「すべてが揃う王滝完走パッケージ presented by スペシャライズド」の第一回として、
チャレンジセミナーを行ないました。
©KOGE2
王滝100kmの完走を目指す皆さんに、まずは優先順位を立てて最重要課題から改善を図っていき、完走できない要因をすべて準備でクリアにしておくこと、を解説させてもらいました。
実際の動作など実技講習は次回以降に、様々な場所と内容で行なっていきますので、
初挑戦!あるいは初完走!を目指す方はドンドンご参加くださいね。
ちなみに第2回は5月12日(土)に鎌倉市材木座にあるOSJクラブハウスを拠点に行います!
金曜日にご参加いただいた方からの追加質問がありましたので、こちらにお答えを記します。
Q1「MTBの大会ではよく「後ろから抜きま~す。」とか「左、行きますっ!」と背後から言われる事があります。こちらは道をあけようにもアップアップでそれどころではない場合が多いのですが、無理して道を外れる必要なないんでしょうか?道を外れると止まってしまったり、パンクしてしまったりするので、背後から抜かされる事は意識しつつ、遠慮せずにわが道を走ればよいのでしょうか?」
はい、抜かれる方はそのままのラインをキープして頂ければ大丈夫です!
抜く方はそのラインの横を間隔をもって追い越していくようにしています。
稀に、ドケドケ的な口調のライダーもいますが、仰る通り、道を無理して外すほうが危険ですので、
広くなるところまで待ってもらうほうがいいでしょう。
抜かれる際に余裕が出てきたら、お互いに譲り合いの気持で、
「お先にどうぞ」
「ありがとう!」
と出来たら最高ですね。
技術と体力の余裕が気持ちの余裕に繋がりますので、トレーニングがんばってください!
Q2「ロードバイクの場合になりますが、下ハンドル、ブランケット、バートップ、と3通り程の持ち方があると思いますが、どの様な場合に握る位置を変えていますか?(疲れた時とか、傾斜が緩い時、ダッシュの時など)。」
MTBでも一緒なのですが、ハンドル位置がフォームを決めるのではなく、
ライディングフォーム、上体の角度により、ハンドルの持つ位置を変えていきます。
上体角が深い、伏せた状態では、肩の位置が低く前に出ますので、相対的に腕の位置も低く前に出ますから、ハンドルの持つ位置も低く前に出ます。
ブラケット及び先端や下ハンドルを持つことになります。
逆に上体角が浅い、起きた状態では、肩の位置が高く後ろになりますので、同様にハンドルの高く後ろの位置を持つことになります。
ブラケットの手前やハンドルの肩の位置、バートップを持つことになります。
上体角はペダリングのパワーや風の強さ、速度の速さで決まります。
そレに応じた上体角で、肩や肘、腕や掌に押されて返させているような感じがしたら、前や下を持ち、
逆に引っ張られているような感じがしたら、手前を持ってみて、そのストレスがなくなる位置を探りましょう。
それを基本として、一瞬の加速の時など力強くハンドルを保持する時、重心位置を下げるコーナーなどは下ハンドル、などを持ちます。
実際にいろいろな状況で、ハンドル各所を持ってみて、姿勢保持がしやすく、心地良いと感じる位置を持ってみることからはじめましょう。
そして、日曜日は横浜オレンジロードでの試乗イベント内でのバイシクルトレーニングブック/BTBの一部解説レクチャーを行いました。
午前の第一部では、トレーニングとただのサイクリングを分けるもの、
次に繋がる目標意識と向上心の有無!
それさえあれば、それすなわちトレーニングです。
もうちょっと上手く、速く、長く、走りたいと誰しも思っていますよね、
それを出来るようにするためには、出来ないことを繰り返し練習すれば出来るようになりますよ。
ということを、メインにお話ししました。
自分の例えで言えば、トライアスロンのスイム、できないのは泳いだことがないから、当たり前!
練習すれば、おそくても徐々に出来るようになってきています。そういうことなんです。
その他、トレーニングは何もトレーニング時間だけでなく日常の中でもそこかしこにその機会があります、とくに姿勢をきちんと保つように生活することはバイクにおいても、全ての運動にとっても絶大な効果があることを骨格模型を使って、ライディングフォームとの関連を交えて話しました。
午後の部は、実際にBTB3章のスキルのなかで、ペダリングを中心に解説し、頭で理解してもらうとともに、、それをマスターする勘所を、実際に身体を動かしてもらい、力を入れてもらって、体感して、体で理解してもらいました。
この頭で理解、体で理解、が今の自分の各レクチャーの際のテーマです。
解説をしても、頭で理解してもらうことは一歩として大事なのですが、
そのまま話しだけで終わると、実際は効果を得られる人が少ない、ということを学び、
少しでも効果を上げるために、ペダリングなどのバイクの動作を分解して、
バイクがなくても置き換えた動作を一緒にやってもらうことで、適切な動きとその範囲、そのときの力感を覚えてもらえれば、実際にバイクに乗った時に、
「この感じだ!」
と適切な動作が導きだされると考えています。
ということで、教える機会のたびに、自分も教わり、毎回ドンドンとブラッシュアップを続けています!
その成果をいろいろな機会で、形にして、発揮していきたいですね~