2013年12月16日月曜日

楽に出せる速度が上がれば、頑張って出せる速度が上がります!

週末は九州は福岡県へ!
全国行脚は年末年始を挟んでこれでようやく一服です~



さて、土曜日は久留米市のサイクランドシライシさん主催のライディング講座での講師です。
トレーニング編とペダリング編での4時間、盛りだくさんの内容で行いました。

ホワイトボードに、拙い図解も用いて、見えないものを見えるようにして説明しました。

力の方向のイメージを掴むことが、身体の動きのコントロールにとても重要なので、→で示して理解を深めました。

その上で、ペダリングの解説、そのための機能的なフォームとは、をバイク上でも解説。
それを実現するための身体の動きの身につけ方、感じ方を、実際に身体を動かしてもらい、体感してもらいました。





翌日は、福岡県ジンジンフクオカイワイさんが主催されているトライアスロンクラブでの講座でした。

座学でポイントを理解してもらい、その後に実走行、バイクで実践と、そても効果的な進行で行えました。

両日通して、というよりも、いつでも言っていることは、
「楽に出せる速度が上がれば、頑張って出せる速度が上がります!」


頑張らない=楽だけど遅い、頑張る=苦しくて速さを維持できない

ではなく、

体力負担が少ない=楽にスイスイ、体力負担を増す=その分だけスピードアップ!
トライアスロンにおいては、バイクフィニシュしても、まだラン、フルマラソンが待っていますから、体力負担をできるだけ抑えつつ、できるだけ高い速度を手に入れたいのですから、この考え方が重要です。
ランで必要な体力は残して、負担と速度のバランスを取りますが、そもそも楽に出せる速度が高まらなければ、体力負担を払っても苦しく大変なだけで、あまり速度が上がらないことが往々にしてありますが、それは無駄な力をかける、フォーム、ペダリングという動きの良し悪しで効率が下がってしまうからです。

黒板にもありますが、
STEP0 姿 フォームをしっかり
STEP1 抜 無駄な力を抜く
STEP2 増 ペダルに掛かる力を増やす
STEP3 使 筋力負担を使う
という段階に応じて、速度と負担のバランスを取っていきます。

ちなみに自分の場合だと、STEP1だけで30km/h、STEP2で35km/h、STEP3で40km/h出るイメージです。

STEP1、楽々段階で20km/hしかでなければ、STEP3で筋力負担を増しても、30km/h少々となってしまいます。それは、自分ならば楽々出せる速度です。
体力だけの問題ではなく、動きの効率性も重要であり、走力に支配的に働いています。

実践を終えた方の中には、「5km速度が上がった!」という方も居ましたし、末端の負担が減ったという方がものすごく多かったです。



自分は解説、実践にS-Works VENGEのトライスロン仕様で走りました。

軽快は走りはそのままに、エアロ効果を得て、さらに楽に速く走れます。


バーは、スペシャライズドがリリースした、クリップオン式のエアロバーパッドです。
簡単に脱着できることと、調整幅の広さが特徴で、とくにパッドの位置が高さ、幅、前後位置が、最高レベルに調整可能なので、ロードでのバーポジション、とくにパッドの位置が、しっくりこない方には、特にオススメします。

カーボンバーかアルミバーを、そしてベンドも選べますので、隠れた人気アイテムになりそうです。



サドル位置は、このように超前乗り仕様に。
リバーシブルのピラーを前向きにして、サドルも一番前にセット、これでかなり姿勢の保持が楽に、そしてペダルに掛かる力を増やすことが出来て、楽に速くが可能になります。

楽に速くには、動きのスキル向上が大切、そしてバイクの合わせも大切です。

冬の間に、それぞれじっくり時間をかけて煮詰めていきましょうね~