2010年5月20日木曜日

食わず嫌いでした

このサドルがそれです。

レーシングなフォルム、フィーリングのサドルに慣れていたため、柔らかいめのサドル、といってもこのアバターチームは腰があるので、柔らかいといわけでもないですが、は必要なし、と思っていましたが、今やこれがお気に入いりです。

用途として、本格的にレースで1分1秒を争うための要素としては、許される範囲での軽量化が大事になりますが、長時間乗っていることを優先するならば、安定性が求められる要素として優先されます。


(WEBから拝借)

腰の安定が何になるかと言うと、ペダリングパフォーマンスの安定、そして向上です。左右両脚を交互に、180°位相に位置して、力を発揮していますので、その中心点である腰が前後、左右、上下にぶれてしまっては、効率的な出力が望めません。

強力なエンジン単体が合っても、フレームにしっかりとマウントされていない車はエンジンパワーが後輪の路面蹴り出し、トラクション発揮までの間にブレ、振動というエネルギーに拡散されてしまいます。

加えて、そのブレは車体をふらつかせる要因にもなるのです、まるで、ペダリングの時の腰が安定していないかのように…

このように腰の安定部としてのサドルとしての意義を考慮すると、腰の安定=摩擦力の大きさ=サドルとの接地面の広さ、が重要になります。

硬いサドルは変形が少ないので、その形状同士、サドル座面とカラダ接地面があっていればそれが大きくなり良いのですが(いわゆるケツに合うと言うことです)、あわなければ、摩擦力が減り、不安定さを助長します。

変形量のあるサドル(柔らかいと感じるサドル)は、カラダ接地面にサドル座面が最大に合うように変形してくれるので、摩擦力が上がり、結果、腰の安定が高いのです。

と、長くなりましたが、アバターを使って思っていた以上にその効果が高いことを実感したんですよね~

(iPhone写真ボケボケでごめんなさい)