2014年11月7日金曜日

SPECIALIZED LOUNGE / Endurelife 本格スタート!!

今月に入りいよいよ、SPECIALIZED LOUNGE / Endurelife 本格スタートしました!!

10月も微速前進していまして、実動しながら準備をしてきましたが、法人設立したばかりで手続きの関係で、まだまだ整っていないこともあるのが実情だったります。




しかし、多くの皆様の熱烈な支持を頂きまして、スタッフ”マッツ”松田とともに、背中をドーーーンと押してもらった感じで、ダッシュで頑張っていきます!!

11月3日にはオープニングレセプションも実施、盛況で無事に終えました。
その模様はこちらエンデュアライフWEBに詳しくレポートしてあります。

http://endurelife.co.jp/information.html#/detail/4673359372400663855



サービス開始したのは先ずは、ボディジオメトリーフィット with RETUL です。

ボディジオメトリーフィットのメソッドを基に、RETULの各種計測機器を用いて、より精度の高いフィットとフィードバックを実現したサービスになっています。

自分もこれをコナのあとに行い、より低い姿勢、かつ無理の無いギリギリの線にリセッティングしてみました。

客観的に分かることがとても多くて、シーズンを通して少し変化してきた自分の体と乗り方にも、各部の数mm単位での微調整でしたが、かなり良い感じです!



スペシャライズド東京でも自分をご指名してくれるTKプレミアムフィットが人気でして、もう2月まで予約が決まっています、、、

あまりにもお待たせしてしまうのも気が引けますから、こちらのラウンジでも当面、毎週水曜日はTKプレミアムフィットをお受けしようと思います!

といっても、12月までもう埋まってしまっているのですが、、、

スタッフ”マッツ”の腕も見識も確かなので、ぜひ平日夕方、あるいは週末も予約をお受けできますので、 まずはお問い合わせをしてみてください!

http://endurelife.co.jp/bg-fit.html

Body Geometry FIT with Retülのご予約は、メールにてお問い合わせください。
ご予約・お問い合わせ:info@endurelife.co.jp


そして、1月からは毎月、ライドイベント&スクールを実施していきます。
来月早々にはスケジュールと内容を告知しますのでご期待くださいませ!


ただみんなで乗って、何かを食べに行く、というようなライトなイベントでは多分ありません、
しっかりとトレーニングになるような、テーマと狙いを持った、ピリ辛な楽し苦、皆で高め合うライドを志向していきます!!


そして誕生日のお祝いもして頂き、アラフィフを迎えたのですが、嬉しい限りです。

生涯現役なアスリートな人生=エンデュアライフ


それを実現できるサービスを提供していきますので、
以後佐々まなな機会に、よろしくお願いします!!






2014年10月31日金曜日

アイアンマン・ワールド・チャンピオンシップ レースレポート

反省文です!

3度目のアイアンマン・ワールド・チャンピオンシップ”コナ”は自分で不甲斐なく思うくらいの撃沈でした。

レース前にいろいろと詰め込み過ぎた感は否めず、体の疲労が残っていてキレがなかったことは、レース前からある程度覚悟していました。
今年のテーマとして、あらゆることをやってみる、ということがありました。

3月
ラン 古河マラソン
4月
MTB J2緑山
トライスロン 宮古島 ロング 
ロード 東京-大阪3デイズ
5月
MTB まどかカップ 
トライアスロン 横浜 ショート
ロード あづみのセンチュリーライド
MTB アウトドアフェス軽井沢
6月
ロード ツールド宮古島
7月
MTB 全日本選手権
8月
MTB 汗汗フェスタ
ロード 八方ヶ原ヒルクライム
トライスロン アイアンマン・ジャパン
9月
ラン 王滝ダートマラソン
MTB SDA王滝100km
ロード 四国の右下160km
10月
MTB ジンギスカップ
そして
アイアンマン・ワールド・チャンピオンシップ

といったことで、マラソン、トライアスロンショートとロング、MTBに、ロードレースにヒルクライムにロングライド、と、あらゆるジャンルをかなりの頻度で出続けてみました。

確かに、全てに共通すること、それぞれに必要なことなどを見極めるにはやってみるのが一番ですから、それぞれをより理解することは出来ました。

さらに10月のエンデュアライフ設立に向けての準備などで、時間と集中力を必要としてしまったことも影響はしています。

しかし、それらはそれ。
レースが思うよう運べなかったのは、全ては自分の準備不足であり、実力です。
不甲斐なさ、自分への悔しさがレース中から、そしてレース後の今も残っています。


出るだけで満足していないか?
やるべきことを、やるだけやってここに来たか?

レース後しばらく経ってから観た映画「グレートデイズ」は、本来成すべき行動を明確に指し示してくれていました。

グレートデイではなく、グレートデイ”ズ”、レースデイだけでなく、そこに至る1日1日の積み重ね、日常の日々もグレートにしてくれること。人それぞれの人生だけど、一生懸命取り組むことは等しくグレートなんだということ。

自分もレースに向けてグレートな日々を過ごすべく、あらためて思い立ちました!!

映画の中では様々な示唆がありました。
スイムでの出遅れ、擦り傷によるダメージ、ランでの疲労とペースダウン、最後はやり抜く気持ちが体を前に進めること。

「You are an Ironman!」

この言葉を心底晴れ晴れしい気持ちで聞いて、フィニッシュを駆け抜けたいと映画を観てあらためて強く感じました。



そんな準備不足を露呈してしまったコナのディテールを振り返ってみます。


スイムタイム 1:24:57

波潮に揉まれて海水をタップリ摂取、過呼吸やスイムでリタイアする気持ちが分かりました。
波と潮の流れにきりきり舞いで、蛇行気味で泳いでしまい疲労感が半端ないです…


自分では集中して泳いでいて、往路はふらつかないように周りを見ながら進んでいたつもりでしたが、微妙に向きが変わっていたようです。周りに人が多かったので少し安心してしまっていた節もあります。そんなには遅れていいない、いい感じで泳げているとさえ思いました。

復路では、10分遅いスタートの女性アスリートにバンバン抜かれていきました。
流石にペースが遅いのではと思いつつも、呼吸サイドに向かってくる波が鼻、口に海水を押しこんできて、何回かがっぽり飲み込んでしまいヤバイという場面もあり、落ち着くまでペースをおさえもとに戻ってからまたペースを上げるを繰り返したりもしました。
集中を言い聞かせて、遠くに岸が見えてきてからはペースアップも試みつつ悪くはない感触で泳ぎ切って、上がってみたタイムは1:24と、ええ、という思いで正直落胆しました。

春先、宮古島までは十分にスイムトレーニングができていて、向上している実感がありました。
しかし、そこから忙しさに泳ぐ頻度が下がり、ジャパン以降はさらに減っていましたので、感覚と実際の泳力のズレが大きくなってしまっていました。


とはいえレース中は気持ちを切らしている場合ではありません。

クラクラする感じを覚えつつトランジッションを急ぎます。



バイクタイム 5:08:44

バイクは去年の接触の教訓を活かして、ハイウエイの広々と走れるまでは周りに警戒しながら走りだしました。
ハイウエイに入ってペースをあげようとエアロフォームで走っていると止めどなく鼻水が、垂れてきて、若干体も重く感じました。

スイムでのダメージが残り気味だったのでしょう、波酔い、海水飲み過ぎもあったでしょう。
味のあるものを口に入れたくなく、スポーツドリンクも飲みたくなく、エイドで水をもらってさっぱりさせていく感じでした。


風の影響も、3年間で一番感じました。
往路は早速の向かい風で、スピードは抑えられてしまい、復路を期待して進みましたが、風は巻き気味で、追い風基調どころか、横風とそうそうに向かい風に変わったりと、スピードに乗れた感じがしないままに距離を進めていきました。




徐々に復活してペースを上げて追い抜いていくも、腹筋群疲弊して体が捻れている感じで上手く乗れない感じも残りました。
スイムでの波に逆らう体の緊張が残ってしまったのでしょう。

それでも追い風向かい風をかいくぐり、ポジションアップしていきましたが、後半は向かい風も強く負担があって一気に追い抜けなくなり、詰まってドラフティングにならないように注意しながら、コツコツ抜いていく。

ガンガン抜いていく一方でバイクを終えてたのに、今回は後半はじわっと抜いてポジションキープ、しばらくしてまた抜いて、の繰り返しでしたので、自分のパフォーマンスも高くなかったことも分かりました。


エイドで真水ももらって飲んで、補給は想定量を後半でなんとか摂取してバイクを終えました。

自分の体から湧き上がるパワーを感じないままに、気持よくバイクを走り終えられなかったことも初めてでした。




ランタイム 3:45:23

こちらも伸びず、歩かないだけで精一杯の展開でした。
正直辛抱できて、走り切れて良かった!


バイクで向かい風を避けるための低い姿勢を維持した為に、腹部引きつりながらリラックスを心がけての走り出し。
バイクで頑張りきれなかった感があり、ランでの脚は快調に前に出る感じがありました。

補給もジェルで積極的に摂取できて、体感的にも余裕がありました。


アリドライブを気持ちよく往復してきて、クイーンKに出るといよいよレースの真骨頂ともいえる場面になります。

体の動きの左右差が気になり始め、右右、左左となんとか修正しつつ進みます。
暑さを感じて氷をウエアに突っ込み、体を冷却していきます。

エイドとエイドだけが楽しみのハイウェイ、単調で微妙にアップダウンも続き、気持よく走れていればきっと攻めていく感じを得られるでしょうが、体が重くなってきた状況だと今のペースを守るだけでも必死です。


無理なく力まずスムーズに、と自分に言い聞かせてコントロールして距離を稼いでいきます。

エイドでのコーラと氷に救われます。
とくに子供が精一杯に手渡してくれるものを受け取ると、ありがとね、ありがとね、と自然と思いが湧き上がります。


エナジーラボからの復路は辛抱の一言、フィニッシュをイメージしながら、歩いちゃダメだ、歩いちゃダメだ、と自分に話しかけました。
一度でも折れて歩いてしまうと、今後のレースでも歩いてしまうような気がして、そこだけは譲れないです。

クィーンKを落ち込むペースながらも走りきり、ラスト2kmの花道へ!
ここまで来た自分へのご褒美と決めて、ハイタッチとサンキュー!をしまくり、コナならではの雰囲気を満喫しました。



そして笑顔でのゴール!
フィニッシュはやはり過程に、道中にいろいろとあってもやはり感慨深いものです。

今回は、ほっと安堵して、やっと走らなくていいんだ、と思いましたが。


レース直後から、いろいろと思うところありました。

トライアスロン三年生が終わり、出るだけで楽しい、フィニッシュで満足、それは確かにそうだけど、それにも慣れてきている自分がいます。

本当にレースをしているのだろうか、これと思うこと、いつと決めたことに対して本当に集中しているのか、と自問自答を繰り返しました。

確かに色々と詰め込み過ぎで薄まっていたことはレース前から分かっていたが、来年も今年と同じで満足出来るだろうか、否。




再びコナに戻るとき、自分を変えてこれるか、例え一年だけでも変えたい、来年をいかに変えるか、頭の中を去来しています。


プロ時代の常にヒリヒリと体が熱く感じていた日々、そこまで高めるべき一年なのかもしれない。

来年はやってやるぜ!!

自分のグレートデイズを取り戻すのだ!!

2014年10月7日火曜日

『第8回ジンギスカップIN磐梯高原』ますます魅力が加速してます!

今年も行ってまいりました、自分がスーパーバイザーを務めます、
第8回を数えますジンギスカップです!



自分がトライスロンを始める前から毎年欠かさず行っているMTBイベントなので、コナの直前になるのですが外すことは出来ませんね!

磐梯山を見渡す風光明媚な開放感ある牧場で、レース後のランチはジンギスカンを楽しめるとあって、USのローカルレースなムード満点で本場の草レースがここにあるんです!!



土曜日は、午前中地元満喫ツーリング、午後からはコース攻略レッスンが行われました。

ランチには、思い思いに名産を頂くのですが、自分は速く走れるように!と馬刺し丼を食しました。



日曜日のレース当日は、迫り来る台風から逃げ切るように、スケジュールは早め早めの巻き巻きで進行しました。

自分は毎年好例の全クラスのレースを、参加者の皆さん一緒に走ります。

ウエアを見ても分かる通り、風が冷たく、関東の冬の気温だったりしますが、、、



しかし、レースを真剣に走るときには So Hot!
半袖半パンツでも走れます。


写真はスポーツクラスのトップとの方とランデブー、伴走しながらレースペースの組み立て方など実戦でのアドバイスもさせてもらったりもします。


ジンギスカップといえば、ランチのジンギスカン付きでの格安エントリーも人気のポイントですが、なによりMTB好きを唸らせ、魅了させる作りこんだセクションが多数配されたコースも大きな魅力です!



もちろんビギナー向けにはエスケープライン、迂回路がしっかり確保されていますから、安心、安全にトライ出来ますよ!!

とはいえ、初めての方は、前日のコース攻略レッスン、事前のコース練習が必須ですね。

でも、義務感で走るというよりも、何度も何度も走って楽しいコースなので、むしろ走りすぎ注意くらいです。

自分も全クラスで、のべ7周くらい当日に走っていますが、飽きずに走れば走るほど魅力がしみてくるほどに楽しいです!

いくつもあるコースの名物セクションのうち、2つを動画で紹介しましょう。



一つはTKキャニオンというジャンプです。

一番初めは、距離を飛ばないと谷間に突きさるビッグジャンプでしたが、怪我をする方も居まして、、年々難易度はソフトにしまして、今年はブレーキを掛けなければクリアできる程度まで手直しされています。

しかし、助走をつけて踏み切ると結構飛べてしまいます!


そしてこちらは大きな岩が人工的に並べられたワールドカップのようなロックセクションです!
ラインをしっかりと捉えて、腕脚を柔らかく保てればクリアできるのですが、大きな岩、尖った岩など視覚的にプレッシャーがガツーンと来ますので、見てビビってしまい、力んで失敗となりがちです、、、



連続写真で見ると、岩の大きさ、勾配、そして曲がり込んでいることもわかりますね。

そしてギャラリーの多さ!

国内シリーズ戦よりもセクション集中ゾーンでの応援は多く、クリアすると歓声がドドっと湧きますので、走っていてとても気持ちが良いです!!

そして、その多くの方が、写真や動画を撮ってくれるので、自分の走りの記念もシェアしてもらえるという魅力もあります。


エリートクラスはJシリーズでトップテンに入る選手もエントリーしていて、レベルアップしています!
降り始めた雨により刻々と滑りやすくなる路面状況で、テクニカルなロックや丸太橋セクションは難易度増し増しとなりましたが、転倒なくサクサクと先頭でフィニッシュ!
楽しいコースでの高いレベルでの競り合いも加わって、一層盛り上がるレースになりました。




レベルが高いといえば、ここで毎年走って成長しているボーイズ&ガールズレーサーのレベルもめちゃ高いです!!

キッズクラスなどのコースの前走もやるのですが、小学校高学年になると大人顔負けの走りでして、自分のこの真剣なコーナリング、先頭に追いつかれないようにかなり良いスピードで走っています。



このロケーション、コース、エントラント、そしてジンギスカンと魅力満載のジンギスカップは、やはり人気があって定員オーバーだったりします。。。

定員キャパシティは、牧場が一日に提供できるジンギスカンの数、300で決まっていまして、そこは譲らないのが、地域密着型草レースの大事なところですね。

なんでもかんでもたずらに大きくして数を終えば、魅力も薄まっていってしまいます。



このジンギスカップを支えてくれているのは、ジンギス友の会という有志の集まりです!!


MTBが好き、地元東北が好き、という熱い情熱の皆さんは、東北一円、新潟、関東からも集まって、大会を作って、参加者と一体になって楽しんで、盛り上がっていました。

また、前夜祭、もといスタッフ打ち合わせでは、自分の会社、エンデュアライフ設立祝いもして頂き、感謝感激でした!

こうして魅力がドンドン加速していく、ジンギスカップは来年の第9回を経て、再来年に第10回記念大会を迎えます。


ぜひ、10回記念大会の盛り上がりを楽しむためにも、先ずは来年のジンギスカップに是非参加してみてくださいね、エントリーのタイミングを見逃すことないように~~♪


ジンギスカップ オフィシャルサイト

2014年9月23日火曜日

オンロードもダートも、走りの基本は同じ!

今回の王滝、ダートマラソン42kとMTB100kのキング・オブ・王滝を終わって思ったことは、グラベルと呼ばれる砂利の林道、ダートであればほぼ舗装路と、ランもバイクも変わらないことです。

舗装路が荒れて、凸凹してきて、滑りやすくなっているだけで程度の違いだと言えます。

ランもバイクも基本がしっかり出来ていれば、ブレずに真っ直ぐ体を、バイクを進めていけます。

力んだり、左右、内外、上下に無駄な挙動があれば、その分、ダートではスリップなどに繋がりますし、コーナーリングとブレーキングもバイクの適切な荷重位置に体を置き、繊細にコントロールしているのであれば、ダートもオンロードも同じように走り抜けられます。

より基本に忠実に、より無駄なく、より繊細に、それを一定の路面状況ではなく、めまぐるしく変わる条件下で常にベストなコントロールを求められるのがダートです。

ゆえにUSなどでは、その感覚を楽しむグラベルライドが流行っている所為でもあるでしょう。


その中で、オンロードとダートの中間的な感じでもある簡易舗装でのライディング、とても素晴らしい連続写真を頂いたので、その解説でなにか参考となれば幸いです。

写真はこちら、信州ふぉとふぉと館さまからです、いつもありがとうございます~!!
http://www.jooj.tv/photo2014/index.php



激しいダートの下りからコーナーを抜けて簡易舗装に突入です。


目線は遠くにおいて、カーブから始まる激坂の勾配の状況を見極めています。
同時に体の重心を内側にいれて、バイクが傾くきっかけを与えています。


傾いたバイクと体を合わせて、バイクが曲がり始めています。
ここでは上り勾配に入っていきますので、ペダリングしながらの低速コーナーとなっています。


姿勢は腹部で支えてリラックス、肩甲骨がフリーになるようにしています。
腕の重さと、ハンドルが切り込まないように、内側のグリップに僅かに押す力をかけています。


上り勾配が立ち上がってきていますので、体の前傾を斜面に合わせて調整しながら、傾けていきます。
バイクは立ち上がりハンドルはまっすぐになりつつあります。


オンロードと同じくらいの前傾姿勢でリラックスして、無駄な力みをしないように心がけます。
リア変速も、バイクの速度と、脚に掛かるトルクと動きの速さから、瞬時にシフトダウンしています。


自分の脚で掛けるトルクはなるべく強くしないように、一定のリズム、動きの速さを保ちます。
なにせここまで70km以上走ってきていますし、ランで腹筋と股関節まわりが崩壊していますので、自分の筋力で、脚が内外にブレブレになってしまうほどなので、大きすぎず、小さすぎない力を、正確にペダルに伝えていきます。


今回のテーマであった、やわらかなライディングが体現されている感じ。

疲れて強張り、弾力もないので力をだすこともままならない中で、胸椎の突っ張りも向いたフォームとなっていて、股関節と膝に掛かる力を必要な瞬間以外は抜くようにして、ペダリングしています。

左脚は力をペダルに掛け、体の重さもなるべくペダルに掛るようにしてる反面、肩、肘、腕、掌、そして、右脚の足首、ふくらはぎ、ヒザ、ふともも、さらには腰回りと背部も過度の緊張をしていません。


今回の王滝100kmの終盤、ダートランもこなして疲労困憊の中で、良いフォーム、良いペダリング、良いライディングが出来たことは大きな収穫でした。

この写真でもわかるように、SHIVに乗っているかのような低い姿勢を、アップライトなMTBポジションでも自分自身の体の力みを抜きつつ、必要な支えは疲労状態でもしっかりと機能していることから、アイアンマンに向けても、バイクのパフォーマンスの高いことを予想させてくれます。


それでも激坂突入した、急激な勾配変化で補正が遅れて、僅かに体が後ろの残っています。


より前傾を増して踏み込み側のペダルにしっかりと乗るようにして、胸の位置を合わせていきます。


ペダルはヒザで押すように、ヒザは胸で押すように、高い位置の脚にしっかりと脚全体を股関節から振り上げます。
上体は高い位置のペダルに寄りかかるようなイメージで、肩、腕で突っ張ってそれを阻害しないようにします。


なおも立ちがる激坂斜面では前傾をMAXにしても、後ろに引っ張られるかのようになりサドルに力が逃げますので、腰の位置から体全体を補正してペダルに力が掛かる位置を探ります。

後輪の潰れ具合にも注目ですね。


それでも足りない場合は、サドルから腰を上げてダンシングに移行していきます。
高い方のペダルに立ち上がり、低い方のペダルには体を預けないようにします。

後輪は前の写真のほうが潰れている、リアに力がかかっていたことが分かります。


懸垂のように、腕でハンドルに体を惹きつけるようになる場合は、体の位置が後ろ過ぎます。
逆に腕立て伏せのように、強く押し返すようになっている場合は、体の位置が前過ぎます。


きっちりとペダル、それも高い方のペダルにしっかりと体を乗せること、そうすれば腕肩の負担なく、そして下死点で踏み切って、ふとももとふくらはぎに力の反りでギュッとした強い萎縮という強い負担もなくバイクはスイスイ進んでいきます。


高い方のペダルで一瞬踏ん張るようにしたら、その瞬間にペダルは下に向かっていきますが、体はその一瞬にかけた力の反動をつかって、3時をすぎたら逆の上がってくるペダルを迎え入れるように、胴体とふともとを近づけるよう股関節をしっかりと屈曲させつつ、右から左へ、すぐさま切り替え、載せ替えます。


腕は、脚の踏み込みと体の載せ替えによりバイクに対して掛る斜めの力で、ハンドルが切れてしまう分を適度に抑制して、まっすぐにバイクが走るようにコントロールするだけです。


これらのライディングの写真は、普段のスクール&レッスンでとても大事なポイントとして教えていることが、自分で実践できていていましたので一安心でもあります。

言うは易し、行うは難し、ですからね!


オフロードで絶え間ない細かな微調整を繰り返したことで、体の隅々まで各部の働きをフルに動員した感じで、そのツケが疲労として残っていましたが、ようやく疲労も抜けてきました。

これからコナに向けて、今回のやわらかなライディング、常に疲れている状態でより良く乗っているイメージを持って、練習中も楽に、速くを高い精度で反復練習していきます~