先週のスペシャライズドコンセプトストアでのBG FITのお客様の変化がとても大きかったので、ご本人の承諾を得て写真を掲載せてもらいました。
この小さな画像でもどちらがビフォー、アフターのよいフォームか一目瞭然でしょう!
もちろん左側です(ちなみにコンセプトストアの2階の採光の変化で、12時前のビフォーは明るく、14時過ぎのアフターは室内で影が出てきてしまいます)。
フィッティングでの修正箇所としては、実際の数値としては見た目ほどは大きくはないのです。
まずは、膝の軌道の左右差とブレの対策として、足のアライメントやアーチサポートが強く効果的だったので、S-Wシューズ&BGフットベッドの+++というアーチサポートが一番高い組みわせです。
新車のISPのフレームで、このBG FITのために切り代はまだ残されていまして、サドル高を見極めしまして5mmカット、サドルの角度と前後位置はそのままで高さだけ5mm下げたのみ。
そしてハンドルは柔軟性を考慮して、エンデューロなどでも頑張りやすいよう低いポジションを志向しつつ、スペーサーで調整。ステムの長さはそのままに、10mm下げて、5mm戻してと合わせてみましたので、結局5mmハンドルが下がったことになります。
さらに、ハンドルの角度、ブラケットの角度などを合わせて、前足部アライメントの調整シムで整えて終了でした。
興味深いのは、サドルとハンドルは共に5mmずつ下げていますので、相対的な落差は変化していません。
にも関わらず、背中の自然な柔軟性にあったアール、力の入った肩もストンと自然な位置に、詰まった首元もすっと前も見やすくリラックスした良い位置に、肘の絞り込むような緊張と突っ張りがとれスッと緩まり、ハンドルに上体の重さをドンと載せてしまって起きていた手のひらの圧迫と手首の負担もなくなりました。
BBを中心にサドルを良い位置にして、ハンドル関係を構築していくことで、結果的に5mmの僅かな修正が、細かな修正が、大きくフォームを変化させ、身体にとってはストレスなくなり快適になり、力まずスムーズなペダリングが実現できることから速さをも得ることが出来ます。
また、別の方ですが、アフターフォローのフィットにみえた方も、楽に長距離が走れるようになったと効果を実感してくれていました。
今のバイクがいまいちしっくりこない方、身体のどこかに負担が集中してしまう方、競技志向の方だけでなく、多くの方にとって乗りやすいバイク、頑張りやすいフォームに導く、BG FITをご検討してみてください。
全国各地のスペシャライズドディーラーでBG FITを受けることが出来ます。
ちなみに、下記コンセプトストアのBG FITの説明もご覧いただけると参考になるはずです。
上達の近道となる、最適なフィットをシーズンオフの間に実現しておきましょう!