2011年11月24日木曜日

昨日の雑感

昨日のトレイルライドで乗ったバイクを洗車、メンテナンスして思うことなどを。



・29バイクの山サイ

29での山岳トレイルでの走行をしましたが、怪我から約2ヶ月ぶりのトレイルということもあり、感覚が鈍っていたということもありますが、少々苦戦しました。

スロースピードで激坂をインナーローで上り続けるような、あるいは急降下でブレーキをかけながらのスイッチバックという日本的なトレイルでのスピードを限定した走りでは、レースイベントでの29のメリットはあまり活用できません。

タイヤ半径の大きさが、前輪を通過させるスペースの余裕とその通過タイミングをシビアにしたり、上下のアクションの機敏さが26に比べてやや重だるい感もあります。

そして、レースやイベント、緩やかなトレイルにはこの上なく最適なギア比も、激坂がずっと続く場合はインナーローにあと一枚余裕がほしいですね。

しかし、激坂下りでの前輪の安定感や、激坂上りの後輪のトラクションの掛かりは最高ですね!




それは装着していったこのタイヤ、グランドコントロールの性能によるところも多分にあります。

トラディショナルなキャラメルパターンのようにも見えますが、有限要素解析(FEA)という最新の解析により、ノブの配置や形状、サイプを力のかかり具合から用途に最適化して設計してあります。

実際のテストライド前にこのタイヤの性能を確認できるようになったので、仕上がった性能がものすごく高いレベルにまとまっています。





実際に走ると、確かにドライコンディションのレース用スリックとは転がりに抵抗を感じますが、それは確かなトラクションにつながっていますし、また絶対的なブレーキングパワーも生かせるようになっています。

ハンドリングに癖はなく、なめらかにバイクの傾きをコントロール、コーナリングが出来ます。
マッドでも、落ち葉でも、ふかふかな路面でも、確かなサイドグリップが大きな安心感を生みます。

実際にこれは滑るかな、といった状況でも驚くほど確実なコーナリングが出来ました。


26" x 1.9、35~65psi、重量約490g
26" x 2.1、35~65psi、重量約520g
26" x 2.3、35~65psi、重量約580g
29" x 1.9、35~65psi、重量約540g
29" x 2.1、35~65psi、重量約605g


このように、サイズのバリエーションもあるので、自分の走りに合ったものを選んでもらえば、オールコンディションに使えるタイヤなので、重宝するでしょう。

グリップ、コントロール性、安心感を求める方には、このグランドコントロールをぜひ!



・MTB5要素

昨日のブログでは、 技術、 体力、 経験、 仲間、が必要と書きましたが、さらに
機材、も必要にありますね。

この5要素がないと始められない、というのがMTBのネックかも知れません。

始めての方は、各地にあるガイドツアーで体験することから始めれば、5要素がなくても大丈夫です。

MTBライドが気にいったらそこから機材を用意すればいいでしょう。

機材は、MTBライドをよく行なっているショップで相談、購入することをお勧めします。

何処を、どんなふうに乗りたいかで、それに合う機材もそれぞれにあります。
そこでのイベントなどで、一緒に走ったりして経験を積んで、技術も高めていきます。

ロードを乗り込んできた人ならば、持久力はある程度心配ないと思いますが、押したり担いだり、坂道を歩いて上がったりと、全身の行動体力が必要にはなりますので、過信は禁物。

はじめは常設コース、相模湖プレジャーフォレストなど、レベル別コース設定のある場所を利用するのがオススメです。レンタルバイクもありますし、スクールもありますので、とても便利ですよ。

そして、走る機会を得れば得るだけ徐々に一緒に走る仲間が出来て、トレイルに一緒に行くパーティが出来るでしょう。

そして、難易度が低く、安全なコースやルートから徐々にレベルに応じて、より難しいコースにステップアップしていきます。

より遠くの高い山々にも足を伸ばせる日が来るはずです。

って、かいているとなんだかロールプレイングゲームみたいですね、ドラクエみたいな。

まあ、自然を相手にすることでもありますので、必然的にそうなるのかもしれませんが、自分を高めて、自分なりに無理なく取り組んでいく慎重さ、他人に迷惑をかけないマナーも身につけたいところです。



とはいえ、土と戯れる感覚はこの上なく楽しいのですよ!

オンロードではある程度約束された安定は、オフロードでは不安定の中に、自分自身でコントロールして確立しなければなりません。

そんなチャレンジぐなところが魅力なんですよね~