バイクのフィッティングにおいて、
”理想のフォーム”と言うものは見かけではありません。
その人のカラダに適正であり、目的に適合している、という状態が”理想のフォーム”です。
しかし、あえて言わせていただきます、
これは理想的なフォームであると!
昨日のSPECIALIZEDコンセプトストアでの、BGフィットのお客様の完成形です。
カラダは自然でリラックスされている状態で、かつ、
レースにおける出力とエアロのための上体の前掲角とが、
無理なく、両立されています。
不自然に、無理に力を入れて形、フォームを作ることはNGです。
その人の適切な運動姿勢は、その人の自然と力が出せ、動ける姿勢になります。
力を出す、動く、は四肢ですが、胴体がしっかりと適切な状態に保たれていないと、
関節、筋肉で繋がる四肢は適切に稼働しません。
中心が崩れれば末端も崩れる、と言うことです。
胴体、脊柱、胸郭、骨盤という体幹が中心で、
それに繋がる、四肢の付け根、肩関節と股関節、
その中間にある、肘関節、膝関節、
そして末端は、手関節、足関節、となります。
中心を決めめれば、末端はそこに繋がる場所にあればいいのです。
バイクにおいては、ペダリングの足首やハンドル位置と言う、”末端”に意識がいき、
それをどうしよう、こうしよう、と論じられますが、まずは、適切な胴体を、中心を確保することから
はじめなけれなばりません。
逆に末端を「こうあるべし」と無理に決めてしまうと中心に悪影響を与えてしまっている場合が
とても多く見受けられます。
ハンドルが上体の位置を決めるのではなく、上体がハンドル位置を決めます。
身体の痛み、疲れを引き起こさないためには、
1)自然な運動姿勢をとる、速い人のフォームを真似るために姿勢を無理につくらない。
2)カラダに合わせた適正なバイクフィッティング。
この2つがポイントになります。
理想のライディングのために理想のフォームを。
昨日のBGフィットは”会心の一撃”でした!
こちらもとても嬉しかったですよ~