2014年1月31日金曜日

動きを見る、基礎を確認する




1月のOSJ主催MTBチャレンジセミナーの一部です。
お二人で動きがだいぶ違いますね。

まずは基本姿勢を安定させて、キチンと前後ペダルに乗れる位置に体を置いて、斜面に対して、手、肘、肩はハンドルがとられない程度に力を抜き、足、膝、股関節も力を抜いて、斜面に対して持ち上がってくるバイクの上で固まらず、前後ペダルの荷重を保ちます。
結果的に体の重心位置が、前後ペダルやや前より上の重力線に合致していると、スムーズにギャップをこなすことが出来ます。

とはいえ、動きているものの細部を見て取るのは、これは4倍スロー再生ですが、それでもわかりづらいものですね。



そこで、決定的な瞬間を切り出すとこんな感じになります。

地面が坂道で斜面になります、それは黒い線、
水平に置かれた時の前後ペダルの中心、BB上に青い点線、
前後ペダルの中心、BBを通る重力線を黄色い点線、

を、それぞれ書き入れてみました。

こうすると見どころが一目瞭然になります!

左(の人)は斜面でバイクは斜めになっても、黄色の重力線に体の中心を近づけるべく、前後ののペダルにしっかり、とりわけ体が後傾しないように前のペダルにしっかりと立ちつつ、肘、肩、膝、股関節が、柔らかく曲がっていることが分かります。

右(の人)は、体はバイクの上でハンドルにしがみついて固まり、バイクとともに体も斜めに、後傾してしまい、後ろのペダルに踏ん張るようになって、体は完全に遅れてしまっています。

このような見方を、自分達、指導者、コーチは実際の動きの中で見えていて、それをフィードバックして、実際の動きを変えてもらう手助けをしています。


今回は、短い斜面、ギャップでの練習だったので、とりあえず乗り越えられましたが、これが長くなったりもっと急になったり、ペダリングが必要だったり、木の根や岩があったりと、条件の組合せが増えて、難易度が増せば、アッという間に乗車不可能に陥ります。

シンプルな状況で出来なければ、難しい状況では絶対に出来ないのですから、きっちりと基礎を修得する必要があるのです。


SDA王滝を目指すチャレンジセミナーではこういった基礎から、レース強度でのトレーニングまで発展的に、取り組んでいきますので、是非皆さんも機会をみて、参加してみてください!

http://www.powersports.co.jp/clubhouse/program/roadbike/13_r123_challenge/index.htm 

2014年1月12日日曜日

自己記録更新!向上するは至上の悦び!

今日は、荒川沿いで開催された谷川真理ハーフマラソンに参加してきました。


結果はこの通り、満面の笑み!
そうです、パーソナルベスト、自己記録を更新しました!!


そのタイムは、
1:21:34(参考ネットタイム: 1:21:28)


と、33→27→24→21と、概算ですが、着実に毎年PBを更新しています。




POLAR RC3GPSで記録しました、本日の走行データになります。

目標範囲は1時間20~22分に設定していましたので、上限である1時間20分台を目指して、序盤から3’45”ペースで突っ込んでいきました。これを保てれば、1時間19分です。
後半落ち込むことも良しとしまして、3’50”で1時間20分を目指していきます。

序盤は集団がバラけるまで乱高下しますが、その後はいい感じで一定ペースを刻んでいます。
姿勢を保つこと、脚の動きを正確に行うこと、地面への力の伝達をずらさないこと、そこに集中しながら進んでいきました。

折り返し手前で多少アップダウンでペースの上げ下げがあるものの、ほぼ一定で復路へ入りました。

それ以降、中盤は、キツいという心持ちが勝らないように、動きも力んで力まかせにならないように、辛さに支配されないように、意識のしどころを、自分をコントロールして走りました。

それでも後半に向けてじわじわとペースが下がっていきます。

脚は力まず、着地から素早くスムーズに離地して、前にしっかりと送り出すことを意識して、悪くはない感じで動けていましたが、その基部である骨盤が反らない、傾かないように、集中していきます。

しかし、それを支える腹筋群が、割れるような感じで負担がかかり、そこからフォームが崩壊しそうになります。
着地脚が後方に流れつつ、骨盤ごと後ろに持って行かれそうになるのです。

15~19kmをなんとか耐えしのぎ、そこからラストスパート第一弾でペースをやや上げて追い込んでいきました。
そして、ラスト1kmは出来うるフルスロットルで上げていきフィニッシュしました!
この最後にレース最高心拍の177bpm、最高ペースの3’20”を記録しました。

この結果にはとても満足しています。

しかし、走動作、フォームは維持できましたが、腹筋の疲労から雪崩的に全てが崩壊寸前で、反発感がなくなり足運びが小さくなったのが今後の課題でもあります。

まだまだ、これで良し、ということはありません。

現状に満足したら、向上はありえませんし、向上しないことを続けても楽しくもなければ、そこに悦びを見出すことは不可能です。

自分が向上することにこそ至上の悦びを感じ得て、その悦びのために向上するべく、日々努力を払っていくのです。

全て悦びのために生きていると感じています。



今回は、新しいマテリアル、機材も投入しました。

ランニングは機材の影響の度合いが少ないスポーツでありますが、視界と足運びはとても影響度が高いと考えています。

視界、アイウエアはクリアで歪みのない視界であることと、集中しやすい色調のレンズであること、そしてズレずに不快にならないこと、が大事です。

SmithのリアクターMAXは日本企画モデルであり、レンズもフレームも日本製で高品質なレンズが装着され、冬場に自分が愛用している偏光レンズは極めて品質が高く、今日のように日差しが強いなかでもとても感度が高く見やすい視界を提供してくれます。

足元、シューズはニュートンのニューモデルであるエナジーを着用しました。
これは新世代ソールを採用していて、高い安定と、自然で適切な足運びを意識させてくれて、とても走りやすいシューズです。最軽量モデルではないので、レーシング限定でなかく、距離走などのトレーニングにも適したシューズなのですが、キロ3’40”~50”ペースならば、問題なく走る事が出来ました。

足運びは、ソールのアクチュエータと呼ばれる突起を足裏に感じて、そこを上手く地面に前から後ろに引っ掛けて、その反作用で足を前に進ませて、そのエネルギーで速く走るように意識すると、とても良い感じです。
それに集中しやすくしてくれるのが、ニュートンシューズなのです。
お陰で自己ベスト達成に向けて追い込んだ今も、足底もふくらはぎも膝も、どこも痛い箇所がありません。きちんと走れば、地面と喧嘩をせずに、負担が少ないことがよく分かりました。

これらは、今回の自己記録更新に少なからず好影響を与えてくれました。



会場には、家族連れで訪れるランナーの方も多く、キッズ向けにバイクを楽しんでもらいたいと、スペシャライズドはMTBパークを設置して、バイクの楽しさも提供していました。

キッズがバイクの楽しさに触れてくれれば、将来、バイクを頑張りたい、楽しみたいと思ってくれるようになるので、将来のサイクリストを育てるためにも、とても大切な取り組みですね。

実際、子どもたちが楽しそうに、走り回っていたのが印象的でした。



ランニングもスイムも、バイクも、その他スポーツも、それを行うだけでも楽しいものですが、やはり向上、伸びゆくことに悦びがあり、それを追求し一生懸命取り組むことにこそ真の価値があると思います。

向上の追求、それを追い求めて一生懸命生きる、それこそが”人生の質”なんだと、感じた日でした。



2014年1月6日月曜日

トレーニングセッション行います!

今月も、プロトライスリート飯田忠司さんとのトレーニングセッションを行います!


火曜日はバイクライド、4時間120㎞をその日の風などコンディションでルートを選びつつ走行します。
概ね安定したペースの中で、区間によりメニューとIMレースペースも少々入れたいと思いますが、基本はエンデュランスライドです

水曜日はランニング、距離走、ペース走を交えて行います。
今週は週末の谷川真理ハーフマラソンに備えて、ジョグ+刺激入れ800~1kを3,4本程度でトータル15キロ程度です。



埼玉県三郷市泉77 ピアラシティ中央公園
を基本集合場所としていますが、
メニュー等で変更もありえますので、随時FBなどでアップします。


時間の都合がつく方は、是非ジョインしましょうね~!

レベルアップ目指して頑張っていきます!!


2014年1月5日日曜日

MTBライド、山へ!

正月明けから、バイクはMTBライドを2日連続で行いました。



寒い時期、風を気にせず、山登りをすることになるので、必然的に運動強度が高まるMTBは、ある意味、今が旬だと言えます。



乗り出しまでは、山奥であることが多いので、車で移動します。

S-WORKS EPIC 29 WC は、前後スルーアクスルで、剛性と安定性、クイックなレスポンスを実現させていますが、その取扱も慣れれば、脱着もスムーズに出来て、ラゲッジへの積載も苦になりません。


冬だと、低山でも北斜面は雪が残ることが頻繁にあります。
落ち葉の上にサクサク程度ならば問題ないのですが。。。


アプローチの舗装路にも残雪、そして凍結もありますので注意が必要です!

黒光りしている凍結路は、車でもそうですが、カチカチに凍った上に、僅かに融けだした水分があって最高に滑ります!!
トラクションコントロールが高いレベルで必要ですし、バランスを崩して足をつこうとしても、その足が滑って転ぶので、本当に注意が必要です。


が、しかし、圧雪のグリップの良い箇所では、こうしてみんなで雪を楽しめます。

私をスキーに連れてって!

もとい、 私を山に連れてって、ですね(笑



山には当然ながら坂道だらけで、時には、全く乗れない、超激坂区間もあります。

そんな時は、こうして担いで押して歩いて、登っていきます。

こんな時は、軽いバイクが正義ですね~なんて。


バイクを地面に置くと、こんな角度の激急斜面なんです!


 MTBは高いテクニックレベルも必要ですが、ガンガンとしたペダリングで速いという以外にも、押したり担いだり、様々な状況に出来るサバイバル的な総合体力が問われるのもMTBならではですね。

そして、それを笑顔で楽し苦、やり過ごせるマインドも必須です!

同じ状況、同じ条件でなければ力を出せない、楽しめない人には向かない領域ですね。。。


速い、遅いではなく、この状況を楽しめる共通したマインドがあれば一緒に楽しい時間を過ごせるのがMTBの魅力でもあります。

不安定で、不均一な状況を笑顔で乗り切る、
それって、社会でも役に立つ気がします~