2014年5月20日火曜日

2014横浜トライアスロン レースレポート

人生初のショートディスタンスのトライアスロンは、苦しくキツくも、刺激的で興奮したまま、あっという間にフィニッシュしました!


公式記録はこちらです。
2014横浜トライアスロン エイジグループ(スタンダード)
http://www.jtu.or.jp/news/2014/pdf/2014yokohama_age_result.pdf



自分の結果は、総合順位 25位、 エイジ45-49男子 3位入賞でした!

フィニッシュタイム 2:11:29
スイム 0:27:46 138位
バイク 1:05:50 3位
スプリット1:33:36 23位
ラン  0:37:53 53位

という内訳でして、事前の目標では下記のとおりでした。

スイム  0:25
バイク  1:00
ラン     0:40
T1&T2 0:01
フィニッシュ 2:06

スイムでペースが上がらなかったこと、長いスイムからバイクへのトランジットのウエットスーツランに時間がかかったことなどで、目標タイムには届きませんでしたが、内容には満足です!

スイムもスピード!
バイクもスピード!
ランもスピード!
さらにトランジッションもスピード!

とスタートからフィニッシュまで急ぎまくるめまぐるしい展開は、ロングのそれとは全く趣が違い、初体験でもあり、とても面白かったです!

準備の段階から、補給やアイテムが少なく、アレ?これだけでいいのかな、楽ちんだな、なんて思っていたら、ゼッケンベルトを忘れていたりもしましたが、明らかにロングよりは気軽に、手軽に、負担なく取り組めますね。

しかし、上位、記録を狙うには、それはそれはキツイ種目です!


ロングに比べると、ノンリビペースで朝の時間を過ごせます。
スタート時間も遅いですし、バイク装備、特に補給も少ないですし、楽ちんで簡単です。


ただしスタート前には強度が高いので、しっかりと刺激を入れておきます。
ウォーミングアップ、軽いジョグとエクササイズでレースが始まることを体に知らせます。
写真はプランクから片脚保持して、股関節の屈曲進展動作を繰り返しています。



そして、パワージェルとトップスピードで集中と、エネルギー全開に備えます。



スタートはフローティングで和気あいあいとしていて、ギスギス感がないのが良い感じ。



汚いといわれる水質、それは確かに綺麗ではないし、前も殆ど見えず、匂いも若干ありましたが、横浜どまんなかでレースを出来る喜びのほうが大きかったですね。
それに、スイムは泳ぎだせば、自分の泳ぎに無我夢中になってしまい、全く気になりませんでした(笑


そのスイムは、自分のように下手くそだと、スピードを出そうと追い込めば追い込むほど、ストロークが乱れてしまい、力強く抵抗を増やしてしまうだけで、苦しんでもペースは上がりません。
また、呼吸が苦しくなり、ヘッドアップの回数を減らすと進行方向がズレてしまいます。
バトルがあるよ、と言われていたものの、自分のウェーブの人数が少なかったこともあり、第一ブイまでもまったく混乱がなく、ブイを曲がっては全くの一人旅でした。時折見る人は前ウェーブの方に追いついているだけでしたし、集団でのドラフティング効果がまるでなかったことがタイムに影響したかもしれません。
結局、自分のコントロール出来る動きでのペースに終始してしまい、ロングの時、宮古島の3km52分よりも速度は遅いことに。。。
いやはやスイムの伸びしろは、本当にまだまだ山のようにありますね、これまさに今後の宝の山なり!!



その後は、トランジッションエリアまでの400mの長いランがあります。
ウエットを脱いで走ろうかと前日の経験者の話では思っていましたが、応援の中で止まって脱ぐのはなんだか気が引けてしまい、結局着たまま走りました。これがまた走りづらくヨタヨタとエリアに向かいました。



また、そこでもバイクラックを見落としてしまい右往左往するなど、ロングだとエリアでガイドしてくれるボランティアの存在ってとても嬉しいなと思ったり。。。



しかし、バイクに乗り換えれば、自分らしく走れるのはロングもショートも変わりありません!
6.6kmの1周内に、直角コーナーx11、ヘアピンx1、Uターンx2もの変化が現れるコースを6周回します。


トランジット直後から前走者が多くて、そのレベルもまちまちで速度差がとてもあって、このなかでマイペースで走るのは確かになかなかシビアな状況だなと思いました。



コース一杯に広がる前走者をドラフティングなく一気に抜き去るためには、一気に加速していきますが、とても多いので加速の連続ですし、コーナリングも多くありますから減速加速も当然ありますので、バイクパートは常にスピード、負荷の上げ下げがあり、まさにクリテリウムでした。



後半に向けて、前のウエーブの選手が次々とランに移っていき、コースがクリアになっていってからはどんどん走りやすくなりました。


ロングではたくさん取る補給も、2周目と6周目にステムに貼り付け携行したパワージェルを1つづつ摂っただけでした。
そのパッケージを背中のポケットに入れようとしたら、後ろジッパーのトライスーツなので当然ながらポケットは無くて、慌ててパンツ、大腿部にしまい込みました。



最高速度は本牧から戻る橋の下りで49km/h、最低速度はその先の山下公園前のUターンで27km/hでした。
平均的には直線路では追い風向かい風ありつつも43~46km/h前後と、ガンガンいきます。
実走1時間ジャストなので、平均39~40km/hでした。



港町横浜、普段は走れない都会の中をバイクで思いっきり駆け抜ける、東京マラソンを走っている時のような満足感がありました。

コーナーで右に左に、橋でアップダウン、そしてスピードの乱高下で、まるでジェットコースターかゲームのような刺激的なバイクはとても楽しかったです!!




バイクパートの終わりのほうはギアを軽めにして回転数を上げて、ランのピッチに脚の動きの速さに慣れさせておきました。

そこからランにトランジット、事前に聞いていた向きとは違う方向からラックに向かうので、自分の位置がまたしても見誤りましたが、こういったロスも少なくしないといけませんね、、、


  ランにトランジットして、走り出したらすぐ、背中のジッパーを下ろしました。
前日のエリート選手が全員下げていたので、こうしたほうが走りやすいのだろうと真似してみました。



順位は全くわかりませんでしたので、とにもかくにも自分のペース、走りに集中です。

最初は軽快に足が前に上がっていまして、キロ3’50”あたりで走れ、応援に応えられるくらいでした。
リラックスして、速く、軽い動きをイメージしながら走っていきます。

しかし、徐々に同じペースがキツくなってきます。




だんだんと背中が反り足は斜め下にドンドンなりがちになってきます。
辛くなるとどうしても力んでしまい、自分のアンバランスが強調されるように崩れていきます。
背中が全体的に反っていきます。
腰が反ると股関節の可動範囲が下向きになりますので、脚が上がらず、足が地面にぶつかるような着地になります。
胸が反ると顎が上がり、体が振れずにやはり前に出なくなります。



短時間だから力づくで、と頑張ってみても一向にペースは上がりませんので、姿勢を保つことだけを意識して走りました。

2周目の終わりには、応援の声の中に、トップと5秒差!という声があり、え、ホント?!と俄然集中が増しました。

残り半周、約2㎞。

とにもかくにも前のトップを目指して走っていきますが、苦しさは自分もかなりのものでした。
応援に頷くことも、全く反応できませんでしたが、一心不乱に前を追いかけ、ゴールを目指します。


残り1㎞くらいでグループトップらしき方に追い付きました。
どうしてわかったかというと、抜いた後にピッタリと気配が背後に付き、離れなかったからです。
なんとか引き離したく、最大心拍数を記録するほどに追い込みMAX!

しかしペースを上げても引き離すことは出来ず、逆に補給所のクランクを抜けたところでラストスパートをされてしまい、こちらが離されてしまいました。


フィニッシュに向けたカーペット敷のストレートは、遅れてしまったものの気持よく走れました。
そこでは、ゼッケンを前に、アイウエアは外して、とスタッフから声をかけられ、その通りにしました。

初51.5kmは、現状のベストを尽くしてレースらしい展開でフィニッシュできました!




ロングのトライアスロンは一日をかけた大冒険、大人のチャレンジみたいな感じですが、
ショートは短期決戦、スリルとサスペンス、刺激と興奮がタップリの大人の運動会、
という感じで、どちらも楽し苦、魅力を沢山感じました!

またショートも出たくなりましたね!




2時間11分、スイムを除けば、約1時間45分と時間、そしてコース、展開ともに、MTB XCOに近く、現役時代を思い出したりもしました。


短時間、追い込めることは今回確認できましたので、真剣、マジ走りの次戦はアイアンマン・ジャパンの前、7月20日(日)MTB全日本選手権大会、5年ぶりに、エリートで参戦しようと思います!!

短時間高強度インターバルを取り入れて、2ヶ月でどこまで走れるようになるか、またIMジャパンのとのトレーニングの兼ね合い、両立ができるのか??

ちと難題ですが、頑張ってみようと思います~~!


■使用マテリアル【スタート前】
補給:パワージェルx1 トップスピードx1
【スイム】
ゴーグル:アクアスフィア ケイマンエグゾ-
ウエットスーツ:メイストーム スペシャルオーダー2ピース
【バイク】
バイク:スペシャライズド S-WORKS VENGE
ホイール:ロバール CLX60
タイヤ:S-WORKS ターボ 24c 前後7.8気圧
ヘルメット:S-WORKS イヴェード
シューズ:S-WORKS トライヴェント
アイウエア:Smith リアクターMAX 偏光レンズ
補給:パワージェルx2 
【ラン】
シューズ:Newton ディスタンス
アイウエア:Smith リアクターMAX 偏光レンズ

リストコンピュータ:POLAR V800先行試用モデル