったら、
そこに中身を注ぎ込んで補充していきます。

エイドで受け取り、ハイドレーションに注いで飲んで、次のエイドでまたボトルを受け取ってを、
繰り返して、バイクパートを切り抜けます。



効果路イー名エネルギードリンクを入れるボトルは、エアロボトルをチョイス、
これに入れて持っていきます。

この専用ケージは、穴の位置を加工してSHIVに装着できるようにしてあります。



そして、SHIVのハイドレーションはこのような形をしていて
ダウンチューブに内蔵されます。

エアロフォームの低く伏せた姿勢のまま、飲み口から水分補給が出来ます。


体を起こすとそれだけ空気抵抗と受けますので、空気の壁のブレーキになりますし、
脚も止まりがちですので、一定ペースで走りながら給水できるのはとても便利なのです。



いよいよバイクはこれでレース準備万端!

来週にはいったんバラしてパッキングするので、忘れ物をしないようにしなければ~


【追記】


エアロボトルの隙間をSPECIALIZEDヘルメットに付属している
フィットか感微調整用のクッションパッドを使って埋めて、密着性と
安定性、傷つき防止を施しました。



ご要望のあったボトルケージの固定方法を、アップで撮りました。

固定力は3本で十分出ていますが、2本を脱落防止、バックアップとして
加えたタイラップ5本で固定しています。


宮古島のボトルでもバッチリとホールドしてくれますよ~








2013年4月9日火曜日

SHIV! SHIV!! SHIV!!!

来週に迫ったトライアスロン宮古島大会に向けて、SHIVも最終セッティングを決めていきます。

今回はホイールのチョイスを考えてみました。


ZIPPのディスクにレイノルズの軽くて92mm!という強烈なリムハイトのホイールの
組み合わせはスパルタンな雰囲気がかっこいいのですが、
少々フロントホイールが硬く、また横風にトラれやすく、その立て直しなど
ハンドング、乗り心地の前後バランスが自分には難しく却下。


後輪はディスクで、前輪にバトンホイールのゼンティスを合わせました。
これも上記と同じ感じになり、却下。


ZIPP SUB9 DISK と 808の組み合わせはこれぞ王道!
横風にも挙動がわかりやすく、素直で乗りやすいです。
加速性も悪くなく、軽いペダリング感と振動減衰性が心地良いです。


XENTIS MARK1 TT は縦にも横にも硬く、横風に少し敏感なところはありますが、
昨年のIRONMANセントジョージとコナ、70.3シンガポールでも使っていて、
その特性を十分に掴んでいるので、とても乗りやすく感じています。


と、いうことで、ZIPP前後、XENTIS前後を装着し、POLAR KEO POWERを使っての
実走テストを行なってみました。
ペダル型パワーメーターであるKEO POWERだとホイールの交換、組み合わせが
簡単自由自在に出来るのは大変助かります。


ほぼ一定の横風が吹いている往復コース、心拍数はロングのトライスロンでの
レースで許容出来る145~155bpm前後、その時出せるパワーは概ね280~300w、
として全力走ではなく、あくまでロングのレースシミュレーションとして走りました。

その結果は次の通りです。







ZIPPの組み合わせでは平均出力302wで39.13km/hを得ました。

横風に対する挙動も穏やかで、落ち着いてバイクコントロールが出来るし、
加速感、速度維持、乗り心地と申し分ありません!
流石、と言わざるを得ませんね~

SHIVとの相性もよく、ハンドリング、前後バランス、とてもいいです。

反面乗り慣れていないこともあり、無駄にパワーをかけている感じで、
バイクの進みを上手く掴めばもっと脚を休められそうなのに、
それが上手く出来ませんでした。これは自分の所為ですね。。。

少し高めのケイデンスでの相性がよさそうなのですが、横風が強く、
バイクの安定のためにトルクをかけていたので、もっと速いリズムで
トルクを掛けていけば伸びるのかもしれません。





かたや乗り慣れたXentisは自分にとっては抜群の安定感!
直線番長的なきらいがありますが、縦剛性とねじれに強くトルクを掛けていく走りには
とても向いています。

低速では重く感じますが、回り始めるとトルクをトントンかける感じでコォォォォっと
速度が上がっていきます。

ホイールのたわみが少なくコーナリングで立ちが強く、きっかけづくりが難しいところが
ありますが、エイヤッと体重で傾けていけばグワッと曲がる感じで、好きです。

横風には時折の強い風にフロントを持っていかれる時もありますが、コナの強風でも
十分乗れていたので、自分には問題ないと思っています。

慣れて乗りこなせる、とても大事な要素です。

こちらの結果は、平均出力300wで39.56km/hを得ました。

少ない出力で、高いスピードを得ていますが、これはホイールの空力性能ではなく、
加速、脚の休ませ、リズム、トルク、スピード感、それら自分との”相性”による差だと
感じます。

この結果、どちらも素晴らしいホイールであることは間違いありませんから、
宮古島でどちらを使うか悩みましたが、

Xentis で行くことにしました!



乗り慣れているからというのが一番のポイントですが、誰でも乗りこなしやすいSHIVに
ガンガン行くぜ!というピリリと戦闘的なスパイスを演出してくれるので、
レースでの高揚ととてもマッチするからです。

気持ちも大事です、人間がやることですから。


バイクも最高、ホイールバッチリなので宮古島が楽しみになって来ました、
あ、今朝のスイムはウエットでの感触がイマイチだったんですけどね。。。(涙