2011年6月23日木曜日

サイクリング解剖学

以前紹介しました、こちらのサイクリングにおける各シチュエーションでの筋肉関与と部位、
鍛え方を総合的に解説していたこの本が、



日本語訳として出版されました!




サイクリング解剖学 として、本日発売です。

自分のトレーニング本の出版元と同じベースボール・マガジン社からの発売ですので、各書店で入手可能だと思います。

日頃のサイクリングで必要とされる筋肉、たとえば、スタンディングダッシュ時に状態が不安定、かつ、肩周りが疲弊するといった場合に、その運動様式にどの部位がどのように関与していて、それをどうやって鍛えるのか、といった内容が事細かに全身に渡って詳細に記述してあります。
そして、全身が協調的、統合的に、作用する、というように、部分的な筋肉だけの話にとどまらないのがとても重要なポイントでもあります。

ちなみに自分の製作中のトレーニング本では、筋肉だけではなく、そのためのエネルギー供給、心理的なメンタル&ブレイン、技術的なスキル&センス、体力としてのフィジカルフィットネスなどなど、それらをどのように発揮するのか、というようなさらに大きな括りで根源的な要素を解説していきます。

〇〇筋で△△といったキャッチーなことは決して起こっていなく、関節を動かすのはその関与する筋肉群だし、連携と協調で働きます。速い人のフォームを真似をして形に理由を求め、無理に外観形状というアウトラインを作るのではなく、中身の理解をすることで速い人は何が出来ているのか、を真似て欲しいと思います。

このサイクリング解剖学は、関与筋肉、関節、骨格と、身体的な解説がライディングシーンによって、どこがどのように関与するかが明らかなので、それに関わる痛みや過労がどんなときに起こるのかが分かりやすいです。ですから、全国のフィッテイング BG FIT に関わる皆さんも必携ですよ!

もちろんシリアスなトレーニングをしなくても、サイクリストでしったら知的興味、好奇心をもって手に取るのもいいですね。

ぜひ、参考にしてみてください。