2011年10月5日水曜日

ジンギスカップ後日談

ジンギスカップは大盛況でした。
今年は震災の影響で、開催も危ぶまれる中、地元スタッフの熱意に、多大な努力により実現することが出来ました。
たつがねMTB復興支援ということもさることながら、当地福島も原発問題で、かなりの痛手を追っていて、まさに地元の皆さんの心労が気になり、自分もできることをできるだけと、思って足を運びました。

が!
地元の皆さんは逆境に負けずに力強く歩を進めていました。
そしてその思いに、共感するMTB好きな、MTBを通して繋がる皆さんが各地から集まり、そして気持ちを込めて作ってくれたコースを楽しく、一生懸命に走りました。

何も出来なくても、こういった今までの大会を、これからの大会へと続けていけるように参加して、労いあうことは重要な機会です。各地の大会の存続が危ぶまれる中、参加する人の熱意、開催する人の熱意、それらが集まることが大会存続のために大事です。その集まる、ということへの魅力アップに貢献できれば、それが自分に出来ることでしょう。

来年もジンギスカップは、熱く!楽しく!ここだけの本格MTBコースをさらに魅力アップして、力強く開始します!

来年は9月30日(日)に開催予定です!



さて、そのレースのなかで、現役ワールドカップレーサーでもあるKAZU選手とエキスパートクラスで、高速レースでのランデブー走行中に、最後の周回のなにげないジープロードの直線でコースいっぱいに使い、端を走行していました。そこでペダリングしていて、グルグルとアウタートップで90rpm以上でトップスピードに乗った時、アクシデントは起きました。
ガツンという衝撃と共に、バイクから身体が前に投げ出されたのです!
もんどりうって地面に叩きつけられます。
その瞬間に、身体を反射的に丸めて受身を取ると共に、後のKAZU選手のことが頭をよぎります。現役がここで怪我をされたら。。。
バン、ザザーッと砂利の路面に転がり、そしてドンという衝撃が身体に伝わりました。
何が起こったのかわからず呆然とすると共に、痛みで地面にうずくまったままでした。
しかし、KAZU選手が、大丈夫ですか?と声をかけてきてくれて、ああ、返事もできるし、KAZUの怪我のないナイスな回避で、ほっとしました。
気づかうKAZUには先に行ってもらい、ゴールで事情説明を頼みました。


その後、身体が落ち着き、状況確認すると、打ち身、擦り傷は当然ですが、動けるので、大きな問題はないかと判断。
バイクのトラブルがないか確認、そして原因解明で、コースのポイントを確認しました。そこには、コースサイドの路肩の草むらから握りこぶし程度の根っこの露出があり、そこに下死点通過時のペダルがヒットしたのです。30km以上の速度、90rpmでの下死点での通過、そのコンマのタイミングでアクシデントは起きました。

しかし、その怪我は後に大きな影響を残します。注意一秒 怪我一生、とはまさにその通りです。十分に集中して走っていても、まさかは起こります。
皆さんも是非、あらゆる局面で自分の身を守ってください。

さて、その後は、会場に何とか戻りました。そして、冷静になると、ムービー撮影の仕事が翌日に控えていることが頭をよぎり、穴を空けられないですから、アイシングや安静などに努めて、サポートもあり家に無事に帰りました。

3時間の睡眠の後、ロケ地に向けて車で移動です。
患部は擦過傷は痛いものの、腰と大腿、外傷の見当たらない股関節も力が入らず安定して動けません。そして体勢が崩れるとズキッと痛みます。。。

そこで、関節の安定にはニューハレ!
腰と股関節にテーピングをしてロケに臨みました。


西伊豆スカイラインの急勾配を、ターマックSL4で駆け上がるシーンを何度も繰返し撮影しました。痛み止めも服用しましたが、ダンシングまでできたのはこのテーピングのおかげです!


結構簡単に貼れて、効果は絶大です。
擦過傷は直せませんが、関節の安定で、故障を未然に防いだり、動きのパフォーマンスをあげることにも効果的です。


そして、その翌日、整形外科でレントゲンを撮ってもらうと骨盤、大腿に骨折などの異常はなく、一安心。24時間、横になって安静にしていた後は、またニューハレを貼って、また取材を受けたりしました。

と、アクシデントがドンドンドミノ倒しのように影響していくタイトな生活を送っていますが、神のお告げか、治療院を紹介してもらい施術を受けてきて、今は、楽に屈伸や歩けるまでになりました!
行って良かったです~


と、まあ、こんな感じで、皆様には多大なご心配をおかけしていますが、今週末、富士チャレ200から元気にペダリングできるように、ケアを怠らないようにしていきます!