2011年5月30日月曜日

ロックホッパー COMP SL 29

王滝のリザルトが出ました。区間タイムなどの詳細付きです。



第2~3区間の落ち込みが見られますが、パンクやサドル位置のズレなどがあったのもこの区間なので、内容と一致しています。

特筆すべきは、後半、第3~ゴールまでの区間です。登りではペースが落ち込んでいたのは、POLARデータで分かっていましたが、それでも区間7位でした。これは最後ゴールまでダウンヒルセクションでの挽回がかなり効いていると推測されます。

これんひ寄与しているのがバイクの性能とりわけ、”コントロール性”と”速度の伸び”の良さでしょう。

そのバイクは、こちらのロックホッパー COMP SL 29です。


写真の状態は王滝スペシャルになっています。
ブレーキ周り、駆動系、ポジションパーツといった変更です。

基本性能のなかで、特筆すべきは、そのコントロール性の高さです。バイクのジオメトリーをいろ色と見比べてみてもらうと判るとと思いますが、SPECIALIZEDの29erはフロントセンターとチェーンステイを可能なかぎり短縮して、ホイールベースが26並にコンパクトに設計されています。これにより、ビッグホイールがもたらす走破性と速度の乗り、そしてそれに起因するバイクの安定性を活かしながら、左右、上下にバイクをコントロールをとてもしやすく、乗りやすい29erに仕上がっています。

この設計の妙が普及帯であるロックホッパーでも生きていて、下り区間速度に寄与しています。実際に走っていると、気持ちの良い加速感と、高速でのコーナーリング、安定しつつ的確な旋回性を確かに感じました。

下りだけに、車重は感じませんでしたが、さすがに登りは、正直、S-Worksと比べると重いです、が、それは価格差に現れています。最高性能を求めるならば、S-Worksがベストですが、基本性の高さを得るのであれば、このロックホッパーは価格以上のものがフレーム&フォークというメイン部分に奢られています。

アルミフレームの素材はM4という、自分が全日本チャンピオンを初めて獲った2000年のS-Worksに採用されていた素材であり、今乗ってもその良さを感じます。重さはカーボン全盛の今やメリットは感じづらいのですが、路面からの衝撃吸収や、路面の追従、グリップの粘りが硬いというイメージのアルミフレームでも、設計と加工技術の向上もあり、久しぶりに長時間ラフロードで乗っても、かなり好印象でした。

こう行ったメイン部分にコストが掛けられている分、今回のように、自分のライディング、そのスピード域などに合わせた、ブレーキ&駆動系をカスタムしてあげれば、そのコントロール性はよりい生きてきますし、ホイールをアップグレードしてあげたら、その走りは急進的に向上することでしょう。

ロードバイクに乗り慣れて、MTBとしてははじめての一台として、乗りこなしに合わせて発展できる29er としてとてもおすすめできるバイクですよ!

自分もカスタムベースに欲しいくらいです。



その素性の良さは、全米シングルスピード選手権にて、このロックホッパーSL29のカスタムバイクが優勝を飾ったことでも分かります。

気持ちの良いトレイル走行シーンと合わせてこの動画をぜひご覧ください。

乗りたい!気分が高まるバイクです。