2012年2月29日水曜日

3月に向けたトレーニングの進展状況

例年よりも一日多くもありましたが、2月も本日最終日でした。


3月の目標であるトライアスロン初チャレンジ、IRONMAN70.3SINGAPORE に向けたトレーニングも出来る限りではありますが、順調に進展しています。

自分の体感、練習での持続時間とその速度でそれぞれの向上を確認できますが、加えてトレーニングデータでも、確実にトレーニングをこなしてきているということを確認することが出来ます。

自分が用いているポラールパーソナルトレーナー.comのデータの集計から統計的な視点でトレーニングの進展状況をみてみます。


まずは、目標設定した9月からの月間ごとのトレーニング時間と運動負荷(トレーニングロード)の推移です。
棒グラフが月毎の時間ですが、9月から始めて10月はイベントなどで時間が落ち込んでいますが、11月から気持ちを新たに計画的にトレーニングを行い、12、1、2月と多くトレーニングをこなせるようになっています。

運動負荷からみると2月では、12,1月と同じくらいの時間でもかなり高い運動負荷になっていますので、トレーニング時間あたりの強度も高くなっています。
ペースを高く走る時間も増やせているということです。


直近1月と比較してみますと、左のスポーツゾーンサマリーで一目瞭然ですね。


ゾーン4のLTを越えたトレーニング時間が
1月 0:37 → 2月 9:44

ゾーン3のLTトレーニングは
1月 3:03 → 2月 10:37

とそれぞれレースパフォーマンスに直接効果的なトレーニングが多くこなせたことが確認できます。

もちろん、強度、時間 だけでなく、そのトレーニングの中身が大事なのですが、
自己評価でも 良い と言える状態になっています。


今週は天候も不順なので、いったん疲れを回復させ、来週トレーニングをレースペース的なトレーニングを優先して行い、翌週のレースウィークにはさらに完全回復させて、本番に繋げていきます。

このように自分の進展が把握できると本番までに焦ることなく、必要なトレーニング、そして攻めの回復が出来ますので、本番前の付け焼刃的疲れるトレーニングを避けることが出来ます。

本番が楽しみにもなりますね~


3月3日、西日本初の スペシャライズドコンセプトストア グランドオープン!


来る、3月3日、西日本初の スペシャライズドコンセプトストア として、
“RABBIT STREET 江坂店” が グランドオープンします!


http://image.www.goocycle.jp/upload/news/4/0/401f04581e30914ea0828584de2026ebeeef2e2c.jpg

大阪府吹田市江坂1-9-7 ベーンビル1F/06-6330-1189
営業時間 11:00~20:00/定休日 無し



場所は新幹線のゲートウエイ、新大阪駅からほど近く、地下鉄乗り継ぎで10分少々で行けそうな絶好のロケーションなので、西日本の方は大阪出張の際には、是非お立ち寄りして欲しいところです。
最新バイク、多彩なエクイップメントの数々を実際に手にとって御覧いただけますので是非お越しください!



オープン記念として、愛三工業レーシングチームの選手やMTB女子日本チャンピオンの片山梨絵選手がイベントに参加します。

自分は、4日日曜日にお邪魔して、トークイベントをやらせてもらいます。
「BG FITでいいポジション、BTBでいいスキル」をテーマに”世界中”のディーラーや、実際に自分が行う東京のコンセプトストアで好評頂いているBG FITの解説や、バイシクルトレーニングブックの(BTB)の一部を紹介して、楽に、快適に、そしてその結果、長く、速く走るための動作スキルについてトークしたいと思います。
頭で理解、体で理解していただけるようなワンポイントをいくつか用意していきます。


楽に、快適に、そしてその結果、長く、速く走るためには
動作スキルが重要であり、そのための基礎となるのがBG FIT。
体にあった状態で、トレーニングをすることで初めて能力とその向上が
最大化されることを前段で解説し、
その後、実際に体にバイクがあっていない負担を擬似動作で体感して頂き、
現状のバイクは適切なフィットがなされているかを確認して頂きたいと思います。
頭で理解に加えて、体で理解を深めてもらえればと考えています。





午前の部: 11時30分スタート
午後の部: 14時30分スタート

上記2回の実施を予定しており、BTBの即売やお持ち頂いたBTBへのサインはもちろん、トレーニングに関してのお悩み相談や、
BG FITに関しての個別のご質問や今のライディングのご相談も随時可能だと思います。


他にもいろいろと特典を用意しているようですので、
ぜひ、ぜひ、この週末は大阪スペシャライズドコンセプトストアをご予定に加えてくださいね~




2012年2月27日月曜日

BTAは安心してDLしてくださいね

今月リリースのバイシクルトレーニングアプリもトライアスリートを中心として好評を頂き、ありがとうございます!


”ペダリング”や”コーナリング”、あるいは今月号の自転車雑誌ファンライドでの脚の重さを活かすヒルクライムペダリングで紹介された上り”ヒルクライム”など、多岐に渡るコンテンツをそれぞれボリュームで徹底解説しています。

基礎から一歩踏み出したい時に知っておくべき、身につけておきたいスキルを紹介していますので、バックナンバーも多くの皆さんに是非ご覧頂きたいと思っています。



その際でのお問い合せや、iTunesのレビューに
「ios5にアップデートしたら、購入済のものが見れなくなった。」
「機種変への対応はしてくれないんですかねー?」...など書込みが多くみられますが、
それらは勘違いというか、APPの仕様のため誤解を招いているようです。

しかし、実際はそんなことはなく、アップデートやiPhone機種変も対応しています。
これからDLしようとする方に安心して頂きたく、以下の【お知らせ】に
詳細解説を掲載しました。



是非ご覧頂き、手元のBTAコンテンツを末永く参考にして頂ければと思います。


「見て、読んで、そしてライディング。
わからなくなったら、またこのアプリを読むことからはじめればいいのです。
あきらめない、上手くなりたいという気持ちがあれば、
ライディングのスキルは必ず向上していくでしょう。
さあ、Let's Ride!」
~BTAエピローグより~


2012年2月26日日曜日

レースシミュレーションのペース走

今日は3週間後に迫った初トライアスロンチャレンジ、IRONMAN70.3SINGAPOREでのバイクとランのペースをシミュレーション的に走ってみました。


バイクはホイールを、シューズも実戦仕様です。


トランジッションにバトンホイール、あるいはディスクホイールで走るのですが、ホイールを変えた影響、空力による速度向上というポジティブな要素別として、横風の影響と路面からの振動などネガティブがレースの距離、ペースでも問題ないかを実際に走って確認です。


Duration: 02:23:59,HR Avg: 153,HR Max: 165,Calories: 2133kcal,Distance: 87.04km,Speed Avg: 36.3km/h,Training Load: 365


90kmを一定ペース走でレース想定を意識してランまで繋ぐために追い込まないようにして、ホイールからの振動や、横風の影響をはかりました。振動は一般道や工事路面も大丈夫、今日の風速7,8の横風でも対応できて問題なし。ホイール効果は絶大で、レースペース想定は40km巡航と出来そうです。



Duration: 00:54:20,HR Avg: 157,HR Max: 167,Calories: 837kcal,Distance: 12.05km,Pace Avg: 04:30min/km,Training Load: 175



その後のランもバイクの疲労も影響も少なく、10kmを想定ペースで合計12km走りましたが、ハーフマラソンとなる実戦でも4’20~30”では行けそうなので、目標タイムは1:35あたりが想定されます。

あとはスイムがどれくらいダメージなくタイムの遅れを減らせるか、水分とエネルギーの補給をしっかり摂ることと、そして必要な装備などを準備すること、これらを検討しておく必要がありますね。

スイムは練習、補給と装備は、近々トライアスロンショップに行ってエキスパートにアドバイスを求めて見ようと思います~


2012年2月24日金曜日

エアロホイール走行テスト

春の陽気の本日、来月IRONMAN70.3SINGAPOREで使用予定の決戦エアロホイールを実走行でテストしてみました。

暖かく横風がありますが、本番を想定するにはもってこいでした。



試したのはこの2セット!!!
いずれも言わずと知れた超強力ホイールです。



共有データはこちらです www.polarpersonaltrainer.com


9.5kmを往復、心拍、及び足の筋出力ををほぼ一定に保ちながらの走行による違い、感覚を掴みました。

前半は、ZIPP808+SUB9disk (ディスク表面に貼り付けたマグネットがまずかったのかスピードが飛び飛び)、後半が、Xentis Mark 1 TTクリンチャー(F/Rバトン)です。

ZIPPセットでは軽快にスピードがあがっていき、そのディスク音とあいまって高速走行をしているという感覚がビンビンに伝わってきます。実際に、速度も高く、気持ち良く足も回ります。どちらかというとケイデンスを高く保って走ると速度ののりがいい感じです。

ゼンティスは走り出しが重くカッチリとしていて、んー普通のホイールだなと思ってメーターをみてみるとおお!と思う高い速度に。風切り音も少なく、ホイールもびしっとしていて高速走行をしている感じがまるでしないのに速い。

これはどちらもイイですね、どちらを使うか大いに悩みます~




2012年2月23日木曜日

全くもって気の早い話



今年IRONMANになれたなら、来年の目標はこれだ!



Distances:

Swim 2.4 mile (3.86 km) open water sea swim
Bike 112 mile (180.25 km) multi-terrain - 90% off-road
26.2 mile (42.195 km) trail run

Expect:
• Serious vertical gain
• Gruelling (mostly off-road) terrain
• Awe inspiring landscapes
• Linear journey* 
• Self-sufficient style**
• To find this the toughest thing you have ever done

どれだけ厳しいのだこれは。。。

2012年2月19日日曜日

機能を選ぶ、機能を買う

ランニングシューズを来たるレースに向けて新調しました。


シューズはかなり履き込み愛用している同じモデルの色違いです。
実は変化を求めて、違うメーカーノモデルも、また同じメーカーの違うモデルも買いましたが、このモデルが一番自分に合っています。

フィット感は履いた瞬間に大事ですし、軽さは履いた時の足運びに違いを感じられますし、クッション性も自分の走行ペースに適した吸収性が好ましいです。
デザインは少々何ですが。。。走っているときは、足元を見て走っていませんから、優先順位としては少し後回しです。

走ることに対する機能を求めて、シューズを選びました。

なかでも自分にとって一番の機能はアーチサポートです。


このように、ソールにもアーチを支える機能が配されていて、足裏をしっかりと支えてくれて脚の軌道やフォームを安定させてくれます。
疲労感も違いますし、安定していることから安心して走ることができます。

動作の土台、基部は胴体、身体の中心側であり、手足は末端となり、発生させた力の伝達部として作用していきます。
中心が崩れると末端まで崩れてしまいますし、逆もまたありえて、末端から中心が崩されることもあります。
足がその動作で必要以上にたわんだり、ねじれてしまっては、力の発生や伝達に支障をきたします。

足以外には基本的に地面に身体の重さを伝え支えるという作用はしないのですから、アーチのサポートはすべてにおいて有効です。


立つ、歩くということにも当然アーチサポートは、有効です。

このかなり履き込んだ感の溢れるMERRELL Pathway Mocは、ロープロファイルで軽量、かかとも潰せても履けるなどデイリーで活躍しているカジュアルシューズです。
というもののそのアーチサポートは、柔らかめのフッドベッドがまるで砂浜を歩いているかのように自然と沈み込んだ感じになり、足裏全体をしっかりサポートしてくれるという秀逸さなんです。

アッパーは緩い感じなのですが、しっかりと歩くことができます。裸足で砂浜の上を歩いている感じは極上ですよ~



こちらのド定番のJUNGLE MOCは、これまで何足も履き潰してきては新調してを10年来繰り返しています。

こちらもスポーツのアフターシューズとしても、普段履きにも重宝していて、このアーチサポートもかなり秀逸です。


この踵を支えてアーチの機能を発揮させるというSUPERFEETも買ってみました。
機能のトライアルのためです。

確かに安定感はありますし、歩き易くもあります。

ただ、上記のアーチを適切に支えてくれるシューズでも同じような機能と感触を得られていました。

アーチを支えるといっても、しなやかな素材で自然な範囲で保たれていますので、アーチのバネは当然生かされていますから。

この足のアーチというのは、足の構造に起因していて、細かく多くの骨をの集合体であり、それらを筋肉、筋膜、腱がつなぎまとめて形作られています。

それらの筋力や発達の度合い、あるいは疲労具合に応じて足は変形してしまいますが、そうすると地面に力を伝えたり、逆に身体の重さを支えるのに、アンバランスが生じてしまいます。

踵やアーチの崩れは、脛骨、大腿の向き、アライメントに影響して、それらを支える筋肉の負担に繋がります。

足を支える機能というのは、脚全体の負担を減らしてくれるのです。


有名所では、ビルケンシュトックが踵のサポート、アーチサポートも縦と横のアーチをうたっていて、とても多くの、とくに医療系の方に広まっていることと思います。


自分も、室内履きにも愛用しています。
アーチサポートの具合がはっきりと分かりますね(汚くてスミマセン。。。)。



そしてバイクシューズも当然にアーチサポートが、強く有効です。
自分が愛用しているのは BG S-Worksロードシューズです。

ペダリングの特有の必要性から立つ、歩く、走る、よりも必要度が高いとも言えます。歩く、走るでは、アーチは適度にしなることでバネの働きをして進む力を生み出します。
しかし、ペダリングでは、ペダルと結合した硬いソールの上で、踏込の力を受けたときにたわんでしまう状態になり、骨盤周りや大腿で生み出された力を吸収してしまい、ロスとなります。
また力を伝達する脛骨や大腿の向き、軌道を崩すキッカケともなってしまいます。
アーチをしっかりと保持しておくことが、力の伝達をあげ、脚の筋肉の負担を和らげ、スムーズで力強いペダリングを実現してくれるのです。

フットベッドをアーチに合わせるのはそういった意味で、バイクではとても重要です。同様に、シューズのアウトソールでも、しっかりとアーチを支えてあげる必要があります。

アーチを支える役割をアッパーのストラップなどで代用しているシューズが多いですが、そうすると力強い踏込をするライダーほどストラップやバックルを締め込まなければならず、痛みやしびれ、ひいては足の変形すら助長しかねません。

アーチを支える役目はフットベッドとソールの機能です。

上手に機能を選んで、自分のもつパフォーマンスを存分に発揮したいですね~
(と、自分の散財を必要化するブログでした。。。)


2012年2月18日土曜日

エアロフォームを極める

iPhone&iPad用電子書籍アプリとして1年間に渡りリリースしてきました
”竹谷賢二のバイシクルトレーニング”もいよいよ最終号を迎えました。

そのテーマはこちら!
「TT&トライアスロン エアロフォームを極める」



APP storeでのダウンロードはこちらからどうぞ


 登場しているバイクは、現在の愛車で乗り込んでいるSPECIALIZEDトランジッションと、2012ニュー シヴ です。



エアロフォームをどのように構築、確立するかを、バイクからではなく身体側から見た視線で解説してあります。

各所の体の声を聞きながら、自分にとって無理なくスムーズなペダリングが実現できるエアロフォームを導けるようにしています。


またその特異なフォームでの体幹の保持や、股関節の屈曲、進展に対して、筋力負担も変りますので、それを補完するワークアウトも紹介。


現在自分も取り組んでいるトライアスロン、スイムとランを結びつけるパートであるバイクの理解をすることで、スムーズなトランジッションも実現できれば、とコラムも書いてあります。



Duration: 02:42:52,HR Avg: 153,HR Max: 170,Calories: 2415kcal,Distance: 78.75km,Speed Avg: 29.03km/h,Training Load: 412

実際に自分はトライアスロンのキャリアはなく、トレーニングで体を慣らしているのですが、バイクのスキルが上がると、ランの持ちペースに対するペースの落ち込みを防ぐことが出来ています。
昨日のブリックトレーニングでは、ランのピッチと同等のバイクケイデンスになるように意識したら、スムーズにペースに乗せ走ることが出来ました。

TTバイクに乗られる方はもとより、ロードバイクでも知っておいて気をつけたほうが良いポイントもありますので是非皆さんダウンロードして読み込んでみてください!








2012年2月17日金曜日

専門家へのBG FIT

昨日のコンセプトストアでのBG FITは、とある有名なトレーニングセンターのコーチの方でした。

当然のごとく運動生理学や解剖学、バイオメカニクスなど熱心に研究されている上、さまざまな選手の指導もされているので、知識と経験がものすごく豊富です。

今回BG FITを通して、ご自身のライディングの中で感じる不具合を解消しつつ、フィッティングの研究にもということでした。


BG FITといえばフィジカルアセスメントという、様々な身体特性の確認と評価のプロセスを経ることで、その方の身体の特性にあった、フィッティングソリューションを提供することが出来ます。

誰でも彼でも、あるひとつの形、たとえば、前傾フォームの角度とか、腕の角度、あるいは膝の軌跡を定義した形に近づけるような、その方の身体特性を無視したフィッティングでは、一刻は良くても、疲労箇所がシフトするだけで分散されなかったり、かえってアンバランスを助長する可能性があります。

痛みや疲労の集中などは症状であり、また、角度や軌跡は結果であり、その原因は人それぞれであり、その原因を見つけ出し、それにに応じた解決法を提供しなければなりません。
対症療法ではなく、あくまでも、原因にいかにアプローチするかが大事なのです。

この点でこのコーチとも話が一致していまして、以下のようなソリューションの提案にも、理論的にもとても納得し、そして実際の身体の動きとしても、良い感触を得てもらえました。




そのなかで幾つかの項目をピックアップします。

まずは、前足部の傾き。このアングルでアセスメントを行いますが、前足部が内側に高く上がるように傾いていることが分かるかと思います。これが内反と呼ばれる状態であり、程度の差はありますが100人中90人以上、つまりほぼすべての方がこの内反になります。

この傾きがペダリングの上死点から踏み下ろし始める局面で、すねの骨や大腿の内側への倒れこみを誘発する動きのきっかけとなります。

その動きを無くすために、内反シムをシューズの中にいれることで倒れこみが減り、結果的に膝の軌跡が真っ直ぐに近くなります。

倒れこみを減らし動きのロスや負担を減らすことが解決法であり、膝の真っ直ぐを既定してシムを使っていくわけではありません。



こちらは足の自然な向きを見ています。膝から下、脛骨と足がどのようなアングルなのかを確認しています。
この方だと、いずれも真っ直ぐ正面を向くような中立的なアライメントをしています。
ペダリング中もこの自然な向きが保たれているかが一つの見所になります。

このように自然な向きにならない原因は何かを突き止め、それに対する解決法も施していきます。



また、今回のケースでは、脚長差が大きくあることがご自身でも、フィジカルアセスメントでも確認できましたので、その解決法も施しました。

身体に合わせて、物理的に可能な範囲でその差を穏やかに減少させ、腰をバイクに対して真っ直ぐ相対するようにしていきます。

上の画像は、フィッティング中に自分が腰の位置を確認をしているアングルになります。
ご自身でも客観的バイオフィードバックとして希望されたので、iPhoneで撮ってみました。



連続写真に落としこむとその動きの範囲も分かります。
フィッティング後ですが、腰は中立の位置に保たれていますが、ペダリングの動きの中で、やや右に流れては中立に戻る、を繰り返しています。

当初は、腰が完全に右に落ち、傾き、前に回旋してしまっていましたので、かなり改善したことになります。
その動きからは、腰の疲労や左大腿部の股ずれ、筋アンバランスが症状として表れていましたので、動きが改善することで、これらも解消に向かうでしょう。

また、このバイオフィードバックを受けて、動きの修正もご自身でも配慮、コントロールされていましたので、加速度的に良くなることが予想されます。


バイクは機会、人間は生身、その相反するものが構造体として合致させなければならないのですが、人間を機械的に型に当てはめてはいけないのです。

人は人、それぞれの方が違いますので、それぞれに適切なフィッティングの結果、その形もまた人それぞれになってしかるべきです。

ということで、いま現在の身体に合わせて提供できる解決法を全て施してBG FITは無事終了しました。

しばらくの後、アフターフォローフィットでの、意見交換が楽しみです~







2012年2月15日水曜日

バイシクルトレーニングもろもろ

いよいよ仕上がり間近となったアプリ バイシクルトレーニングは
TTバイク&トライアスロン!



iPhone&iPadの閲覧に最適化して構成していますが、作りこみは紙です(苦笑

何度も読み返したり、他のページとの兼ね合い、記述の重複などバランスを見るのには
手で取り、並べ替えたり出来る方が自分には作業しやすいです。

こちらはもうすぐリリースの案内が出来るので、お楽しみにお待ちください!




さて、制作で大変だったものといえば、こちらバイシクルトレーニングブック、
家でガンガンプリントアウトしたり、PC作業がしやすいようにキーボードを買い換えたり、キンコーズに行って、大きな版のコピーを何十と繰り返しとったりと、その苦闘が思い出されます。



しかし、その甲斐もあって、皆様からの好評を引き続き得ていまして、この度、増版、4刷がきまりました!

既に出版社の倉庫には在庫がなく、流通在庫のみの状況となっていました。
3月には刷り上がるとのことです。



この刷り数がどこまで伸びるかも興味ありますが、ともあれ苦労が報われたことはとても嬉しく思います。

そして、自転車に頑張って乗ろう、向上のためのトレーニングをしようと思ってくださるサイクリストが多いことが一番の励みであり、喜びです。

自分も、他のことはからっきしですが、バイクだけは頑張れましたし、その気概で今も他のことを頑張れるようになれました。

トレーニングをキッカケに、向上の、達成感を味わえる方が増えたら嬉しいです!

今後もそのささやかなサポートが出来るようなことを念頭においていろいろと企画していきます~


2012年2月12日日曜日

乗り込み+走りこみの狙い

来月3月18日に初トライアスロンを控えていて今月はしっかりとトレーニングをしておきたいところで、膝の故障も回復したので、この2日間は乗り込み+走りこみをしました。



Duration: 04:03:19,HR Avg: 143,HR Max: 162,Calories: 3279kcal,Distance: 90.42km,Speed Avg: 22.42km/h,Training Load: 463




Duration: 03:49:10,HR Avg: 128,HR Max: 155,Calories: 2587kcal,Distance: 79.75km,Speed Avg: 20.99km/h,Training Load: 339

両日共に、4時かんを目処にバイク+ランによるエンデュランス(持久)トレーニングです。共に北西の風がとても強く、ときおりバイクがまっすぐに走らない時もあるほどで、往路は向い風、復路は追い風基調です。そのため速度差がとてもあったり、強度を保ちづらくもありました。
ランも風の影響をそれなりに受けますが、往路向い風、復路を追い風基調で走っています。

上記11日はスイムの疲労は残っていましたが、比較的回復状態です。バイクは抑えて走って、ランにどれくらいの影響があるのかも確認してみました。

強風でバイクの安定のためにと力んで乗ってしまい、またペダリングもトルク重視になりがちで、筋疲労が少し残っている中でしたが、概ね強度、ピッチ、ペースは想定通りでした。

バイクは力まず、追い込みすぎずに、なるべくスムーズ&リラックスした中で、どれくらいペースアップを計れるかを今後、検討していきたいところです。

12日は11日のトレーニングの疲労、とりわけらん21kmのダメージが残り、バイクは全く足が回りませんでした。着地衝撃の受け流しで、ハムや殿筋に疲労が強く、ペダリングのトルクが出ません。
そこで、バイクは回復走的に走り、ランに繋げました。
ここでもやはり前日の疲労が残り、最初から足は重く、ペースは押さえ気味で走りこみのために距離を確保。

この乗り込み、走りこみは、代謝向上のためのトレーニングという側面の他に、フォームとスキルの持続性高めると共に、疲労した状態でもフォームとスキルを適切に発揮できるように、つまりレース終盤の走りを再現してのトレーニングとなります。

回復した状態でトレーニングを行うのが原則ではありますが、そのトレーニングで何を得たいのかを考えると、こうした予備疲労をした状態でのトレーニングを検討する価値があります。

たとえ1~2時間のレースに出るとしても、レース終盤に適切に”乗れていない””走れていない”ことを自覚する方は、代謝、エネルギー供給の側面からは問題なくても冬の間にとりいれておくとよいでしょう。

乗り込み、走りこみははただ長時間、長距離だけでなく、フォームやスキルを適切に保ち続けるトレーニングだと強く意識しておきたいところです。


今回2日間で約8時間、バイク130km、ラン42.2km、走りましたが、
スイム3.8km バイク180km ラン42.2kmのIRONMANには遠く及びません。

先はまだまだ遠いです。。。


2012年2月11日土曜日

僅かな修正が大きな変化へと

先週のスペシャライズドコンセプトストアでのBG FITのお客様の変化がとても大きかったので、ご本人の承諾を得て写真を掲載せてもらいました。


この小さな画像でもどちらがビフォー、アフターのよいフォームか一目瞭然でしょう!

もちろん左側です(ちなみにコンセプトストアの2階の採光の変化で、12時前のビフォーは明るく、14時過ぎのアフターは室内で影が出てきてしまいます)。

フィッティングでの修正箇所としては、実際の数値としては見た目ほどは大きくはないのです。

まずは、膝の軌道の左右差とブレの対策として、足のアライメントやアーチサポートが強く効果的だったので、S-Wシューズ&BGフットベッドの+++というアーチサポートが一番高い組みわせです。

新車のISPのフレームで、このBG FITのために切り代はまだ残されていまして、サドル高を見極めしまして5mmカット、サドルの角度と前後位置はそのままで高さだけ5mm下げたのみ。

そしてハンドルは柔軟性を考慮して、エンデューロなどでも頑張りやすいよう低いポジションを志向しつつ、スペーサーで調整。ステムの長さはそのままに、10mm下げて、5mm戻してと合わせてみましたので、結局5mmハンドルが下がったことになります。

さらに、ハンドルの角度、ブラケットの角度などを合わせて、前足部アライメントの調整シムで整えて終了でした。

興味深いのは、サドルとハンドルは共に5mmずつ下げていますので、相対的な落差は変化していません。

にも関わらず、背中の自然な柔軟性にあったアール、力の入った肩もストンと自然な位置に、詰まった首元もすっと前も見やすくリラックスした良い位置に、肘の絞り込むような緊張と突っ張りがとれスッと緩まり、ハンドルに上体の重さをドンと載せてしまって起きていた手のひらの圧迫と手首の負担もなくなりました。

BBを中心にサドルを良い位置にして、ハンドル関係を構築していくことで、結果的に5mmの僅かな修正が、細かな修正が、大きくフォームを変化させ、身体にとってはストレスなくなり快適になり、力まずスムーズなペダリングが実現できることから速さをも得ることが出来ます。


また、別の方ですが、アフターフォローのフィットにみえた方も、楽に長距離が走れるようになったと効果を実感してくれていました。



今のバイクがいまいちしっくりこない方、身体のどこかに負担が集中してしまう方、競技志向の方だけでなく、多くの方にとって乗りやすいバイク、頑張りやすいフォームに導く、BG FITをご検討してみてください。


全国各地のスペシャライズドディーラーでBG FITを受けることが出来ます。
ちなみに、下記コンセプトストアのBG FITの説明もご覧いただけると参考になるはずです。



上達の近道となる、最適なフィットをシーズンオフの間に実現しておきましょう!

2012年2月8日水曜日

エアロフォームとアイウエア

iPhone&iPad用電子書籍アプリ/バイシクルトレーニング(BTA)は来週のリリースに向けて、今週が製作の山場です。

が!
巷で大流行のインフルエンザの影響で、ちょっと進行は遅れ気味。ここから取り戻していきたいと思います。

ワンポジションで漕ぎ続けるTTバイク、トライアスロンでは、技術もスキルもなく体力任せで、ガシガシ踏んでいけばいいんじゃないの?
と思われる方も多いかもしれませんが、ペダリング、サイクリングはシンプルな中に、無駄のない伝達効率と、無理のない力の発生を、意識してあげると体力/スピードが上がり、楽に速く走れます。

エアロフォームならば35km/hは楽に出来るはずです。

もし、そうでなければ改善、向上の余地がとてもありそうですよ。



上記は表紙原案で、Facebookで行った投票をもとに、上の黒いデザインにて決定しました。
この時に乗っている 2012New SHIVは、スペシャライズドコンセプトストア実車が展示中で、どなたでも、固定ローラー台の上で安全に、エアロフォームのペダリングを体験できますので、是非ご覧になりに行ってみてください。

またこの2枚の写真は同じバイクとエキップメントを使用していますが、撮影を上は屋内、下は屋外で行なっています。

そのための目元のアイウエアのレンズの色の違いが鮮明に分かります。そうです、調光レンズのアイウエアをかけています。
これは最近お気に入りのアイウエア、zeroRH+ のなかでも、最新モデルにあたる RADIUSというモデルです。

こちらの専門店でも紹介されています。

大人なデザインの多いゼロの中では、ブランドネームが大きく、押しだし感の強いモデルですが、バイクラィディングシーンにはとても似合います。

実際に、かけていてもヘルメットとの親和性もよく、ホールドのしっかり、かっちりしたフレームも視界を遮ることなく、前傾が深いエアロフォームでもバッチリです。

ノーズパッドの調整可能なノーズパッドで、かなりの人に適したフィッティングを得られるのもオススメできるポイントですね。

バイクも、アイウエアも、シューズも、なんでもそうですが、フィットが大事です。

フレームやレンズ面と実際の視界との関係で、例えば視界を得るのに上体を起こしてしまうなど、フォームを変えてしまうこともありますので、一度合いを確認してみて下さいね~






2012年2月6日月曜日

レースの振り返り


昨日のハーフマラソンのデータを1キロ毎のオートラップで、昨年のデータと比較してみました。




昨年も直前までの期間に十分なトレーニングをしていなかった、という似た状況下でしたが、一年間の間にベースアップをしていた分の差がしっかりと上積みされていたことが確認できました。

トレーニング不足は、どちらも、12km以降のケイデンス、およびストライドの減少にみられます。
今回にいたっては、15kmでは心拍領域も下がり、呼吸も代謝もまだまだ余裕を感じられる中で、脚が前にでない、伸びない、という感じになりました。

通常、トレーニングでは10~12kmを1時間で走ることが多く、それ以上はなかなか走りませんし、今回のようなペースでのトレーニングも直前のスピードに対する刺激入れ、レースペースん確認でしか走っていませんでした。

ですから、その動きの速さと、その持続に身体が適応させていけば、今回の序盤のペースを維持していくことも可能になるかと思います。

今後のラントレーニングは、キロ5分での一回あたりの距離&時間を増やしていくこと、キロ4分未満での速い脚の動きも随所で取り入れていくこと、を加味していきたいと思います。



ゴールまでのラスト1kmはかなり追い込んで、スパートしまして、ゴールしたら過呼吸にもなりそうでしたが、データをちゃんと取るために、POLAR RCX5をしっかり操作。

このRCX5&ストライドセンサーは本当に便利です、大きな表示画面でありながら、フラットでロープロな形状はラン動作の腕振りの中でも表示項目が確認しやすいですし、記録したデータから振り返ると自分の傾向と対策が見えてきますので、本番のデータをトレーニングへの落としこみが出来ます。



今回はXTERRA丸沼のエイジのチャンピオンとのランバトルでした。

他にもXTERRA参加者も、参加予定者も、一緒に走り、盛り上がりました!

今回写真を提供してくれた THE BIKE JOURNAL には、そのXTERRAの模様や自分がトライアスロンをやりたい訳もアップされています。 


今年のXTERRAも、スイムとランのパフォーマンスをアップして、大幅なタイム向上を目指したいと思います~





2012年2月5日日曜日

自己記録更新

今日のハーフマラソンは自己記録更新!

とはいえ、まだまだ課題が見つかるレースでもありました。

Duration: 01:25:03,HR Avg: 163,HR Max: 178,Calories: 1380kcal,Distance: 21.43km,Pace Avg: 03:58min/km,Training Load: 284

見ての通り中盤からペースが落ち込んでしまい、走りながらはトレーニング不足だから脚が動かなくなってもしょうがないかな、と言い訳をしていましたが、最後の最後にもうひと踏ん張りできたところをみると、まだまだ追い込みが足らなかった、というメンタルの問題だったかもしれません。


とはいえ、昨年の1時間30分よりも、6.7%の向上は、自分的には嬉しいですし、故障を災い転じて福となす、リハビリの過程から向上の芽がでてきた感じがします。

6.7%というと乗鞍ヒルクライムで57分台の自分が53分台で上るくらいの向上率ですから、メチャメチャ大きいです。そしてバイクではありえない、味わえない向上感です。

仕事でも、生活でも、趣味でも、自分の向上を感じられることが楽しいですね!

また次も、日々も、向上を目指して頑張ろ~