2013年1月4日金曜日

バリー・スタンダー選手のご冥福をお祈りします

Burry, may your soul rest in peace...

南アフリカの世界トップMTB選手である
バリー・スタンダー選手がトレーニング中にタクシーにはねられて
死亡したとの悲報がはいりました。

極めてショックなことです。。。

写真中央の白いアイウエアを掛けているのが彼、バリーです。


バリーは自分が引退する直前にスペシャライズドグローバルチームに加入して、
2009年には南アフリカで開催の世界屈指のMTBステージレース、
”Cape Epic”で一緒に戦いました。

すべてのステージを走り終えて、野外でのフェアウェル&アワードパーティで
リラックスしている時の写真です。

ボトルでワインを空けたり楽しかった思い出が。



レースは二人一組チームで毎日約100kmを毎日走り、総合タイムを競います。
世界的に人気の大会で一般アスリートも多く参加し、
バリーはそこで優勝も果たしていますし、MTBオリンピッククロスカントリーで
U23世界チャンピオンにもなっている実力者でした。


ケープエピックは南アフリカ、喜望峰で有名なケープエピック周辺の
大自然の中を、幾つもの山を越えていく過酷でダイナミックなものです。


そのレースでのヒーローであり、南アフリカの偉大なチャンピオンであるバリーは
自転車を通じて南アフリカに貢献してく活動もしていて、まさに南アフリカの誇りでした。

その彼はまだ若く、2009年当時はNintendo大好きで、
ロゴ入Tシャツを着て、ゲームのことを楽しく話していたことが印象的で
今時のトッポイノリノリの23歳の若者でした。

いまでもまだ26歳、あまりにも若く、早い他界です。
結婚したばかりだとも知りました。

彼がこれから成すべきだったことを思うと、深い悲しみと喪失感に包まれます。

自転車の楽しさは危険と背中合わせ、
もちろん自転車だけではなく、生きているだけで死のリスクは常にそこにあるわけですが、
それでも自転車で命を落とすことがないように、またそういった方を増やさないためにも
何が出来るのか、何をするべきなのか、
新年早々ですが重い課題を突きつけられました。

自転車に関わるものとして、真摯に考えて行動していきます。




天国でも、観客を魅了するキレのあるコーナリングと派手なジャンプで
MTBライドをどうか楽しんで下さい。

バリー・スタンダー選手のご冥福をお祈りします。