2012年5月16日水曜日

実戦経験と向上


IRONMAN明けてのトレーニングをぼちぼち再開しています。

いかんせん、初のIRONMANであり、そのダメージも初体験、気分的には意外と普通だな、すぐにでもトレーニングを本格再開できそうだ、なんて思っていました。

しかし、周りの諸先輩方々のアドバイスは、疲労はそんなに生やさしいものではなく、1ヶ月は慎重にということで、1週間は完全休養、2週間目は軽く動き出して、3週間目でカラダの様子を確認して、4週間目に本格再起動出来れば、いいだろうとのことでした。

確かに、興奮という気持ちの昂ぶりが静まると共に、日に日にそこにある疲労を自覚するようになってきています。
たとえば睡眠が浅かったり(時差ボケもありますが)、食欲が1週間少なめと思ったら、その後、食べても食べても空腹感があるなど、中枢性の疲労があり、普段通りではないですね。。。

自律神経系がいま必死になって、自分のカラダの状態に戻そうとしているのですから、ここに負荷を与えるのは逆効果なので、今週ものんびりやります。
原稿書き、イベント、打ち合わせ、など詰まっていますので、まあ、仕事とバランスしてちょうどいいですね。

来週からは、次戦、セントレアに向けて、スピードアップのトレーニングのための、準備を徐々に取り組み始めていこうと思います。

持久力はもう、十分ですから、あとはスピード、特にスイムの大幅向上と、ランのブラッシュアップも望むところです。

ランは、カラダのダメージが伴うので、慎重に再開していきますが、まずは、ジョグから動いてカラダの確認からですね、今しばらくは。

スイムは、昨日から朝スイムを再開しています。

嵐のスイムという命がけの実戦を経験したからか、プールのスイムはまるで固定ローラー台でペダリングをしているかのように気持ちに余裕を感じます。
安定感があり、フォーム、ストロークなどコントロールに遥かに気を配ることが出来るようになっています。同時に幾つかの修正も出来るようにもなってきました。

まさに、ギリギリの中で自分応力を総動員したことで、急速に自己開発が進んだようです。

千尋の谷に突き落とす、

死中に活、

虎穴に入らずんば虎児を得ず、

そんな言葉がピッタリなくらいです。


まだカラダに負担は掛けたくないので、きつく感じないように流していますが、そのペースは、レース前に全力で泳いだ時と同じくらいのタイムを示しています。


気持ちも動きも余裕がアリアリで、これには大きな手応えを感じました!

来週からは一つ速いコースにステップアップして、オーバースピードトレーニング、や追い込みとして、スピードをドンドン上げていきたいです。
きっと速い流れの中でも、今の余裕があれば、ぎりぎり動きをコントロールできるはずです。

自分のできることだけしていたら、そこには向上はないです、
趣味とはいえ、レースというシリアスな環境で、そこで精一杯やってこそ、自己の精錬がなされます。

チャレンジにこそ、成長があるのです。