2014年7月3日木曜日

ボディジオメトリーフィットwithRETUL、日本でも正式スタート!

7月から正式に開始となった、スペシャライズドのボディジオメトリーフィットwithRETUL、
その研修に参加してきました!


この MUVE ムーブという、ポジションが自由自在のフィッティングマシンを用いて、簡単にあらゆる調整が出来るのが先ずはポイントですね。

ハンドル、サドルはもとよりクランク長も変更できますので、あらゆる可能性を再現、試していくことも可能になります。

同じポジションでクランク長の違い、クランク長の違いによる、サドル位置の違いなど、実車ではなかなか出来ないことがこれならば、心ゆくまでトライすることが可能です。


バイク、とくにハンドル周りの機材の制約にとらわれずに、様々なポジションを瞬時に試せますので、理想的なフィットを探っていくことが容易になるとともに、将来的にトレーニングを積んで体の変化、向上があれば、こう変化するのではないか、という提案も同時に可能になります。


もちろん、ご自身のバイク、実車でのフィッティングも従来通りに可能です。

ロードバイク、ハンドル周りのセッティング幅がきちんとあるTTバイクだと問題ないのですが、一部、一体型、専用型などでほとんど位置調整が出来ないモデルの場合は、ムーブで体にとって合ったフィットと、バイクに合わせざるをえないフィットの違いも体感できます。


この体の各所に貼り付けるセンサーによる動的解析が、RETULのメリットでもあります。


動きの可視化により、ライダーもフィットテクニシャンも、動きの問題点から始まり、フィッティングの仕上がりまでを視覚的に確認できます。


 測定器は測定した部分を客観的に表し、全てを指し示すものではありませんが、一部を明確に示してくれることで、自分自身による全体像の把握に一役買ってくれます。

ボディジオメトリーフィット自体は、RETULがなくてももちろん従来通り可能ですし、フィッティングの仕上がりが変わるということも少ないと思います。

機械の指示通りに合わせればOK!というわけではなく、動きから洞察したり、感想から微調整を繰り返したりと、フィッティング自体はやはり人が人にバイクを合わせるという根底的に大事な部分は変りません。

しかし、これがあると、乗り手に動的な変化をもたらす気付き、そしてその変化の確認が可能になりますから、フィッティング終了後にも、トレーニングやスキル面での改善の提案も合わせて、よりわかりやすく行うことも可能になります。


自分も普段着ですが、ワシワシと漕いでみました(笑
ここから徐々にハンドル、ステム角度を下げて、トライスアスロンポジションから、短い距離のタイムトライアル的なポジションまで変化させたりと、いったこともあっというまに実現できます。

ワット、パワーを測ることで、その競技のニーズにあった仕上がり確認も出来ます。

といったことで、今後のかなりの可能性を見いだせるボディジオメトリーフィットwithRETULなので、自分自身もサービスを提供すべく、鋭意準備を開始していきます!!!

正式発表まで、今しばらくかかりますが、どうぞお楽しみに~~