2010年6月1日火曜日

ペダリング動作の効率化


コンピュートレーナーのペダルスキャンを用いた、ペダリングの伝達効率アップの動作改善を行いました。向かって左はスコア70、向かって右はス コア90近くです。
1、TDC(上死点)からの力が発生すること
2、90度(3時)付近で最大トルクが発生すること
3、 DBC(下死点)力が余計にかかっていないこと
これらが、スコアアップに欠かせません。
サドルポジションは同一ですが、入力ポイントを変 えるように動作を修正すると、ヒザの軌跡、くるぶしの軌跡、小趾球の軌跡が変わります。
ヒザはやや下方に、くるぶし+小趾球=足首は後 方になります。
動作により効率がとても変化します。ですからスキル向上により効率アップ=パワー向上が見込めます。
ちなみにバイクフィッ トで、腰が前方になりすぎると、脚の重さをペダルにかけやすいというメリットがありますが、TBC付近では入力が減少、トルクのピークは下死点 付近になってしまいます。効率は低下します。
逆に腰が後方過ぎると、入力はしやすくなりますが、重心がずれ脚の重さがペダルに有効に働きませんので、筋力 発揮を高めなければなりません。筋疲労が増えます。
ですから、バランスの良い中立的な位置に腰を持ってこれるようなフィッティングが望 ましいのです。