2011年11月30日水曜日

トレーニング本格開始!

忘れていた悪夢が。。。


大阪マラソン完走記録証が届きました。

序盤は怪我でイヶ月走っていなかった割には、まま良かったのですが、その後、故障の箇所をかばってあちこちに痛みが起こってペースダウンの記憶が再び。。。

やはり、何かに臨むにはしっかりとした準備が必要ですね。


来年のアイアンマン向けて、11月に順調にトレーニング習慣をみにつけたので、これから本格的にトレーニングを開始します!



今日はバイクのロングライド、そしてランです。

久しぶりのトレーニングライドはVENGEで気持ちよくスタート。




LSDで紅葉のサイクリングロードを抜け


テンポで郊外を走り


上りはしっかりとフォームとペダリングを意識して上ります。

とくに上記大阪マラソンでも痛みがでた左臀部と左脚は、かばっていて筋力が大幅に低下していますし、右側はかわりに強くなっていて極めてアンバランスです。

これを修正していくように、左の踏み込みを意識して強化していきます。


バイク158km走って帰宅後は、ランに素早くトランジット。

現在愛用中のPOLAR RCX5は、バイクからランへの切り替えも、簡単にできて、データも通しで見ることができますので、トライアスロン、そのためのブリックトレーニングにもとても便利です。



PCでデータを確認しますが、このように一連のトレーニングが見渡せます。
バイクは最初2時間はLSD,その後郊外のテンポ、そしてクライミング、そしてまたテンポ。
トランジット後のランは、キロ5分のペースで30分。左側の疲労からブレがでて痛みになりそうだったので、まだ今は無理は必要無いので、すぐに切り上げました。

徐々に、トレーニングを積んでいきたいと思います、
来年に設定した目標に向けて。


2011年11月29日火曜日

日々勉強

野辺山シクロクロスの余韻も冷めやらぬ火曜日ですが、その前の金曜日には、都内でストレッチポールの講習をコンディショニングでお世話になっているニューハレ”こうじぃ~”さんのアテンドで受けてきました!


講師は三井純一さん、コアコンディショニングの専門家でして、ランニングのコーチもされるなどの実践派な方です。

その内容は、分かりやすく、しかし、通り一遍とならない個別に即した内容で行なってもらい、理解と効果が深まりました。

以前、ストレッチポールを使ってみましたが、効果が余り体感できずに、マッサージ棒と化していましたが、しっかりと何を狙って、何に気をつけて、どこに集中して行えば良いのかがわかると、その効果は確実に、体をリバランスしてくれて整えてくれます。

実際に自分の場合は、大阪マラソンをかたびっこで走りきってからのダメージで、あるいはその前の臀部打撲によるアンバランスもあり、かなり体のバランス、体の緊張、負担箇所などが偏っていたようで、実感もありました。





我流で、適当にやって、したり顔でその効果を分かったかのようにしていた自分が恥ずかしい。。。
きちんと専門家に習って、基礎を身につける、大事ですね!

実際に、昨日のランニングは軽く腰と肩が回り、ピッチも軽く、ストライドも勝手に大きく、つまりペースが上がるように感じられました。

早速、ストレッチポールEXをAmazonで購入!

正規品は類似品と素材が違く、硬度からくる効果、カバーの作りの使用感、そして耐久性が違うとのことで、安心のものをチョイスしました。

週に何度か取り入れて、常に良い姿勢を保つようにしたいと思います。

腕、脚、それを動かすためにはその基部がしっかりとしていなければなりません、それは胴体、絶対的な強さもそうですが、その強弱バランスが大事ですね。



さて、今日は、バイシクルトレーニングアプリの次号の構成をまとめました。

バイクに乗ることは、ロードも、MTBも、シクロクロスも、トライアスロンも、すべて基本は一緒です。それぞれに必要とすることの強弱バランスはありますが、胴体をいかに保ち、腕と脚を動かし、バイクに推進力を与えて、コントロールするか。



状況の違いから、上体の伏せ角度、腕の余裕度、ペダリングのパワー発揮と伝達パターン、など変わってきますが、基本は同じです。

同じ人間がペダルを漕ぐ、という動作を主眼に行うのですから。

そんな考えを踏まえて、内容を掘り下げていきます。

野辺山シクロクロスでも、あまり上手く乗れていない方が多かったので、オフロードライディングということで、MTBにとらわれずシクロクロスにも当然共通することを取り上げていきます、きっと参考になることでしょう。

基本のロードバイクの各編も事前に復習しておいてください。


12月中旬の2本構成のリリースを目指して、制作を進めています~











2011年11月28日月曜日

野辺山シクロクロスを満喫!

大盛り上がりだった野辺山シクロクロスを大満喫してきました!


シクロクロスバイク、クラックスは事前に洗車、注油、増し締めをして、準備万端。




会場となるのは、滝沢牧場。観光農場としても立派なところで、現役時代はシーナックキャビンでの合宿中には、トレーニング後にソフトクリームを食べに来ていました。

土曜日の朝はまだ準備中ですが、ここでシクロクロスのレースが出来るなんて素敵です。



そこにスペシャライズドがドーンとブース展開。
ロードレースも、MTBも、トライアスロンも、そしてシクロクロスも、すべてのサイクリストのためのブランドであることを目指すスペシャライズドとしては、この素晴らしきイベントを協賛せずにはいられません。


このスペシャルボトルがそれです!
素晴らしきデザインを見事に具現化しています。
当然の如く大人気となりまして、エントラントのみが入手できたレアアイテムとなりました。


アメリカでも近年人気急騰中のシクロクロス、そのUSチャンピオン タッド・ウェル選手もクラックを愛用しています。

この野辺山シクロクロスはそのUSのショーナイズされたシクロクロスムードを上手く演出していて、クラックスがとても馴染んでいます。



前日の試走も楽しくこなしました。
コースがジェットコースターのように、コーナー、コーナー、またコーナーでとても楽しい!
立体交差がまさにUSテイストです。
シケインももちろんありますが、難行な担ぎは無し。
コースは何度も選手が通過するところを繰り返し見られる巧みなレイアウトにもなっていて、走って楽しい、見て楽しい、ととても良い感じ。



タイヤはこのシクロクロスニュータイヤ、トレーサーが最高にマッチしていました。
コーナリング性能、硬い路面、軟弱な路面、どこでもいけます!

クラックス純正タイヤとしては、WOでしかもワイヤービードなので、決して軽量ではありませんが、
それでも走行性能は高く、これがケブラービードなら、あるいはチューブラーならば、物凄い構成のであろうことは必定です。

チューブラーならば、2.0気圧前後で使うシクロクロスタイヤですが、WOだとリム打ちパンクのリクスが高まりますので、3.0気圧前後での使用になるでしょう。

今回のコースでは、カフェエリアにはいる階段だけが危険箇所でしたので、前輪の抜重をしっかりおこなえばパンクはしないので、試走では空気圧を3.5気圧から2.8気圧まで試して見ましたが、自分の体重68kgでは、コーナーでのヨレとペダリングの時の僅かな遅れを感じるので、結局、レースでは3.3気圧まで高めて使いました。


そして、いよいよレースデイ!

前日ののんびりムードとは打って変わった、人、人、人!お祭りムードが高まります。

各クラスごとにドンドンスタートが切られていきます。

オープニングレースの優勝を飾ったのはクラックスライダーでした!
見ていてもキレのある走りは、巧みな乗りこなしで、さらにパワフルなペダリングは後続を全く寄せ付けませんでじたね。

そして、スペシャライズドジャパンスタッフのDJも、3位入賞!ポディウムゲット!!
彼は若かりし頃、USでロード選手をやっていて、シクロクロスも冬に行なっていたので、古きその時の感覚が蘇ったのでしょう。


そして、自分は40歳以上のマスタークラスにエントリー!
こちらは、1990年代のレース仲間とともに、クラス内仲間レースを展開。
特に大盛り上がりの関西クロスで今もバリバリ走っているビンちゃんは強敵です。

ちなみに、レース画像はプロカメラマンのkeitujiさんや、rienagaさんから拝借しています。
ありがとうございます!



いよいよスタート!
自分は2000年から12年ぶりとなるので、様子見をしようとビンチャンをマーク。

しかし、「え、ココで?!」と思うような場所で、1分前スタートのC3にすぐに追いついてしまい、アッという間に混走状態に。。。
右に左に交わしていきますが、遠慮も混じり、渋滞と落車に巻き込まれます。そこからは、誰が誰やらな感じで、コースというコースでラインを外して難しい走りを強いられます。
微妙に、トップとビンちゃんから離されます。



しかし、2周目後半になるとバラけてマイペースで走れるようになってきました。
十数年ぶりのクロスとはいえ、オフロードライディングは慣れていますので、コーナリングセクションでスピードを上げビンちゃんを追います。

そして、芝地と舗装路でさらに加速してビンちゃんをとらえます!
が、ここであやうくリバース的に、こみ上げるものが少々。。。
1300mの高地で、ここ最近にはない追い込みをいきなりしたので、
そして昨晩大量摂取した日本酒のせいもあり(旧知の方たちとの楽しい語らいが01時まで続いていたもので、つい)、ここでクラクラしてそれ以上のペースアップは無理に。


ここで1位は諦め、ビンちゃんとの抜きつ抜かれつの接戦を楽しみます。
シクロクロスといえば、シケイン越えです。

ダブルだったので、バイクを持ち上げたまま通過します。
クラックスはディスクであり、軽量レーサーよりは重いですが、前後の重量バランスがよく、中心点を掴めばひょいと軽く綺麗に持ち上げることが出来ます。


そして、チェーンが外れないようにバイクを優しく地面において、ダメージがないようにフワッとサドルに飛び乗ります。


ポラールでログした走行データです。
僅か30分ですが、赤い線の心拍は、LTをはるかに越え、180bpmまで達します。

クロスではスピードメータはドロなどのリスクもあり付けませんが、このように軽量なGPSセンサをポケットに入れておけばスピードと位置情報を残すことができます。

追い込み、テクニックを、集中力を最高に発揮して走った30分、それでも走行距離は僅かに 8.2km!



しかし、この笑顔です!!!

残念ながらビンちゃんが遅い人に絡まれてしまい落車、
競り合いでゴールは出来ませんでしたが、ともに楽しいチェイスをした時間を楽しめたことは間違いないです。

短時間でも、短い時間でも、体力、技術、集中力を総動員して、
楽し苦、走れるのがシクロクロスです。



結果はこのとおりのマスタークラス2位!
久々のクロスとしてはまずまずでしょうか。

18万円のクラックスで獲得できた順位ですから、性能のコストパフォーマンスが非常に高いことを裏付けます。
なにせ速いライダーはカーボンバイクにカーボンホイール、チューブラーのなかでの健闘といってもよいでしょうし、その基本性の高さはそれらのバイクにも負けていないってことです、最新の技術で設計されたシクロクロスバイクですからね。



苦しさの骨頂ともいうべきシクロクロスは、多くの人にとって、自分にとっても、自転車の競技の苦しく難しい部分を凝縮したような古くからのものですが、この野辺山シクロクロスは、今の感性を、最新の技術でそれを形にして、伝え広めることで、この盛り上がりを実現しています。

会場には、それこそ、自分が競技を始めたばかりの頃の90年代以来の知り合いも多く訪れ共に盛り上がり、あるいはここ数年、始めたばかりの方も、それと同様にお盛り上がり楽しめました。

古き好きテイスト、本質を、今に活かす。

いつでも、どこでも、楽しみ、楽しみあう、そのための工夫をすれば、バイクのイベントはまだまだ、もっともっと楽しくなれることを、この野辺山シクロクロスは証明してくれました!


























PS. 野辺山シクロクロスは、レイザーラモンHGさんも楽しんでいましたよ(笑)
あ、実際はシングルスピードクラスに参加したコスプレイヤーです~

2011年11月27日日曜日

2011年11月25日金曜日

クラックス インプレ

いよいよ明日から野辺山高原シクロクロスです。

そのために乗り始めたシクロクロスバイクはこちら クラックス コンプ ディスク です。


この実車はサンプルのスラムエイペックス仕様でして、
日本での仕様はシマノ ティアグラ 10速 となります。


ドロ、落車など、バイク及びパーツの消耗のあるシクロクロスでは入手が容易いシマノパーツが嬉しいところですね。

今回はその差異のない共通部分、といっっても変速のみですが、を中心に基礎的な解説していきます。



こちら、レギュレーション改正で使用可能となったディスクブレーキを早速スペックインしています。

ブレーキ自体に圧倒的な制動力を求めるわけではありませんが、泥や水分がリムやシューに付着すると、タッチが安定せずに、コーナリング進入時のブレーキングが乱れて、コントロールが難しくなり、結果的にコーナリングのスピードが落ちてしまいます。

ディスクブレーキであればその効きは安定していますので、確実なブレーキングでコーナリングを開始できるので、安心確実に、そして速くコーナーを立ち上がれのがる大きなメリットになりますね。


そして、実用上はこちらのほうがメリットが高いであろう、このクリアランスの大きさ!

マッドが常にありえるシクロクロスでは、泥づまりがここカンチブレーキ周辺に起こります。
ワイヤーの千鳥などに草も絡まってしまっては、そこに泥が山積みになり、しまいにはホイールが回らなくなることもありえます。

そしてその滞積した泥の重量のなんと重たいことか!

ディスクブレーキにする重量増を遥かに越えるほどの重さになることもあり得るのです。

こにフォークは、ディスクブレーキの応力負担にも対応したしっかりとした肩をしていて、ブレーキでのビビリやヨレ等、オンロードでのハードブレーキでも微塵も感じさせません。

カンチであれば全くオーバースペックとも思える信頼感です。

その堅牢さのままに大きなクリアランスを確保しているので、太めのタイヤを履いても泥がつまらぬようになっているのが最高です!

そして、肝心の走行性能も、路面の情報は分かりやすく伝えてきてくれて、路面状況、タイヤのグリプやヨレ具合も、手に取るように分かります。

そのうえ、振動吸収もさすがカーボンの特性か、昔のカチコチでガツンガツンくる感じはまるでなく、固めのリムとスポークであるディスク仕様ではありますが、荒れた路面でも細かな振動やストレスなく走れます。

路面追従性もよく、コーナーでも前輪が粘ってくれる感じすらします。




その走行感、グリップにはこのタイヤ性能も大きそうです。
トリガー という新しいクロスタイヤです。

この仕様では、スポーツという普及グレードなのですが、トレッドパターンが良く、マッドでも、砂利でも、かわいた砂地でも、あるいは草地でも、トラクション、ブレーキング、そしてコーナリングも良好でした。

実際には5.0気圧でのマッド仕様でも、当然滑りやすいですが、それでも走りをコントロールしやすかったのはトレッドパターンの秀逸さでしょうか。





3.5~3.8気圧程度まで落とすと、そのグリップはそうとう高まります。サイドグリップも、グリっとしたグリップ感が、グリグリグリっと粘ってくれますので、コーナーでもからない安心してリーンインでもアウトでも、前輪荷重でもリア加重でも安心して曲がれます。

この トリガー はチューブラータイヤもラインナップしています。

レースで考えるならば、このタイヤをオールコンディションで履いておけば間違いないでしょう。
スペアに、ドライやマッドを履いて使い回しておけば、張り替えるためも減らせますし。




ハンドルもしシクロクロス専用設計のものが奢られています。
短いリーチは当然のこと、ブラケットをややしゃくりあげても大丈夫な浅いドロップとなめらかなアールはオフロードでのコントロール性を十分に高めてくれます。

そのうえバーテープもマッドとレインに強い、耐候性のある素材を使用していることも流石の一言。
洗車のしやすさもそうですが、泥がのっても濡れてもハンドルグリップが滑りづらくて強く握らなくて済むのでコントロールしやすいです。



サドルはMTBで定評と実績のあるオフロードでの定番、フェノム。前輪荷重、後輪荷重と前後にボディコントロールをするクロスでは、動きやすいこのサドルが重宝します。
大腿やレーパンが引っかかりにくいカドを削ぎ落した設計であることも、前後に加えて上下の動きがしやすいです。




クランプは泥でもOKな、ロードよりも堅牢なものを使用しています、細かなところまで抜かりはありません。



そして走りの肝となるギア比は、46/36Tと扱いやすい設定になっています。
これにコースに応じてリアカセットを変えられたらベストですね。


OS30採用によりペダリングに関わるセクションは剛性十分で、やわだなと感じることは微塵もないでしょう。

クランクはロードと同じ長さに設定されています。

ペダルは自分が長年愛用しているクランクブラザースのエッグビーターを装着、ドロづまりに対して最強であり、キャッチアンドリリースも最高に簡単、そしてペア174gと大手メーカーのペダルの約半分と超軽量でもあります!

11(イレブン) というモデルに進化してから軸周りの耐久性も上がっていますので、メンテナンスの頻度も大幅に減っています。というよりもほぼノーメンテに近いかもしれません。




リアのディスクブレーキ部も、補強がされていて、カチッとしたタッチを保ってくれます。

そのうえリアの反応性もよく、OSBBと相まって加速がとてもシャキシャキして気持ちがいいです。

突き上げもアルミという先入観からは信じられないほどに、マイルドでレースであれば不快と感じるレベルでは無いです。

それよりもトラクションの良さと、あとはボディアクションにたいする反応の良さが、レースでは大きな武器になると思います。




リアのくりラランスもシートスーにカンチブレーキが無いので、このとおりスカスカで泥づまりの心配は皆無です。


写真ではみづらいですが、シートステーブリッジの位置や、チェーンステーには潰しがはいっていて、リアタイヤとのクリアランスも十分確保、もっと太いタイヤもいけます。


これならばマッドなレースをウキウキ楽しみにしてしまいます、
なにせ自分だけ泥づまりから解放されて、軽い走りが約束されているのですから。

代車を用意できない、プライベーターには一つの選択肢となり得るでしょう。
さらに軽量なパーツのリリースを心待ちにしたいところですね。




フレームに目をやると、内臓のワイヤーラインがシンプルな造詣を引き立てます。

それに見合うようなデザイン、カラーリングもとても良い感じ、とても気に入っています。

その内臓ワイヤーラインはフルアウターもであり、シクロクロスではマッドでの変速性能の確保と、メンテナンス頻度を少なく保つという大きなメリットを提供しているのです。


ヘッドもテーパータイプで高い剛性であり、路面の突き上げ、前輪への加重抜重でのアクションにもキレの良い反応を発揮してくれます。

ギャップの通過に対する安心感もかなり高いです。



トップチューブはヘッド周りの剛性確保から、ライダーへのストレス低減のために振動吸収性を高める扁平加工へとそれはもう文章では表せないほどの複雑な加工が施されています。

そのうえ、クロスでの重要なポイントとなる、シケインを越える際のトップをもっての握りやすさ、さらに肩を入れての担ぎさすさも重要視してあります!

乗ってよし、もってよし、担いでよし、なのです。



これら細部に渡る、シクロクロスの特性を完全に昇華せたバイク設計は、乗ってみるとたしかにオフロードでの扱いやすさ、前後、左右へのバイクコントロールのしやすさに強く感じることが出来ます。
とりわけ、上下への加重抜重への反応の良さは、オフロードを走る上での非常に重要なファクターであり、このクラックスはその機敏性が際立っています。ギャップ通過時の抜重やホップのしやすさはMTBよりもダイレクトで良いのではないかと思ってしまうほどです!

もちろんコーナリングでの扱いも確実で、リーンイン、ウイズ、アウト、のコーナリングフォームを、前輪荷重、中心荷重、後輪荷重、という配分にコントロールし、それらのどの組み合わせでのコーナリングでも確かな手応えと反応できっちり曲ってくれます。

コーナリングマシンといってもいいかもしれないほどに楽しいです!

もちろん言うまでもなく、真っ直ぐ走るための安定性や路面追従性は確保していて、シクロクロスというレーススタイルには最高のバイクでしょう。

なにせ、この性能が非常に廉価に手に入るのですから、フレームから組み上げたり、スペアバイクを用意したりするにも、とても心強い。

シクロクロスでの耐久性を十分に確保することから、無理に軽量化にはしってはいませんが、それでも十分に軽いバイクに仕上がります。



以前は、シクロクロスのレースをシクロクロス”ミーティング”と称して、冬場のサイクリストの社交場、ロードレーサー、MTBレーサー、ファンサイクリストと多種多様な人が集まり、同じコースをもがいていました。

そこに行く冬の週末が待ち遠しくなるバイクです。

2011年11月24日木曜日

昨日の雑感

昨日のトレイルライドで乗ったバイクを洗車、メンテナンスして思うことなどを。



・29バイクの山サイ

29での山岳トレイルでの走行をしましたが、怪我から約2ヶ月ぶりのトレイルということもあり、感覚が鈍っていたということもありますが、少々苦戦しました。

スロースピードで激坂をインナーローで上り続けるような、あるいは急降下でブレーキをかけながらのスイッチバックという日本的なトレイルでのスピードを限定した走りでは、レースイベントでの29のメリットはあまり活用できません。

タイヤ半径の大きさが、前輪を通過させるスペースの余裕とその通過タイミングをシビアにしたり、上下のアクションの機敏さが26に比べてやや重だるい感もあります。

そして、レースやイベント、緩やかなトレイルにはこの上なく最適なギア比も、激坂がずっと続く場合はインナーローにあと一枚余裕がほしいですね。

しかし、激坂下りでの前輪の安定感や、激坂上りの後輪のトラクションの掛かりは最高ですね!




それは装着していったこのタイヤ、グランドコントロールの性能によるところも多分にあります。

トラディショナルなキャラメルパターンのようにも見えますが、有限要素解析(FEA)という最新の解析により、ノブの配置や形状、サイプを力のかかり具合から用途に最適化して設計してあります。

実際のテストライド前にこのタイヤの性能を確認できるようになったので、仕上がった性能がものすごく高いレベルにまとまっています。





実際に走ると、確かにドライコンディションのレース用スリックとは転がりに抵抗を感じますが、それは確かなトラクションにつながっていますし、また絶対的なブレーキングパワーも生かせるようになっています。

ハンドリングに癖はなく、なめらかにバイクの傾きをコントロール、コーナリングが出来ます。
マッドでも、落ち葉でも、ふかふかな路面でも、確かなサイドグリップが大きな安心感を生みます。

実際にこれは滑るかな、といった状況でも驚くほど確実なコーナリングが出来ました。


26" x 1.9、35~65psi、重量約490g
26" x 2.1、35~65psi、重量約520g
26" x 2.3、35~65psi、重量約580g
29" x 1.9、35~65psi、重量約540g
29" x 2.1、35~65psi、重量約605g


このように、サイズのバリエーションもあるので、自分の走りに合ったものを選んでもらえば、オールコンディションに使えるタイヤなので、重宝するでしょう。

グリップ、コントロール性、安心感を求める方には、このグランドコントロールをぜひ!



・MTB5要素

昨日のブログでは、 技術、 体力、 経験、 仲間、が必要と書きましたが、さらに
機材、も必要にありますね。

この5要素がないと始められない、というのがMTBのネックかも知れません。

始めての方は、各地にあるガイドツアーで体験することから始めれば、5要素がなくても大丈夫です。

MTBライドが気にいったらそこから機材を用意すればいいでしょう。

機材は、MTBライドをよく行なっているショップで相談、購入することをお勧めします。

何処を、どんなふうに乗りたいかで、それに合う機材もそれぞれにあります。
そこでのイベントなどで、一緒に走ったりして経験を積んで、技術も高めていきます。

ロードを乗り込んできた人ならば、持久力はある程度心配ないと思いますが、押したり担いだり、坂道を歩いて上がったりと、全身の行動体力が必要にはなりますので、過信は禁物。

はじめは常設コース、相模湖プレジャーフォレストなど、レベル別コース設定のある場所を利用するのがオススメです。レンタルバイクもありますし、スクールもありますので、とても便利ですよ。

そして、走る機会を得れば得るだけ徐々に一緒に走る仲間が出来て、トレイルに一緒に行くパーティが出来るでしょう。

そして、難易度が低く、安全なコースやルートから徐々にレベルに応じて、より難しいコースにステップアップしていきます。

より遠くの高い山々にも足を伸ばせる日が来るはずです。

って、かいているとなんだかロールプレイングゲームみたいですね、ドラクエみたいな。

まあ、自然を相手にすることでもありますので、必然的にそうなるのかもしれませんが、自分を高めて、自分なりに無理なく取り組んでいく慎重さ、他人に迷惑をかけないマナーも身につけたいところです。



とはいえ、土と戯れる感覚はこの上なく楽しいのですよ!

オンロードではある程度約束された安定は、オフロードでは不安定の中に、自分自身でコントロールして確立しなければなりません。

そんなチャレンジぐなところが魅力なんですよね~