MTB全日本選手権大会XCOに今年も出場してきました。
昨年はエリートクラスに出たものの、今年はマスターズクラスにて。
国内登録レースシリーズの変更を受けて、年齢別カテゴリーでの参加としました。
昨年はエリートクラスに出たものの、今年はマスターズクラスにて。
国内登録レースシリーズの変更を受けて、年齢別カテゴリーでの参加としました。
レース結果は優勝でした。
しかし、プロ引退して6年、今は結果が大事なのではなく、レースを走る楽しさとか、理由とかのほうが重要だったりします。
ではなぜMTBレースを走るのか。
引退後も、ローカルなMTBレースや王滝120kmなどは走ってきましたが、昨年来登録しての競技レースに、年間数戦とはいえ走っているのは、レースそのものの楽しさを味わうためです。
昨年は、スペシャライズドの誇るXCレースバイクの最高峰、S-WORKS EPICをレースで思いっきり走らせて、その走りを愉しむためでした。
やはりレース機材は、レースの現場でおもいっきり使ってなんぼってことがあります。
特にMTBでは、車のサーキット走行と似たアプローチが必要で、路面など環境への負荷、安全面からも、限界性能までおもいっきり走らせられるのは、レースをおいて他にはありません。
「無理なく、真剣に、余裕を持って」
これらは続けていくのに、必要な要素です。
逆にい言えば、以前、限界ギリギリまで自分自身も、生活も、削りこんでエリートレースに参加して、そこから遠ざかってしまった方々も多いことでしょう。
リターンライダーという、若い頃オートバイに乗り、仕事や結婚などで乗らなくなっていたが、40〜50代になり再び乗り始めた人のことを指します。
MTBを、レースを若かりし頃、情熱を燃やして取り組んでいて、その後、モチベーションの枯渇、諸事情により遠ざかってしまったマウンテンバイカーに、また今、乗ってもらいたい、その楽しさ再発見の一助になればいいなというのが、今自分が取り組んでいる理由のもう一つの理由です。
とはいえ、やるからには出来る限り愉しむために、真剣に!
機材も、アップも現役当時のように真剣に準備します。
MTBレース特有のスタートダッシュから全開となる種目では、体の各機能、体の動き、集中力とリラックスなど、全ての要素をウォーミングアップする必要があります。
短時間で体に負担を残さず、無駄なエネルギーなど損失を抑えつつ効果的に行えれば、レースパフォーマンスを高めることが出来ます。
高強度ではマストと言える呼吸のウォーミングアップは、ローラーで筋的、代謝的な負荷をかけずに、”パワーブリーズ”も使うことで、効果的にアップをしました。
レースのスタートダッシュ後からの、荒れた呼吸をイメージして、ゆっくり長くの呼吸から、強く速く短くの呼吸へと負荷値を変化させて、呼吸筋をレース準備させます。
全体30分で暑い中でも完了しまして、レースを上手く走れました。
真剣機材はこちら、2016 S-WORKS EPIC!!
レースでの実戦テストを兼ねて、ガンガン乗りました。
前日試走では、ウェットからのマッドコンディションでしたから、足回りはソフトで粘るセッティング。
その中でもフロントフォーク変更による全体剛性アップによるレスポンス向上の恩恵を感じられて、ハンドリングのスムーズさもキレに繋がり、かなり好印象でした。
ワールドカップモデルから乗り換えてもハンドリングがダルい感じはしないくて、ホイールベースの僅かな長さがこのコンディションでは安定感とプラスに働いています。
フロントフォーク、電動フロント変速回り、リアスイングアーム回りもクリアランス十分で、マッドでも問題なし。電動の配線はマッド対策を施してあります。
タイヤは標準装着のファストトラック前2.2後2.0サイズを、共に1.4気圧にて。
レース本番では、ゲレンデなどは乾いていましたので、路面抵抗が少なく、漕ぎが軽くなるように。反面、森のなかは、マッドで、コーナーと激坂はスリッピーなままである、ミックスコンディションとなりました。
そのためタイヤエアは、前日マッドのままの1.4気圧でグリップを確保、ブレインは1ノッチファームにしてダンシングなど漕ぎに対応、、リバウンドを僅かに速くしてギャップ通過スピードアップにも合わせるセッティングをしました。
そのためカタログスペックのままの仕様でのセッティングのみ詰めて、レース参戦となりました。
レースでの実戦テストを兼ねて、ガンガン乗りました。
前日試走では、ウェットからのマッドコンディションでしたから、足回りはソフトで粘るセッティング。
その中でもフロントフォーク変更による全体剛性アップによるレスポンス向上の恩恵を感じられて、ハンドリングのスムーズさもキレに繋がり、かなり好印象でした。
ワールドカップモデルから乗り換えてもハンドリングがダルい感じはしないくて、ホイールベースの僅かな長さがこのコンディションでは安定感とプラスに働いています。
フロントフォーク、電動フロント変速回り、リアスイングアーム回りもクリアランス十分で、マッドでも問題なし。電動の配線はマッド対策を施してあります。
タイヤは標準装着のファストトラック前2.2後2.0サイズを、共に1.4気圧にて。
レース本番では、ゲレンデなどは乾いていましたので、路面抵抗が少なく、漕ぎが軽くなるように。反面、森のなかは、マッドで、コーナーと激坂はスリッピーなままである、ミックスコンディションとなりました。
そのためタイヤエアは、前日マッドのままの1.4気圧でグリップを確保、ブレインは1ノッチファームにしてダンシングなど漕ぎに対応、、リバウンドを僅かに速くしてギャップ通過スピードアップにも合わせるセッティングをしました。
そのためカタログスペックのままの仕様でのセッティングのみ詰めて、レース参戦となりました。
レース展開は、前走者がスタートでペダルを踏み外してスタートミス。。。
自分も立ち上がりが遅れて、後方に飲み込まれましたが、人数的にはコース内でのキャパに余裕がありますから、前に出れないということもないので、焦らずにすすみます。
シングルトラック、上りで徐々にポジションアップしていきまして、ゲレンデ上部に登り切るまでに、トップにたちました。
XCOのレース強度、インターバルなど実戦向けトレーニングは全くしていないので、けっこうきつい感じがしますが、脚、姿勢などには余裕があります。ランニングの方がキツイですからね、物理的な負担は。
とはいえ、レースペースでのバイクコントロールの難しさは、MTBならではのものがあります。
最新レースバイクを活かすも殺すも、乗りて次第です。
荷重位置、ペダリング、トラクション、スピードの乗せ方などを、路面と合わせて、瞬時にコントロールしていきます。
この辺りは昔とった杵柄ってところでしょうか。
反面、縦の動き、ドロップオフなどは、乗れていないと極端に難しくなります。
1周目はマッドの激坂落ちで、前方で落車があったことから、無理なく押して降りました。その際に、路面の状況とラインを見定めて、残りの周回を乗車したままクリアできるようにしました。
2周めから単独トップになりまして、後続との差を誰も教えてくれない状況に。
多分大きな差が開いてきたのだな、と判断。
気持ちに余裕は持ちつつも、どう乗ったら速いかな、と集中は切らせません。
多分大きな差が開いてきたのだな、と判断。
気持ちに余裕は持ちつつも、どう乗ったら速いかな、と集中は切らせません。
今回のレースコースは、とても素晴らしく、自分のレースの走りをしていても、またエリートクラスを観戦していても、多くのセクションを見渡せたり、まったりとしている時間もないレイアウトになり、見られてて集中する、という効果もとてもありました。
なので、単独でも順位関わらず、真剣に走ります。
上手く、速く、まとまりよく走れるように集中しました。
上手く、速く、まとまりよく走れるように集中しました。
斜度変化や、スピードに乗せられるところは、積極的にダンシングをしていきます。
EPICのセッティングもバッチリで、トラクションが抜ける場面も少なく、安定してパワーをかけていけました。
EPICのセッティングもバッチリで、トラクションが抜ける場面も少なく、安定してパワーをかけていけました。
激落ちセクションも2周目からは危なげなくクリアしていきます。
こういったセクションでは攻め込まないのもマスターズクラスでは必要ですね。怪我したら、翌日からの仕事に響きますからね(苦笑
入りのスピードを抑えて、ラインをぴったりあわせます。
その後、ブレーキはリリースして加速しながらクリアしていくような、スローインファストアウト、を余裕をもって徹底しました。
その後、ブレーキはリリースして加速しながらクリアしていくような、スローインファストアウト、を余裕をもって徹底しました。
多くの選手がクラッシュしていたセクションを丁寧にクリアしていきます。
ローリスク、ややハイスピード的な走りがマスターズ。
「無理なく、真剣に、余裕を持って」ローリスク、ややハイスピード的な走りがマスターズ。
レースに取り組む姿勢と共に、レース中でもそれを重視することは変りません。
チームでのサポートもレースでは大切です。
マスターズだと余裕の対応を皆さん、されていたようです。
レース時間は1時間~1時間15分相当なので、補給もあまり多くとらずに走りきれるのも、体の負担少なくイイですね。
この日は直射日光など暑かったものの、掛水で冷却していれば、気持よく走れました。
サポートをありがとうございました!
マスターズだと余裕の対応を皆さん、されていたようです。
レース時間は1時間~1時間15分相当なので、補給もあまり多くとらずに走りきれるのも、体の負担少なくイイですね。
この日は直射日光など暑かったものの、掛水で冷却していれば、気持よく走れました。
サポートをありがとうございました!
最近はトライスロンでエアロを意識して、低い姿勢が標準的になっているので、MTBに乗り換えるとアップライトな姿勢に多少違和感を感じなくもないのですが、二輪のコントロール、ペダリングの基本は同じですから、まあ、MTBに乗ること少なくともなんとかなっているのかな~と。
急斜面の上りでは、姿勢の角度と、前後位置をコントロールして、平地との差、ズレを補正して、ペダルに荷重し、タイヤにパワーが伝わるようにしています。
コーナーはセクションに入るときには、体を起こして、ペダルに、前後タイヤにニュートラルな中立荷重を作ってから侵入します。
こういったコントロールを愉しめるのは、MTBの醍醐味です。
動くからめんどくさいのか、動くから愉しいのか。
動くからめんどくさいのか、動くから愉しいのか。
車のATか、MTか、にも通じるところですね。
平地では空気の流れを気にするのは、トライアスリート気質でしょうか(笑
風邪を感じて、コントロールに支障のない範囲で頭を下げて、腕を閉じて、前面投影面積を減らしています。
風邪を感じて、コントロールに支障のない範囲で頭を下げて、腕を閉じて、前面投影面積を減らしています。
エピックのハンドリングは素晴らしいです。
初めて乗ってすぐレースでも、あらゆるコーナーで扱いやすく、反応も良く、違和感なくいけました。
エピックWCのキレキレのハンドリングが好みなのですが、新型倒立フォークの効果でノーマルディメンションのエピックでも、WC並みのハンドリングが得られています。
多少、こういったリズムセクションでは、リアの長さを感じるものの、それは落ち着きと捉えればポジティブですし、むしろ今の自分には、この落ち着いた挙動の方があっているかもしれません。
ロックセクションでは、コンパクトであるに越したことはないので、ホイールベースの短いWCの方が走りやすいかもしれません。
とはいえ、自分の技量に合わせて選ぶのがオススメですね。
コーナーリングは、フロントが捻れないで素直で素早い動きをしてくれるのは安心感に繋がります。
倒立のWCにも早く乗ってみて、その差を感じてみたいものですね。
レースなのにこの笑顔!!
マスターズに自分のようにリター・ンバイカーが多く参加してくれたら、より盛り上がって楽しみ深くなっていくかな~と思っております。
参戦数、トレーニングともに、生活と仕事に無理なく臨めば全然OK!
とはいえ、適当にやるのではなく、出来る範囲で、一瞬一瞬は真剣に!
気持ちに余裕を持って、リスクを減らして走ること、がポイントですね。
とはいえ、適当にやるのではなく、出来る範囲で、一瞬一瞬は真剣に!
気持ちに余裕を持って、リスクを減らして走ること、がポイントですね。
できれば、懐の余裕を活かして、機材に投資して、安全マージンと、レース機材の愉しみを付与すると最高ですね~♬