2013年2月25日月曜日

東京マラソンを振り返る

昨日の東京マラソンの疲れを引きずって、今日は体の各部位が
カチコチに固くなっていて、動きがとてもぎこちない。

筋肉痛は残るものも、それでも以前のように足底筋膜炎や腓腹筋に
痛みが出るようなことはなく、動きの修正と、練習による脚筋の強化は
少なからず成果があったと思います。

反面、肩甲骨まわり、背中、腰、腹筋、臀部、大腿四頭筋、
ハムストリング、ヒラメ筋、腓腹筋、さらに大胸筋、上腕二頭筋まで、
全身くまなく筋疲労しています。。。

さながらプロ時代、マウンテンバイクのレースごのような感じで、
背中と肩周りの負担が少し下肢に比重が移ってはいますが、
まさに全身酷使した感じです。



昨日のラップタイムも公式ページから確認できました。

スタートから時系列に、かつ主観的に振り返ってみましょう。

前日予想では、3時間2分くらいでしたが、少し突っ込み気味でサブスリーを狙いたいとスタート、
概ね2分で自分の並んだCブロックからスタート地点にたどり着きました。

Aブロックは陸連登録ランナー、Bブロックは2時間台ランナーという申し込みにもかかわらず、
スタート直後からあまりにも遅いランナーの壁、壁。。。


一昨年の大阪マラソンでも同じ事態に遭遇しましたが、どうしてスタートから歩くほどのペースのランナーが前に位置する必要があるのでしょうか、とても疑問です。


カメラに移りたい、目立ちたい、申し込みできたから、などあるのかもしれませんが、
それはなにも速いランナーの邪魔になる位置でやらなくてもいいのではないかと。
もちろん速い人=偉いではなく、参加者はある意味平等ではありますが、
一生懸命走りたい方とは住み分けをしてお互いに楽しく、気持ちよく
走れるように、配慮しあえればいいのではないかと思います。

仮装ランナーでも、激速なフラダンサー、メイド、アンパンマン、タイヤキ、くまもん、
などなど速い方は一向に構いませんが(苦笑

加速装置が途中で故障した009もいましたね。。。

さて、スタートから新宿を抜け靖国通りを防衛庁あたりまで来ると、
ひとしきりマイペースで走れるようになりました。

最初の5kmは下りだっということもありどちらかと言えばやや速いペースで
走っていた感じででしたが、抜きながらの加減速で、
おもったよりもペースが上がっていません。

皇居を抜ける次の5kmは、気持ちよく走れました。
風も追い風だったのかスイスイ脚が前に出て、ペースを抑えるように心がけました。

品川に向けての5kmも基本的に追い風のようでしたが、ビル風で一定には吹いていないことも
確認、概ね45分毎にパワージェルと今回投入のトップスピードを摂取しました。
手元のPOLARのラップは、3時間ゴールが目安だったので14キロ毎にとりました。
このとき1時間と18秒、スタートの出遅れも取り戻し、ほぼ狙いどりです。
まだまだ脚も気持ちも快調です。

品川折り返しの5kmは来た道を戻りますが、向かい風が効いているのかややペースが
落ち気味です。
一定ペースで合う人がおらず微妙にドラフティングしては追い越して、を繰り返していきます。
すると、芝公園あたりで「ブログいつも見てます」というアミノバリュータンクトップ着用の
小気味よいペースで走るランナーが話しかけてきてくれました。

サブスリーで走るにはいいペースとのアドバイスを頂き、よし、自信を持って今のペースを
保とうと思いつつ、この方がいいペースだったので、一緒に走ることになりました。

中間地点を過ぎると銀座の目抜き通りをランナーが占拠して、三越前、アップルストア前を
駆け抜けます!
東京マラソンの本当に素晴らしいことは、クルマで溢れかえる都内をランナーのために
開放すること。このような大掛かりで、損得で言えばお互いに利害が一致しないことも
あるのでしょうが、スポーツのためにとても多くの人が協力をしてくれるていることが、
目で見て実感しやすいところです。

道はクルマだけのものでもなくスポーツのために、将来バイクでも実現するといいなぁ、と
思いながら日本橋を駆け抜けていきます。

このころもまだまだ気持ちよく走れていましたが、ときおりカラダの動きを確認すると、
力みはじめていましたので、リラックスを心がけて、カラダの負担を溜めないように注意。

浅草に向けても向かい風で、なるべく集団になりたいところですが、どちらかと言えば、
抜いていく一方になりがちで、うまく集団はまとまらず追い抜いていく方にうまく着くような
走りになりがちです。

浅草手前の28kmでラップを取ると、1時間26秒、むむ、34秒と195m分をこれから
短縮しないとサブスリーは無理、ここから少しペースアップが必要になります。
ちと厳しいか、と思いつつ風が良い方向で味方してくれる期待ももって、進みます。

浅草雷門ではLUMINAで一緒に仕事をしているカメラマンを発見、ジャンプしたり
カメラ目線でポーズしたりと僅かなロスw
違う動きをしたことで、脚がビキッときましたが、事なきを得ました(汗

30kmを過ぎてここからだ!と思っても思ったよりも風が追わず、ペースの低下を
防ぐのが精一杯の展開で銀座を通過、築地に向かいます。
ここからの区間は知人のトライアスリートなど多くの方に応援を背に受けてペースアップ!
佃大橋の上りは思ったほどキツくなかったのですが、その下り、その後のアップダウンが
足が出ずペースが上がりませんでした。

左臀部が踏ん張れずに腰が落ち込み始めてしまい、ヒザもカクカクしがちです。
なんとか力の入れどころを試行錯誤して、フォームを保っていきます。

ここで力任せに、追い込みに任せてしまうと、フォームが崩れて苦しい割にスピードが
落ち込む状態に陥らないように、その一歩手前でなんとか踏みとどまり、ピッチを保ちます。

豊洲では追い風に救われましたが、そのご有明からゴールまで海風の向かい風、
疲れたところにこれはキツイ、泣きっ面に蜂状態ながらも、
最後までしっかりと集中して走り続けます。

ゴールの東京ビッグサイトが確認できたらラストスパート、前走者を出来る限り抜いていこうと
追い込んでいき、遠くに見えたメイストームのウエアの方も捉えてフィニッシュ!

結果はネットタイムで3時間4分9秒でした。



POLARのデータで見ると視覚的に上記流れが分かりやすいです。
心拍数の途中の乱高下はバグ、浅草辺での謎の怪電波でしょうか(苦笑

14kmのラップでちょっと距離多めに計測されていることがわかったので、(追い越しで
 直線的ではなく余計に走ったり、ランの足運びが以前と変わったことによる誤差だと推測)、
心拍数を目安にして、体の動きでペースを確認して走りきりました。


前半は160bpmを超えないように抑えていましたが、体の動きも素早くペースが
高く走れています。

中盤は160bpmを保っていても、中間を過ぎた頃からペースがじわりと低下傾向です。

後半は、応援で盛り上がった築地以降、ゴールまで上げていこうと気持ちはペースアップ、
しかしアップダウンと風の影響もあり心拍数は上昇してもペースは下がっています。

代謝と心肺持久系は十分にゴールまでエネルギーを供給できていて、それは心拍数が
一定的に保たれ、さらに上昇させる余地があったことを示しています。

しかしペースダウンは動きの主体、ランニングの運動器である脚、その筋肉群がまだ
十分に出来ていないことは明白 です。

とくに昨日もキツく感じた、左臀部、両方のハム下部のヒザ付近は、腰の落ち込みに
大きく影響していますので、ペース低下の要因でしょう。

また、動きも最近良くなってきた実感はありますが、まだ速いペースでは左右差、ムラが多く
あるようです。


年初から昨日まで履いてきたシューズのソールを見ると、
左はカカト外側がかなり摩耗していて、右はつま先中から外にかけて
著しく摩耗しています。

これから何かが分かる知識は残念ながら持ちあわせてはいませんが、
左右差があることははっきりと見て取れます。

左はカカトが擦るように接地していて、右は中指から小指にかけて蹴り出しているかも、
まるで左足をかばってびっこを引いているような。。。

自分にとって左臀部の補強は欠かせないでしょう。

その上で、トレーニングログを見るとレースペースでの走り込みが足りていなかったとも
判断出来ます。

12月に献血をして以来、ペースがあげられないことが1ヶ月少々続きました。
これにより、大きく速い動きの持続を突貫工事でやってきたので、やはりそれに必要な
筋持久力も必要なだけ高まっていなかったと言えます。


サブスリー出来なかったのは、努力はしたが足りない要素があったので必然と捉え、
来年突破するためのお楽しみにとっておこうと思います!

今回の反省点も活かして、宮古島、そしてIRONMANに向けてランも修正していきます~