2010年2月14日日曜日

BGサドルの真髄か

今日は、雪が上がって、晴れ間が出たタイミングで僅かながらもインプレライド。
ローミンSLをターマックにセットして実走を軽くしてみました。

乗り出してみると、カポッとはまる、と言う前評判に反して、意外や意外、ごくごく普通な座り心地でした。

が!

ペダリングを開始すると、おお!脚がすっと真っ直ぐにスイング出来る!!
腰が真っ直ぐに定まっていることを実感出来ます。

自分は左足大腿骨長が長い脚長差があるので(これは骨盤の歪みではなく、物理的な差です)、その対処を施していますが、やはり筋肉のつき方も微妙に違うわけで、微妙に各々の脚が僅かに捻れて動く感じが残っていましたが、ローミンで腰の中立的な置き方、センターマウントを実現できたことで、全く払拭されました!

この感動は、BGサドル創生期の2000年、初期型チタンレールモデルをレースに投入して、ペダリングパフォーマンスが劇的に向上した時の感覚を彷彿とさせます。

そして、いわゆるワンポジションサドルのように、奇をてらわずオールラウンドに座れるので、様々な状況に対応して重心位置を補正して乗る自分としては、嬉しい限りです。

全体的にカチッとしつつ、ホールド性の極めて高い感じは、昔ながらの正統派の乗り味といえるでしょう。



次に、バックシャンなルックスを。
このすらっと上がったテールが、トルクをかけた時の骨盤の後方へのズレを防いでくれそうです。
今日は、そこまでハードにペダリングしていないので、また今度。
でも、収まりはとても良い感じです。


フロントノーズです。
先端までBG設計のオリジンとも言える溝加工が施されていまして、深い前傾で全部荷重が強くなった時や、加速時など僅かに前に腰をスライドさせたとしても、圧迫を減らしつつ、やはり腰の安定を高めてくれています。




サイドから見ると、スラントノーズ、アップしたダックテールがよくわかります。
そして、薄くて固いベースとパッドは、確かに皮膚感覚としては固い印象を与えてきますが、乗り心地が意外や意外、良いんです。
どうしてかは、まだわかりませんが、接触面が立体的に大きくとられているうえ、無駄な逃げがないのでピチッとした安定した位置を保つことで、微小な擦れやズレ、上下動がないことで、好印象に繋がっているのかもしれません。



シャープなルックスは、好みです。カラーリングも、かなり好きです。

脚長差などで腰の中立性を強く求める人、適切な骨盤前傾を実現したい人、カチッとしたオーセンティックな乗り心地を好む人には、このローミンSLがベストチョイスになりえます。

トゥーペはそのベースのしなりをもいかしたフィット感は好印象ですので、ローミンよりも適用範囲の広いサドルといえます。

機能最高、ルックス最高、そして潜在的なEDリスクを減少させてくれるとなれば、今後、このサドルを愛用し続ける可能性が高いですね!