2010年9月1日水曜日

乗鞍レポート(主観編)


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登りきれて良かった、1時間を切れて良かった、
思った以上に良いタイムでよかった、
頑張って良かった!

というのが今の感想です。

なぜかといえば、ずばり直前ブログでのとおり、
乗鞍、ヒルクライムに向けたトレーニングをしていなかったからです。


これが直近3ヶ月間のライドの実績です。
仕事柄、イベントでのライドは多く、周2、3回程度はコンスタントに乗れています。

ですが、たとえば、ヒルクライム相当の負荷を維持するようなターゲットトレーニングは
していません。

ですから、あの難易度の高いコース、国内最高峰のヒルクライマーのなかで
送れることは必至、なんとかマイペースでも走りきって、タイムは昨年よりも
落ちてもしょうがないが、それなりに抑えたいとの思いでした。

果たしてスタートすると、やはりそのペースは速い!

なんといっても、プロロードレーサー以上の登半性能を持つチャンピオンがコースレコードを
狙いに行くのですから全員がそれを意識して、当然、最初からペースが速い。

どうしよう、などと考えることもなく集団に着く。序盤のなだらかな区間は上手く走れば、
速度は乗るし、脚を止められる瞬間も生まれる。
しかし、ペースの速さは400W とCS600に表示されるし、脚にはくるし、まいったな、
と思うほど。とりあえず、オールアウトになる前まで、行けるところまで、とコントロールしながら、
アッという間に三本滝を通過。

ここで、わずかにペースが落ちる感じで落ち着いた、かと思った瞬間、するすると先頭が変わり
ペースは元通りに。。。
これ以上はキツイ、とマイペースに。

ここからの勾配のきついカーブがつづくので、ドラフティング効果は少なくなるし、
オールアウトの危険は避けたかった。

果たして、先頭から遅れていくが、後方にもほとんど人がいない。
前との差を目指できる範囲で進行していく。

楽ではないけど、マイペースなので、ゴールまで持つように冷静にペースを保つ。

常に前が見えるが、徐々に先頭数人との距離は開き、そこに追従していた選手が、
ポロポロ、下がってくる。
途中でマイペースを選んだグループとの差はほぼ、イーブンか。

下がってきた選手の中には、優勝対抗馬の選手も。しばらくランデブーの後、
そこから良いペースを取り戻し、どんどんと上がっていく。
もちろん自分はついていけない、マイペースを貫くのみ。

それでも位ヶ原山荘を過ぎ、標高の高くなると、自分的にはイッパイイッパイに。
標高に弱いな~と。
前に見えるマイペース集団も徐々に遠ざかり、トップは遥か彼方に確認できる。

速い!と、感嘆しきり。

自分は自分の精一杯を。
ギアを選び、ケイデンスを保ち、フォームを、ボディポジションをコントロールし
できるだけ速度を乗せるように。

途中に順位の変動があったが、抜きつ抜かれる、
というよりはただひたすらマイペースを保ったので、
その選手たちのペースの上り、下がり、があったということ。

順位は気にせず、1時間切りを目指して、ひたすら集中、集中。
去年はきつくてボロボロペースだった後半区間も、比較的スイスイ登っていく。

そうこうして、距離表示も、3km、2km、1km、と刻まれていく。
すぐ前に2人がいるんだが、その最後のスパートに全く反応することもできず、
最後のラインまで出せるぎりぎりのマイペースを貫いた。


結果、57分55秒!

って、どれだけハイペースだったのですか?!
トップを始め、回りの皆さんも!!

去年は、57分台で2位相当だったのに、9位でした。
上位陣のレベルアップが凄いですね、それだけポテンシャルのある人が参入しているのか、
トレーニングをしっかりとされているのか、気になるところです。

自分的には、大満足です。

なにせ、衰えいく自分に勝った気分ですからね~

(加えて、最近ヒートアップしているBC,FR誌エディターよりも良いタイムでなんとか面目躍如、
来年はCS誌からもチャンピオンクラス参戦でより熱くなること請け合い、自分も練習しよ)




終わったあとにも、晴れやかでした。

最近は、SPECIALIZEDコンセプトストアでのBGフィットやイベントを通じて、
多くの皆さんと知り合いになって、こうした機会に再会できるのは
とても楽しい、嬉しいです。

そして、その皆さんの成果も気になってしょうがないですね。

ちなみに向かって右の DJも頑張っていましたよ!
タイムはそれなり??でも、プッシュハードを楽しんでいました。

前日は二人で1日中、SPECIALIZEDブースでニューバイクやシューズの説明に追われていました。
走りのためのバイクとアクセサリーの開発、技術が多くの皆さんにどんどん認められて
嬉しい限りです。速く走るために自らチョイスしてもらえるように。

ちなみ、チャンピオンクラストップテンには、3人がSワークスBGシューズを履いていました。
トップ20になるとそのシェアはさらに高くなっています。

さあ、次に向けてまた頑張っていきましょう!